2008年10月19日

まだ青いみかんとレモン

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今年も叔父貴の家の庭に植わっているみかんの木と我が家の庭に植わっているレモンの木に実がつきました。まだ青いですが、もうそろそろ色づいてくる頃と思います。みかんは毎年、木になっている実を見た通りすがりの人から譲ってほしいとお願いされる程鮮やかな橙色をした甘くて美味しい実がなりますので、今年も楽しみです。

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2008年10月18日

「ショコラの見た世界」

「ショコラの見た世界」
2006年製作 日本
監督:行定勲 脚本:伊藤ちひろ 撮影:中山光一
出演:竹内結子、大塚ちひろ、和田聰宏、藤本七海

ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の携帯電話端末SO903iの4本のテレビCM(ストーリーCM)を、視聴者からの反響が大きかったことから、追加撮影された映像を加えて50分の完全版として劇場公開された映画作品とのことです。

幻想的で綺麗な映像と主人公の"ショコラ(初子)"を演じている竹内結子さんの凄みさえ感じる美しさ、透明でストレートな演技、存在感や雰囲気が醸し出すファンタジックで素敵な世界観に惹かれてしまう気がします。50分という尺にコンパクトにまとめられていて、あれこれと説明がないのもすんなりとその世界観を受け止め、受け入れやすくしてくれているやに思います。

七つ違いの亡き姉、"ショコラ"が小学生の頃に熱を出して寝込んだときにだけ話してくれた旅先で遭遇したという不思議なおとぎ話を聞くのが大好きだった妹の"テンコ(典子)"を演じている大塚ちひろさんはほんわかした自然体の雰囲気が可愛く面白くて魅力があると思います。小学生時代の"テンコ"を演じている藤本七海さんは素直で真っ直ぐで、普通っぽくて可愛らしいですし、しっかりした演技を見せてくれているやに思います。七年のときを経て思いがけずテンコ"と再会を果たした"ショコラ"のかつての恋人、"ジダン(治男)"を演じている和田聰宏さんのどこかやや浮き上がっているやにも感じられる控え目ながら個性的で味と雰囲気のある演技、台詞回しや存在感は作品を日常的で親近感があるものにしてくれているやに思えますし、好きです。

そもそもドラマチックで見応えがある、妙や趣が感じられるといった感じでもない気がしますし、竹内さんありきとも思いますが、彼女の綺麗さ、魅力や作品の世界観に浸れたら、美しく、優しく、ほんのり心温まり、清々しい気持ちにさせてもらえる気がする(ほんのりしっとり)爽やかで素敵な作品と思います。

想いが気づかせて、見せて、感じさせて、体験させてくれるものなのやも知れません...。

竹内さんは2002年の第126回芥川賞受賞作に輝いた長嶋有さんの処女作品集『猛スピードで母は』所収で、前年の第125回芥川賞候補となった同名作品を根岸吉太郎監督が映画化したドラマ作品「サイドカーに犬」でも大らかで自由奔放でさっぱり男勝りで優しくて、そしてどこか陰があって謎めいてもいるヒロイン、"ヨーコ"を微妙に素敵に演じているやに思いますが、彼女のキャスティングについては、原作は未読ですので、映画を観た限りに於いてですが、面白味は感じつつも、無難というのが正直な印象です...."ドロップハンドルのロードレーサー.(タイプの自転車)"を颯爽と駆るイメージはあまりなかったりもしますし...。古田新太さん扮する"ヨーコ"の愛人、"近藤誠"の内気で真面目な小学4年生の娘、"薫"を演じている松本花奈さんも素直で真っ直ぐで、普通っぽくて可愛らしいですし、機微を感じるやのしっかりとした魅力的な演技を魅せてくれていると思います。竹内さんとの息の合った演技は素敵に感じます。現在の"薫"を演じているミムラさんは昭和の思い出を感じさせるかというと、どうなのか気になりますが、好きな女優さんですし、役のイメージに違っているということはないやに思います。ほんわかノスタルジックで、仄かな余韻を漂わせて感じられる作品やに思います。体験・経験で受けて心に刻まれたイメージ・インパクトの記憶...人との巡り逢い、触れ合いと別れの思い出のイメージ・インパクト...謎・不思議...。

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2008年10月13日

「ブロンディー/女銀行強盗/THE REAL McCOY」

「ブロンディー/女銀行強盗/THE REAL McCOY」
1993年製作 米国
監督:ラッセル・マルケイ 製作:マーティン・ブレグマン、ウィリー・ベアー、マイケル・S・ブレグマン 製作総指揮:オートウィン・フレイヤームス、ゲイリー・レヴィンソン 製作総指揮/脚本:ウィリアム・オズボーン、ウィリアム・デイヴィス 撮影:デニス・クロッサン 音楽:ブラッド・フィーデル
出演:キム・ベイシンガー、ヴェル・キルマー、テレンス・スタンプ、ゲイラード・サーテイン、ザック・イングリッシュ、レイノール・シェイン

キム・ベイシンガー主演ということで、公開時に劇場へ観に行きました。主人公の凄腕の女銀行強盗、"カレン・マッコイ"を演じているキム・ベイシンガーのクールで妖艶な美しさ、カッコよさとその中に垣間見せる可憐さ、か弱さや優しく温かな愛情溢れる母性なぞの魅力は堪能することができますし、やや薄く大味な感じはしますが、締まるところは締まっっていて、スタイリッシュさを感じさせる描写や見所もある最後まで飽きずに楽しめるまずまずの仕上りの作品やに思います。深み、雰囲気や空気感に乏しい気がしますし、もう一つ緊迫感、緊張感、スリリングさやアクションに物足りないところがあるやにも見受けられますが、冒頭とクライマックスの銀行強盗のシーンは結構見応えが感じられて好きです。演出展開に溜というものが余り感じられないせいか、痛快さが削がれてしまっているような気がして、チョッと勿体なく思います。

6年前に"カレン"を裏切り、銀行強盗を失敗させて刑務所に服役の憂き目に遭わせた上、今度は仮出所した彼女に別れて再婚した元夫の元に引き取られたザック・イングリッシュ演じる愛息子の"パトリック"を誘拐してまで銀行強盗の仲間に引き入れるかつてのボスにしてアトランタの大物ギャング、"ジャック・シュミット"に扮するテレン・スタンプの勿体振ったというか、思わせ振りで掴みどころがなさそうでもある微妙な演技が気になったります。その華麗なる金庫破りの経歴に憧れて、仮出所した"カレン"を助け、"ジャック"に再び銀行強盗に手を染めることを強いられた彼女に仲間に引き入れられるチンピラのJ・T・ベイカーを演じているヴァル・キルマーは好感の持てる素直な演技を見せてくれているやに感じます。私としては米国の推理小説作家、レスリー・チャータリスが生み出した怪盗ヒーロー、"聖者サイモン・テンプラー"を主人公に、フィリップ・ノイス監督が描いたアクション・サスペンス映画作品「セイント」で演じている"聖者サイモン・テンプラー"役なぞよりも本作で演じている"J・T"役やマイケル・マン監督/製作/脚本、アル・パチーノとロバート・デ・ニーロ共演の犯罪アクションドラマ映画作品「ヒート」で演じている"クリス"役などのような演技の方が好きだったりします。

邦題の「ブロンディー/女銀行強盗」も何だか気恥ずかしい気がしますが、原題の「THE REAL McCOY」はその響きが何だか耳に付くようで好きになれなかったりします。

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2008年10月12日

「魍魎の匣」

「魍魎の匣」
2007年製作 日本
監督/脚本:原田眞人 企画:遠谷信幸 原作:京極夏彦『魍魎の匣』(講談社刊)
撮影:柳島克己 美術:池谷仙克 衣装:宮本まさ江 編集:須永弘志 音楽村松崇継 VFXスーパーバイザー:古賀信明 ヘアメイク:小沼みどり 証明:高屋斉 装飾:大坂和美 録音:矢野正人 助監督:谷口正行
出演:堤真一、阿部寛、椎名桔平、宮迫博之、田中麗奈、黒木瞳、マギー、堀部圭亮、荒川良々、笹野高史、大森博史、大沢樹生、右近健一、寺島咲、谷村美月、清水美砂、篠原涼子、宮藤官九郎、柄本明

本作は、以前の投稿記事で取り上げています京極夏彦さんの同名小説を実相寺昭雄さんが監督を務めて、堤真一さん主演で映画化した伝奇ミステリー映画作品「姑獲鳥の夏」の主人公、"憑物落とし"の京極堂こと中禅寺秋彦が機会な難事件に挑む"京極堂シリーズ"の映画化第二弾ということと、特に原作について◯◯君に幾度か解説をしてもらっていたので、観たいとは思っていたのですが、前作で堤さん扮する"京極堂"の友人で小説家の"関口巽"を演じている永瀬正敏さんが本作では腎尿路結石のため残念ながら降板を余儀なくされて、出演されていないということで見送っていたのですが、先日近所のレンタルビデオ店でDVDを借りて観たところ、思いの外とても面白かったです。最近観た映画作品の中で、"面白さ"では一番やも知れません。1週間レンタルをして、4回観てしまいました。

永瀬さんに代わり本作で"関口"を演じている椎名桔平さんは本作の世界観・作風にピッタリというか、本作の世界観を構築形成する大きな要素になっているような気がします。前作で良いクッションの役割を果たしている存在に映った"京極堂"の妹で”稀譚月報”の記者"中禅寺敦子"役の田中麗奈さんは本作では前面に出ていて、炸裂とまではいきませんが、その存在感と魅力がよりストレートに感じられます。チョッピリ大人びた印象ですが、可愛らしいです。"楠本頼子"役の谷村美月さんは瑞々しい、体当たりの熱演を見せてくれていますし(谷村さんは力強い目と鼻孔の開きに意思の強さを感じさせる凛々しい顔立ちの魅力ある女優さんと思います...)、赤井書房の編集者、"鳥口守彦"を演じているマギーさんや宮迫博之さん扮する刑事、"木場修太郎"の部下、"青木文蔵"を演じている堀部圭亮さんは控え目ながら存在感ある演技を披露してくれていると思います。ヒロインの伝説の女優、"柚木陽子/美波絹子"を演じている黒木瞳さんは役に、もしくは役が黒木さんに合っているようで、合っていないような微妙な感じがしてしまったりします。"美馬坂幸四郎"役の柄本明さんは存在感や演技は申し分ないやに思いますが、何となくインパクトに弱い気がしてしまったりします。新進気鋭の幻想文学作家、"久保竣公"を演じている宮藤官九郎は雰囲気を感じるというか、何だか変な感じがして、面白いと思います。堤さんも"京極堂"と"関口"の旧制高等学校の後輩にして"木場"の幼なじみである薔薇十字探偵社の私立探偵で他人の記憶が見える特殊能力の持ち主の"榎木津礼二郎"を演じている阿部寛さんも役を魅力的に演じて魅せてくれていると思います。宮迫さんは本作では役の立ち位置が唐突、中途半端で、演技が過剰に映ってしまったりもして、チョッと役不足な気がします。

本作についても原作小説を読んでいないので映画化にあたりどういった脚色がなされているのかわかりませんが、演出や映像演出・描写表現にはそそられるという程には作り手(監督)特異テイスト、面白味、趣、洒落、妙や遊び心なぞは感じられませんし、前作の魅力として漂って感じられたミステリアスな幻想感や古風で怪しげな和のロマネスクな雰囲気、空気感、目新しい切り口をしたオリジナリティーに富んだ世界観なぞには薄い気もします。"怪奇"現象に対する学術的且つ陰陽道的アプローチや"京極堂"の学術的・科学的論法の口上もインパクが薄らいで感じられる気がします。私が苦手気味な淫靡、倒錯的、エログロ、オドロオドロしくて、怪・妖しく猟奇的な描写もかなりありますが、不思議と目を背けたくなってしまう程の生々しい不快さまでは感じることなく、然程癖なくすっきりまとまっていて、133分という長目の尺も、終盤クライマックスは何となく盛上りに欠けて、余韻に薄い気がしますが、最後まで適度にワクワクさせられて飽きずに観れる作品やに感じます。時間軸を交錯・錯綜させたストーリー展開、登場人物たちの絡ませ方と彼らが関わる各々の事件の交差・繋がりの描き方はうまくバランスしていて、面白いと思いますし(別アングルからのショットなぞも印象的で効果的やに感じます)、村松崇継さんの手になるメインテーマはとても印象的で素敵に感じます。
認識・理解出来てないだけなのやも知れませんが...色々なエッセンスがほどよいバランスで盛り込まれているような気もします...。

是非原作小説を読んでみたいと思います。

前作の「姑獲鳥の夏」という題名をはじめて目にしたときは"のなつ"しか読めませんでしたが、本作の題名「魍魎の匣」をはじめて目にしたときは"の"しか読めませんでした...(汗笑)。

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2008年10月09日

「28週後.../28 WEEKS LATER」

「28週後.../28 WEEKS LATER」
2007年製作 英国/スペイン
監督/脚本:フアン・カルロス・フレスナディージョ 製作:アンドリュー・マクドナルド、アロン・ライヒ 製作/脚本:エンリケ・ロペス・ラビニュ 製作総指揮:ダニー・ボイル、アレックス・ガーランド 脚本:ローワン・ジョフィ 撮影:エンリケ・シャディアック プロダクションデザイン:マーク・ティルデスリー 衣装デザイン:ジョーン・ペトリ 編集:クリス・ギル音楽:ジョン・マーフィ
出演:ロバート・カーライル、ローズ・バーン、ジェレミー・レナー、ハロルド・ペリノー、キャサリン・マコーマック、マッキントッシュ・マグルトン、イモージェン・プーツ、イドリス・エルバ

以前の投稿記事で取り上げていますダニー・ボイル監督、キリアン・マーフィ主演のSFホラードラマ映画作品「28日後...」の続編SFホラーアクション映画作品です。

極限の状況下での人の本質を描こうとするという意味では一歩踏み込んでいるというか、ある種新鮮に感じられなくもないですが、唐突さ、矛盾や不条理は魅力と思いつつも、所々、それも要所で箍が外れてしまっているというか、説得や納得に欠如して感じられるところがあって、どうしても設定やプロット展開がご都合主義に思えてしまい、作品全体としても節操...取り留めがないというか、中途半端なというかの印象を抱いてしまって、何なんだかどうなんだか良くわからなくなってしまう気もします。その上、雰囲気、空気感や趣にやや薄く、映像や心理描写にも妙はさして感じられない気がしてしまいます。それでも冒頭の緊迫したスリリングな展開から一段落、人心地ついてからいよいよ本題に導入するまでは見応えが感じられますし、展開のテンポや音楽が悪くないこともあってか、最後まで飽きずには観れます。冒頭のエピソードはうまい具合に活かされているのやら...。序盤で主人公なのかの"ドン"を演じているロバート・カーライルがその走りと微妙な演技を見せてくれているのをはじめ、出演者の皆さんは、作品に効いているかはさておき、概ね見応え見所のある演技を見せてくれていいるやには感じます。感染すると凶暴性を引き起し非感染者に襲いかかる恐るべき新種のウイルス、"RAGE(レイジ)"が猛威を振るったロンドンを再建すべく派遣されたNATO軍を主導する米軍の特殊部隊の狙撃手、"ドイル"軍曹役のジェレミー・レナーは予告編ではもっと魅力的やに映ったのですが..。

マッキントッシュ・マグルトン扮する"ドン"の息子、"アンディ"に注目していると、その役柄からか、どうも緊迫感が削がれるような気がしたりしてしまいます。
走り過ぎなのやも知れません...。

哀しみ、切なさややるせなさなのかは感じられる気がします...。

そもそも...というのもありますが、前作と比較をする気にはなれない...と思いつつも無意識に...。

続編のお楽しみということなのやも知れませんが...。

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2008年10月08日

「シャーロック・ホームズ ボヘミアの醜聞<TVM>/THE ROYAL SCANDAL/SCANDAL IN BOHEMIA」

「シャーロック・ホームズ ボヘミアの醜聞<TVM>/THE ROYAL SCANDAL/SCANDAL IN BOHEMIA」
2001年製作 米国/カナダ
監督:ロドニー・ギボンズ 製作:アイリーン・リジンスキー 製作総指揮:スティーヴン・ヒューイット、マイケル・プラパス 原作:アーサー・コナン・ドイル 脚本:ジョー・ワイゼンフェルド
出演:マット・フルーワー、ケネス・ウェルシュ、リリアナ・コモロウスカ、ダニエル・ホロクー、R・H・トムソン、ショーン・ギャラガー

サー・アーサー・コナン・ドイルが生み出した世紀の名探偵シャーロック・ホームズをマット・フルーワーが演じているTV映画作品『シャーロック・ホームズ』シリーズでは最も面白くて、見応えがあると感じます。

本作の監督を務めているロドニー・ギボンズはデヴィッド・クローネンバーグ監督、脚本による衝撃のSFホラー映画作品「スキャナーズ」{その恐るべき力で世界を支配しようとする裏のスキャナー(超能力者)、"ダリル・レヴォック"を演じているマイケル・アイアンサイドがとても印象に残っている作品です}やフィリップ・K・ディックの短編小説『変種第二号(人間狩り)』を前述の後編シリーズSF映画作品「スキャナーズ2」と「スキャナーズ3」の監督を務めているクリスチャン・ディゲイが監督を、ダン・オバノンが脚本を務め、ピーター・ウェラー主演で映画化したSFホラー映画作品「スクリーマーズ」なぞの撮影監督を手掛けています。前述のマット・フルーワー版のTV映画作品『シャーロック・ホームズ』シリーズの監督や脚本も手掛けています。

マット・フルーワー扮する名探偵"シャーロック・ホームズ"が"あの女'(ひと)
"と呼ぶ生涯ただ一人の忘れかたき女性であるリリアナ・コモロウスカ扮する"アイリーン・アドラー"との出会いを回想するシーンでのスローモーション描写なぞ鼻に突く感じがしたり、どうなのかしらと思ったりするところもありますし、原作が馴染み深い、印象深いだけに、どうかとも思いましたが、そつのない演出で上手く無難にまとめられていて、最後まで飽きずに観れました。88分という短めの尺にまとめられているのも観やすいと思います。

女性嫌いとしても知られている"シャーロック・ホームズ"をしてロマンスの要素を持ち込んだ本作の"ホームズ"をとぼけたひょうひょうとした感じが魅力でもあるマット・フルーワーが如何に演じているのか、心配だったりもしましたが、シニカルなユーモアも含めて適度の抑え気味で、意外に似合って演じているやに感じられます。

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2008年10月06日

「不死身の男<TVM>/THE MAN WHO WOULDN'T DIE」

「不死身の男<TVM>/THE MAN WHO WOULDN'T DIE」
1993年製作 米国
監督:ビル・コンドン 製作:アレックス・ビートン 脚本:デヴィッド・アマン撮影:スティーヴン・M・カーツ 音楽:デヴィッド・シャイア
出演:ロジャー・ムーア、マルコム・マクダウェル、ナンシー・アレン、ミナ・E・ミナ

「フランケンシュタイン」「フランケンシュタインの花嫁」「透明人間」などホラー映画の名作を発表し、引退後にハリウッドの自宅のプールで謎の死を遂げたジェームズ・ホエールの晩年に焦点を当てた伝記的小説『Father of Frankenstein』をクライブ・パーカーらが製作総指揮を務め、イアン・マッケラン主演で映画化した秀作ドラマ「ゴッド・アンド・モンスター」の監督と脚本を手掛けているビル・コンドンが監督を務めていて、3代目ジェームズ・ボンドのロジャー・ムーアが主演を務めているファンタジックなテイストが漂って感じられるTV犯罪サスペンスドラマ映画作品です。

着想、(二重三重の)設定や仕掛けは面白いものがあると思いますし、趣や妙こそさして感じられませんが、ある意味ミステリー小説の雰囲気や空気感が感じられて、92分と短めの尺ということもあってか、スリリングとまではいえないまでも、現実と小説の世界を交錯させたそつのない展開で、まずまずしっかり描かれているように見受けられて、観応えがあるというよりも、肩凝らず、飽きずに観れるといった感じの作品という気がします。

主演のロジャー・ムーアは風格と軽妙でウィットに富んだ持ち味ある演技でかつては英国の新聞社の報道記者にして大ヒットミステリー作家で、今ではカナダの新聞社のしがない社交界欄論説委員の"トーマス・グレース"と"グレース"のベストセラーミステリー小説(『不死身の男』)シリーズの主人公のヒーロー、"フルブライト"刑事の二役を演じて見せてくれていると思いますし、マルコム・マクダウェルは"グレース"の小説のもう一人の主人公で犯罪者の"不死身の男"こと"イアン・モリッシー"とそのモデルのサイコパシックな犯罪者で"グレース"の小説の筋通りの犯罪を繰り広げることで彼への復讐を企てる"バーナード・ドレーク"を相変らずアクのある個性的な見所のある演技で演じて魅せてくれていると感じます。もって生まれた特殊な能力により"ドレーク"の犯行を予知し、"グレース"と共に食い止めようと奔走する画家志望のダイナーのウェイトレス、"ジェシー・ガラード"を演じてるナンシー・アレンは好きな女優さんなのですが、本作においては、控え目で好感の持てる演技は見せてくれているものの、その役柄からしても、今一つインパクトや存在感が薄い感じがしてしまいます。

ラストで黒だか紺だかのロングコートを身に纏ったロジャー・ムーアは素敵に映りますし、牢獄に佇んで("グレース"の新作『モリッシーの復活』に目を落としていた顔を上げ、)微かに歓喜を帯びた目でこちらを見据えるマルコム・マクダウェルの表情には(凄まじく)狂気めいた薄気味悪さを感じる気がします。

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2008年10月04日

昔描いたジェームズ・ディーンの絵(4)

ジェームズ・ディーン 清書.jpg
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この絵は昔、ジェームズ・ディーンの友人にして写真の先生である写真家のロイ・シャットが撮影した写真集『James Dean: A Portrait』の中の一枚を元にして描いた絵なのですが、先日、ひょんなことで下書きが見つかりましたので、ここでひとつ、その出来上がる過程を披露してみたいと思います。

まずは写真を鉛筆でラフに模写スケッチした絵です(とはいえ、かなり酷い絵です。全く似ていません...)。

ジェームズ・ディーン 下書き 03.jpg
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お次にどんなテイスト、スタイルの絵を描こうかとあれこれとイメージを膨らませて、コントラストを際立たせてみようと思いついて、とりあえずそのイメージのままに鉛筆でごくごくラフに描いてみた絵です。

ジェームズ・ディーン 下書き 04.jpg
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それから鉛筆でラフにイメージを仕上げてみた絵です。

ジェームズ・ディーン 下書き 01.jpg
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最後にデザイナーズカラーの白と黒のみを使って清書して出来上がりとしました(一番上の一枚目の絵と同じです)。

ジェームズ・ディーン 清書.jpg
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2008年10月03日

「天使」{テレビ(地上波)放映情報}

今晩深夜26:55〜28:50{10月4日(土)午前2:55〜4:50}にテレビ朝日の『シネマエクスプレス』にて桜沢エリカさんの漫画作品『天使』『天使の巣』を宮坂まゆみさんが監督を手掛けて、深田恭子さん主演で映画化したファンタジック・ロマンスドラマ作品「天使」が放映されます。人懐きのする気まぐれでいたずら好きな、悩める人々にそっと寄り添い、微笑み見守りながら、心温かに、豊かにして、勇気や希望や愛や幸せを見つける後押しをしてくれるふんわかほんわかした主人公のチョッと不思議な"天使"を愛らしく、魅力的に演じている深田さんの他にファンである永瀬正敏さんや永作博美さん、犯罪サスペンス・ミステリーTVドラマシリーズ『ケータイ刑事(デカ)』『ケータイ刑事 銭形雷』や以前の投稿記事で取り上げています田沢幸治監督で、銭形四姉妹の四女、"銭形零"を演じる夏帆さん共演のサスペンスドラマ映画作品「ケータイ刑事(デカ) THE MOVIE 2 石川五右衛門一族の陰謀〜決闘!ゴルゴダの森」で銭形四姉妹の従姉、"銭形雷”役を演じる小出早織さん、佐藤めぐみさんなぞなぞ、私には中々嬉しいキャストです。恋に臆病なコンビニ店員、"カトウ"を演じている内田朝陽さんは好感の持てる演技を、永瀬さん演じるシングルファーザーの"パパ(吉川)"の愛する恋人で、毎日夜遅くまで働いている"パパ"のかわりに自分の面倒をみてくれる永作さん扮する子供の扱い方がわからない戸惑いから微妙な距離を保ってしか接することができない"カスミ"とお互いに心を開けないままでいる娘の"ちい”を演じている森迫永依さんは可愛いらしい素敵な演技を見せてくれているやに感じます。"パパ"は中々似合う人もいなそうな渋くてカッコイイブーツを履いていたりします。オムニバス風の展開で、これといってドラマティックでも、何かインパクトがあるという感じでもなく、さらりとした作りの、観応えがあるというよりも、ほんのりと観やすいといった感じの作品という印象で、観終わった後には、心温まって、チョッピリ優しく幸せな気持ちになれる気がします。ラストで降る雪もまた温かく感じられる気がして、涙してしまいます。
因に原作は未読です。
同じ年に製作された源孝志監督、豊川悦司さん主演、原田知世さんら共演の群像ロマンス・ドラマ映画作品「大停電の夜に」を想起する気もします。「大停電の夜に」の方がより透明な雰囲気や空気感を感じる気がします...。ビル・エヴァンス・トリオの『マイ・フーリッシュ・ハート』が作品中にかかっているのといないのとでは大違いとも思わなくはないですが...。
"天使"はなぜかどこか寂し気な感じがする気もしたりします...。

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