2008年10月18日

「ショコラの見た世界」

「ショコラの見た世界」
2006年製作 日本
監督:行定勲 脚本:伊藤ちひろ 撮影:中山光一
出演:竹内結子、大塚ちひろ、和田聰宏、藤本七海

ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の携帯電話端末SO903iの4本のテレビCM(ストーリーCM)を、視聴者からの反響が大きかったことから、追加撮影された映像を加えて50分の完全版として劇場公開された映画作品とのことです。

幻想的で綺麗な映像と主人公の"ショコラ(初子)"を演じている竹内結子さんの凄みさえ感じる美しさ、透明でストレートな演技、存在感や雰囲気が醸し出すファンタジックで素敵な世界観に惹かれてしまう気がします。50分という尺にコンパクトにまとめられていて、あれこれと説明がないのもすんなりとその世界観を受け止め、受け入れやすくしてくれているやに思います。

七つ違いの亡き姉、"ショコラ"が小学生の頃に熱を出して寝込んだときにだけ話してくれた旅先で遭遇したという不思議なおとぎ話を聞くのが大好きだった妹の"テンコ(典子)"を演じている大塚ちひろさんはほんわかした自然体の雰囲気が可愛く面白くて魅力があると思います。小学生時代の"テンコ"を演じている藤本七海さんは素直で真っ直ぐで、普通っぽくて可愛らしいですし、しっかりした演技を見せてくれているやに思います。七年のときを経て思いがけずテンコ"と再会を果たした"ショコラ"のかつての恋人、"ジダン(治男)"を演じている和田聰宏さんのどこかやや浮き上がっているやにも感じられる控え目ながら個性的で味と雰囲気のある演技、台詞回しや存在感は作品を日常的で親近感があるものにしてくれているやに思えますし、好きです。

そもそもドラマチックで見応えがある、妙や趣が感じられるといった感じでもない気がしますし、竹内さんありきとも思いますが、彼女の綺麗さ、魅力や作品の世界観に浸れたら、美しく、優しく、ほんのり心温まり、清々しい気持ちにさせてもらえる気がする(ほんのりしっとり)爽やかで素敵な作品と思います。

想いが気づかせて、見せて、感じさせて、体験させてくれるものなのやも知れません...。

竹内さんは2002年の第126回芥川賞受賞作に輝いた長嶋有さんの処女作品集『猛スピードで母は』所収で、前年の第125回芥川賞候補となった同名作品を根岸吉太郎監督が映画化したドラマ作品「サイドカーに犬」でも大らかで自由奔放でさっぱり男勝りで優しくて、そしてどこか陰があって謎めいてもいるヒロイン、"ヨーコ"を微妙に素敵に演じているやに思いますが、彼女のキャスティングについては、原作は未読ですので、映画を観た限りに於いてですが、面白味は感じつつも、無難というのが正直な印象です...."ドロップハンドルのロードレーサー.(タイプの自転車)"を颯爽と駆るイメージはあまりなかったりもしますし...。古田新太さん扮する"ヨーコ"の愛人、"近藤誠"の内気で真面目な小学4年生の娘、"薫"を演じている松本花奈さんも素直で真っ直ぐで、普通っぽくて可愛らしいですし、機微を感じるやのしっかりとした魅力的な演技を魅せてくれていると思います。竹内さんとの息の合った演技は素敵に感じます。現在の"薫"を演じているミムラさんは昭和の思い出を感じさせるかというと、どうなのか気になりますが、好きな女優さんですし、役のイメージに違っているということはないやに思います。ほんわかノスタルジックで、仄かな余韻を漂わせて感じられる作品やに思います。体験・経験で受けて心に刻まれたイメージ・インパクトの記憶...人との巡り逢い、触れ合いと別れの思い出のイメージ・インパクト...謎・不思議...。

allcinema ONLINE 映画データベース

時効事案も含めて未解決事件が一つでも多く早期の解決を見ることを望むものです。
posted by ウォルター at 01:46| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 鑑賞映画について(邦画) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック