2009年04月14日

「フロム・ヘル」{テレビ(地上波)放映情報}

明晩、4月15日(水)の21:00〜22:54にテレビ東京『水曜シアター9nine』にて、(上辺では)栄華を極めていたヴィクトリア朝の霧にむせぶロンドンの街を震撼させた希代の殺人鬼、切り裂きジャックによる連続猟奇殺人事件を題材にしたアラン・ムーアのコミックをモチーフに、アルバートとアレン・ヒューズが監督と製作総指揮を手掛け、ジョニー・デップ主演で映画化したダーク・ミステリー・サスペンス作品「フロム・ヘル」が放映されます。
当然ながら私が不得手なグロテスクシーンもあったりしますが、お話はさておき、スタイリッシュな映像美、繁栄の裏で劣悪な環境の中にあった犯行現場であるイーストエンドはホワイトチャペル地区の街並と闇に漂うどんよりと淀んだ暗くじめじめした空気感や全編に漂うゴシカルでダークな雰囲気には惹かれるものがありますし、"切り裂きジャック"による残忍極まりない連続猟奇殺人事件の捜査を担当する妻子を亡くしたことで、阿片に溺れるスコットランドヤードの腕利き警部補、"フレデリック・ジョージ・アバーライン"警部に扮するジョニー・デップの演技と存在感は魅力と雰囲気に溢れていて、見応えを感じます。ヘザー・グレアムは、仲間を次々と"切り裂きジャック"に殺されてしまう赤毛の美しい娼婦、"メアリー・ケリー"を美しく可憐に演じて魅せてくれていると思います。ロビー・コルトレーンやイアン・ホルムをはじめとした脇を固めるキャストも雰囲気のあるしっかりした演技や存在感で作品を支えているやに思います。ラストも私は好きです。映像や雰囲気を味わえたら、楽しめるやに思います。
切り裂きジャックを題材にした映画作品では、ニコラス・メイヤー監督が、カール・アレクサンダーとスティーヴ・ヘイズの原作をスティーヴ・ヘイズと共に脚本を手掛け、マルコム・マクダウェル主演で映画化したロマンチックでスリリングな秀作SF時空冒険サスペンスドラマ「タイム・アフター・タイム」やデヴィッド・ウィックス監督/製作/共同脚本、マイケル・ケイン主演のミステリー・サスペンスドラマTV映画作品『切り裂きジャック』が印象に残っています。特に『切り裂きジャック』は、英国に二度目の英語語学遊学をしていたときにテレビのテムズ・テレビジョン(ITV)で放映されたのを観て、面白さに魅了されて、ペンギンブックのノベライズペーパーバックを購入して読んだりもしました。その後、一度だけ近所のレンタルビデオ店で2本組ビデオを借りて観ましたが、また観てみたいです。ただ残念なことにビデオはとうに廃盤、DVDはリリースされていないようです。ペーパーバックはまだ棚にささっていますが、活字が小さめで余り読み返す気にはなりません。綿密な調査・検証に基づいた推理で世紀の未解決事件の謎の真相に迫った作品とのことで、幾重にも畳み込まれた、畳み掛けるスリリングでサスペンスフルな演出・展開・仕掛けをした見応えある作品だったと記憶しています。この作品では阿片ならぬ酒に溺れる"アバーライン"を演じるマイケル・ケインは流石の演技と存在感で魅せてくれていたと思います。当時のロンドンの街並とその雰囲気、空気感の再現はしかりしていて、見応えあった気がします。
「タイム・アフター・タイム」は、自分が発明したタイムマシンに乗り時空を超えて1979年のサンフランシスコに逃亡したデヴィッド・ワーナー扮する友人の一人で外科医の"ジョン・スチーブンソン"、しかして、そう彼こそが巷を恐怖に陥れている凶悪な犯罪者、"切り裂きジャック"であったを追う文学者で科学者の"H.G.ウェルズ"をチョッピリコミカルでキュートに演じているマルコム・マクダウェルの立役振りも今観ると尚更新鮮に映るのではと思います。この作品を最後に観たのはもう随分前だったころもあり、"スティーブンス"を演じているのはクリストファー・リーだったとばかり記憶違いしていました。因にマルコム・マクダウェルは後にウィリアム・タネン監督、ポール・リス主演、フェイ・ダナウェイら共演による切り裂きジャック事件を題材にしたサスペンスドラマ映画作品「ジャック・ザ・リッパー<未>」に"Malcolm Mead"役で出演しているとのことです。未見ですので、どんな役所を演じているのかはわかりません。

allcinema ONLINE 映画データベース

時効事案も含めて未解決事件が一つでも多く早期の解決を見ることを望むものです。
posted by ウォルター at 12:25| | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画にまつわる... | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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