2009年04月25日

「仁義なき闘いインL.A./エンジェル・タウン<未>/ANGEL TOWN」

「仁義なき闘いインL.A./エンジェル・タウン<未>/ANGEL TOWN」
1989年製作 米国
監督/製作:エリック・カーソン 製作:アッシュ・R・シャー 脚本:R・N・ウォーレン
出演:オリヴィエ・グラナー、テレサ・サンダル、フランク・アラゴン、トニー・ヴァレンチノ、マーク・ダカスコス、ピーター・ウォング、グレゴリー・ノーマン・クルツ

以前の投稿記事で取り上げていますパトリック・ハイスミス原案、ジョン・マーロウスキー監督/共同脚本のSFアクション・スリラー映画作品「オートマティック 2033」で家庭用ボディ・ガードとして開発されたサイボーグ、"J269"を主演している元キックボクシング世界ミドル級チャンピオン、オリヴィエ・グラナーがスクリーンデビューを主演で果たしたストリート・アクションドラマ作品です。日本劇場未公開作品です。
ストーリーはありきたりといえばありきたりですし、プロットや雰囲気、空気感には濃くや深みなぞは感じられず、取って付けたようだったり、ナンセンスだったり、おざなりだったり、申し訳だったり、ちぐはぐだったり、まどろっこしかったりするところもあるやに見受けられて、作品全体として、色が薄い印象ですし、見せ場となるアクションシーンもそう観やすくてインパクトがある演出や見せ方が施されているやには感じられず、やや単調な気もしますが、それがインデペンデント映画のチープな作品のテイストと相俟って、却ってリアルに感じられなくもなく、その演技はともかく、やはりオリヴィエ・グラナーによる格闘アクションは見応えがありますし、前半が緩く感じられる分、それが却って後半に入っての過激目、えぐ目、ヘビー目、バイオレントでショッキング目なストーリー展開、描写、演出へのシフトチェンジを引き立たせ、それらのアンバラスさ加減に面白味を感じる気がしますし、それなりにスリリングだったりもして、ラストまで飽きずに観れます。設定、"説得"や"納得"に加え、まんべんなくとはいきませんし、深みや妙味がある風でもないですが、ディテールの描写や、人を暴力に駆り立てる不安や恐怖の心理描写なぞは、配慮・考慮がなされていて、興味を引かれるものがあったりします。
演出意図はわからないでもないながら、序盤小高い森だかからの下り坂を歩いて降りて来る黒人二人組を待ち構えていた白人のギャングたちが襲撃し、加勢に入った黒人ギャングたちとその上更に加勢に入った白人ギャングたちとで乱闘を繰り広げるシーンは何だか唐突で可笑しい気がして、面白く感じたりします。
やりっぱなしな、教条じみていない(どころか...な)終い、私は嫌いではありません。
オリヴィエ・グラナー扮するフランスからロサンゼルスの大学院へ留学して来た"ジャック・モンティーニュ"の下宿先の隣人の傷痍軍人で車イス生活を余儀なくされている"フランク"を演じているマイク・マロフは味がある面構えをしていてイイと思います。1982年に欧州カンフー・空手選手権の茶帯の部での優勝をはじめ、数多くの空手やカンフーの大会で優勝を果たした経歴を持つマーク・ダカスコスがフランク・アラゴン扮する"ジャック"の下宿先、"オルドネス"一家の一人息子、"マルティン"を仲間に引き入れようと、頑に拒む彼や家族に対して嫌がらせや暴力を振るうトニー・ヴァレンティノ演じる"エンジェル・ディアス”に率いられたメキシカン(チカーノ)ギャング団の一員、グレゴリー・ノーマン・クルツ扮する"ストナー"の運転手(?)役で出演しています。本作は彼の実質的スクリーンデビュー作にあたるのではと思います。彼が仕事(殺し)を遂げると、己の宿命に涙を流す、巨大マフィアによって仕立て上げられてしまった孤独な殺し屋、コードネーム"フリーマン"こと火野村窯(ひのむら よう)を主演している、小池一夫さん原作、池上遼一さん作画の同名漫画を日米合作により、クリフト・ガンズ監督/共同脚本、一瀬隆重ら製作総指揮、黒澤満企画、加藤雅也さん、チェッキー・カリョ、マコ(マコ岩松)や島田陽子さんら共演のアクションドラマ作品「クライング フリーマン」は結構好きです。マーク・ダカスコスが繰り広げるクールでスタイリッシュな格闘アクション(シーン)は見応え十分と思います。
何ともいやはやな邦題とは思います...。
暴力が招く、呼び寄せる恐怖を暴力で支配なり、征服なり、抹殺なりし得るものなのか...心の空虚さを埋めることはできるものなのか...もうしそうだとしても、それは他の多くのことと同じく、かりそめのまやかしでないといえるのか...暴力と実力行使の(危うい)違い...行動を抑制・制止せしめもする恐怖...。

allcinema ONLINE 映画データベース

時効事案も含めて未解決事件が一つでも多く早期の解決を見ることを望むものです。

騒ぎ過ぎとは思っていても、歯止めを効かせられず、どうしたらよいのかわからなくなってしまうことの繰り返し...何を本当に騒いでいるのもわからすに...何の(身代わりなのか...何の)ため(の犠牲)なのか...なんちゃって...。
posted by ウォルター at 00:21| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 鑑賞映画について(外国映画) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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