2009年04月27日

「キックボクサー2/KICKBOXER 2: THE ROAD BACK」

「キックボクサー2/KICKBOXER 2: THE ROAD BACK」
1991年製作 米国
監督:アルバート・ピュン 製作:トム・カーノウスキー 脚本:デヴィッド・S・ゴイヤー 撮影:ジョージ・ムーラディアン 音楽:トニー・リパレッティ、ジェームズ・サード
出演:サシャ・ミッチェル、ピーター・ボイル、ケイリーー=ヒロユキ・タガワ、デニス・チャン、ヘザー・マコーム、ミシェル・クイシ、ジョン・ディール、ビンス・マードッコ、ブライアン・オースティン・グリーン

以前の投稿記事で取り上げています、主演のジャン=クロード・ヴァン・ダムを一躍スターダムに押し上げるきっかけとなったマーク・ディサールとデヴィッド・ワース監督・製作による格闘アクション映画「キックボクサー」の続編で、シリーズ第2作にあたる作品です。因にヴァン・ダムは、共同製作・脚本・主演を務めた格闘アクション映画作品「ダブル・インパクト」の撮影のため、本作への出演を断ったとのことです。

ハズレも少なくない続編ものな上、前作で鮮烈なインパクトを与えられたジャン=クロード・ヴァン・ダムが出演していないこともあって、公開時、劇場に足を運ぶこととはなく、ビデオリリース時に、今はなき近所のレンタルビデオ店で、さして期待せずにビデオを借りて観たのですが、続編ものとはいえ、舞台を前作の微笑みの国と呼ばれるタイから天使の街と呼ばれるロサンゼルスに移し、主人公を変更していることもあってか、こじんまりしたお話で、これというインパクトも感じられないものの、前作でヴァン・ダムとデニス・アレクシオが扮している"カート"とエリック"の弟で、"スローン"三兄弟の三男、"デビッド・スローン"を演じているテコンドーの黒帯所持者で、アマチュアチャンピオンに輝いたこともある経歴を持つサシャ・ミッチェルの瑞々しくちょっぴりとっぽい感じもする優男のハンサムな魅力も相俟って、新鮮な気持ちでラストまでそれなりに見応えを感じて、面白く観ることができました。大きな見せ場、見所であろうと思われるキックボクシングの格闘に稽古シーンはスマートでスポーティに映らなくもないところもある気はしますが、前作でのヴァン・ダムが自ら振り付けと監督を手掛けて、その筋肉の隆起した逞しい体で繰り広げる、血湧き踊るというような、華麗且つ切れの良い迫力が心地よくもある、圧巻な感じの痛快な見応えのあるそれとは比べるべくもないのは仕方ないとしても、やはりもう一つ盛上りにも見応えにも欠けて映ってしまい、惚れ惚れするような飛び後ろ回し蹴りも繰り出されることはありませんし、スキルの不足をもう少し演出や見せ方を工夫してフォローして見せてくれていたら、と惜しい気がします。プロット・展開は些か極端気味だったり、はしょり気味というか、強引気味に見受けられるところがあって、気にならないではないですが、"説得"や"納得"は一応配慮・考慮されていて、締めるところは締められて、抑・押さえるところは抑・押さえられているやにも見受けられますし、まずまずそつなく撮られているので、ラストまで飽きずに観れるのやも知れません。
確かに作品全体として色が薄目で、登場人物にも、お話にも、濃くも厚みもなく、あっさりと軽目な気がしつつ、ドラマとしてはそれなりというか、何やら意外に悪くないかもしれないとすら思えたりもして、良くはわからないので、見当違いやも知れませんが、何というか、人生についても、大仰にし過ぎず、陳腐には感じられない風に割と身近なニュアンスで控え目に、自然に描かれているというような何かをそれとなく感じさせられるものがある気がします。まあ、もしそうだとすると、単なる格闘アクション映画にとどめていない分、全体的にボルテージは抑えられてしまっているやも知れませんが...悪くはないと思います。青臭いのか、瑞々しい青春の香りを感じる気もします。
ラストもほのぼの爽やか、穏やかで好いと思います。
本作の脚本を手掛けているデヴィッド・S・ゴイヤーは後に米国マーベル・コミックのマーヴ・ウォルフマンとジーン・コーラン原作の同名コミックをウェズリー・スナイプス主演で映画化したヴァンパイアアクション・ホラー作品「ブレイド」シリーズ、アレックス・プロヤス監督/共同製作/共同脚本、ルーファス・シーウェル主演、キーファー・サザーランド、ジェニファー・コネリーやウィリアム・ハートら共演のダークSFミステリー・サスペンス映画作品「ダークシティ」や米国・DCコミックのダークヒーロー『バットマン』をクリストファー・ノーランが監督、(共同)製作、(共同)原案、共同脚本を手掛け、クリスチャン・ベイル主演で映画化したアメコミ・ダーク・アクション・サスペンス・アドベンチャー映画、新「バットマン」シリーズなぞの(共同)脚本、製作総指揮、監督、共同製作や(共同)原案を手掛けています。
前作で弟の"カート"が敬愛してやまない全米キックボクシングチャンピオンの兄、"エリック"を"カート"の目の前で、容赦ない過度な攻撃でマットに沈めたばかりか、半身不随に追い込み、クライマックスでは、"カート"と地下墓地で凄絶な死闘を繰り広げる、ミッシェル・クィシ扮する世界最強・最凶・最悪のムエタイボクサー、"トン・ポー”や、"トン・ポー”への復讐に燃える"カート"にタイの伝統的国技である格闘技、ムエタイの起源である実戦格闘技、古式ムエタイを伝授する、デニス・チャン演じる達人の"キサン・チョウ"の登場には何やら嬉しいものを感じてしまいます。前作に比して"トン・ポー”は憎々しさや異様さや灰汁の強いあくどさは薄らいでいますし、"キサン・チョウ"は存在感ある佇まいと雰囲気を携えながらも、ひょうひょうとしたコミカルさがよりフューチャーされて描かれている気がします。お話の設定からしても、これはこれで悪くないと思います。デニス・チャンはシリーズを追う毎に若返って映る気がしたりします。
今夏日本劇場公開予定の新藤兼人さんが忠犬ハチ公の実話に脚色を加えて書き下ろした原作を本人自らが脚本を手掛け、神山征二郎監督が仲代達矢さん主演で映画化した感動のファミリー動物映画作品「ハチ公物語」をラッセ・ハルストレム監督が舞台を日本の東京から米国東海岸の架空の街に変更して、リチャード・ギア主演でリメイク映画化した「HACHI 約束の犬」にも出演している日系人俳優のケイリー=ヒロユキ・タガワこと日本名田川 洋行さんや、名バイブレーヤーとして、マーティン・スコセッシ監督、ロバート・デ・ニーロ主演のアメリカン・ニュー・シネマの代表作の一つとされるサスペンスドラマ映画作品「タクシードライバー」をはじめ、数多くの映画作品で個性的な演技と存在感を見せているピーター・ボイルなぞが脇をしっかり固めています。
以前の投稿記事で取り上げていますクレイグ・R・バクスリー監督、ドルフ・ラングレン主演のSFアクション映画作品「ダーク・エンジェル<TVM>」で人間の体内でのみ生成される”プラーシー”=エンドルフィンを手に入れるため次々と殺人を犯す吸血鬼と麻薬ディーラーを併せたような設定のエイリアン、"タレク"を演じているマシアス・ヒューズや1990年から2000年に米国のフォックス放送で放送され、一世を風靡した青春学園ドラマ作品『ビバリーヒルズ高校白書』シリーズでジェイソン・プリーストリー扮する"ブランドン・ウォルシュ"やなだぎ武さんが演じるキャラクターとしてお馴染みのルーク・ペリー演じる"ディラン・マッケイ"らの弟分的存在の学生、"デビッド・シルバー "を演じているブライアン・オースティン・グリーンなぞも出演しています。

何のために...何のための闘いか...生きる上での闘い...。

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時効事案も含めて未解決事件が一つでも多く早期の解決を見ることを望むものです。
posted by ウォルター at 21:13| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 鑑賞映画について(外国映画) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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