2009年04月29日

「キックボクサー3<未>/KICKBOXER 3: THE ART OF WAR」

「キックボクサー3<未>/KICKBOXER 3: THE ART OF WAR」
1992年製作 米国
監督:リック・キング 製作:ルチアナ・ポール・マリーニョ 脚本:デニス・プラット 撮影:エドガー・モウラ 音楽:ハリー・マンフレディーニ
出演:サシャ・ミッチェル、デニス・チャン、リチャード・カマー、ノア・ヴェルダッコ、アレセア・ミランダ

先日投稿記事で取り上げましたサシャ・ミッチェル主演の格闘アクション映画「キックボクサー2」の続編で、シリーズ第3作にあたる作品です。日本劇場未公開作品です。

舞台は前作の天使の街と呼ばれるロサンゼルスからビーチとカーニバルの街、リオ・デ・ジャネイロに移されています。舞台を再び海外に移したのは、目先を変えるという意味では悪くないのやも知れませんし、予算の関係もあろうかとは思いますが、前作に引き続きこじんまりしたお話なせいもあって、スケール感は感じられません。前作にはなかった銃撃アクションシーンが盛り込まれていて、察するに、アクションテイストを強めようとしているのではと思われるものの、...マーク・ディサールとデヴィッド・ワース監督・製作、ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演による「キックボクサー」シリーズ第1作目にも銃撃アクションシーンはあったとはいえ、...本作のそれはお話として理不尽な感を拭えず、興醒めを覚えてしまいますし、米国の総合格闘技イベント、UFC 7のチャンピオンにして、日本のPRIDEにも出場した経歴を持つ総合格闘家のマルコ・ファスなぞをが端役で出演していることからも、見所にしていると思われる格闘アクションシーンにも目新しさは見受けられず、やはりもう一つ盛上りにも見応えにも欠け、特にクライマックスのキックボクシングの試合のシーンに至っては、迫力にもスリリングさにも欠け、もはや、そもそも見所にしているのかさえ疑わしく映る気がしてしまいます。前作同様、プロット・展開は些か極端気味だったり、はしょり気味というか、強引気味に見受けられるところがあって、呆気にとられたり、興醒めを覚えたりもしますし、前作のような、何かそれとなく感じさせられるものもありませんが、それらを除けば、作品の色としては前作よりは1作目に近い気もしないではないですし、小池一夫さんの教えに沿うようなオープニングからはじまり、細かい微妙な演出描写があったりもして、"説得"や"納得"に気を配ってはいるようで、それなりに考えられて撮られている気もして、見方によっては深みがなくもないように見えなくもないですし、陽気で楽天的なテイストに溢れる、おかしな面白さ、遊び心やいい加減さもあって、前作の流れからするとそう期待を裏切られることもなく、とりあえずラストまで飽きずに...ある意味楽しく観れるやも知れません。ビーチとカーニバルの街、
リオ・デ・ジャネイロの暗く過酷な現実と、そこに生きることと、身を委ねること...。
1作目ではデニス・アレクシオ扮する敬愛してやまない全米キックボクシングチャンピオンの兄、"エリック・スローン"を眼前で、容赦ない過度な攻撃でマットに沈めたばかりか、半身不随に追い込んだミッシェル・クィシ演じる世界最強・最凶・最悪のムエタイボクサー、"トン・ポー”への復讐に燃える、ヴァン・ダム扮する"カート"にタイの伝統的国技である格闘技、ムエタイの起源である実戦格闘技、古式ムエタイを伝授し、前作で"トン・ポー”と対決することとなったサシャ・ミッチェル演じる"エリック”と"カート"の弟、"デビッド"に怪我を克服させ、鍛錬して復活させた武道の達人の師匠にして相棒の"キサン・チョウ"扮するデニス・チャンは前作にも増して若返って映る気がします。相変らず味のあるイイ演技を見せてくれていると思います。"キサン・チョウ"は存在感ある佇まいと雰囲気を携えながらも、俗世に染まって来ているやに映ります。キックボクシングの世界チャンピオンとなった"デニス"がブラジルはリオ・デ・ジャネイロで臨むタイトルマッチの興行主で、裏では誘拐したストリートチルドレンの美少女たちの人身売買に手を染めている鬼畜、"フランク・レーン"を演じているリチャード・カマーは憎々しく、腹立たしい演技を見せてくれています。サシャ・ミッチェルは相変らず瑞々しくてちょっぴりとっぽい感じもする優男のハンサムで、体も一回りビルドアップされていて、逞しくなったやにも見受けられますが、肝心の格闘アクションには切れ、スピード、迫力や派手さがもう一つで、見映えのインパクトにも欠ける気がしてしまいます。愛嬌があって好いと思いますが...。"レーン"の手下、"ピート"を演じる地元リオ出身のGracindo Ju´niorは、味がある悪役面をしていて、味のある微妙な演技を見せてくれていると思います。
猫のバーベキューって...本当にあるのかしら...。

*心覚え(作品中に登場する台詞・人物・言葉・事物等)
『"覚えておけ 心と体はー常に一緒とは限らない』ー"Remember, the body and the mind do not always travel together"
『全ては間(ま)だ』ー"Timing is everything"

allcinema ONLINE 映画データベース

時効事案も含めて未解決事件が一つでも多く早期の解決を見ることを望むものです。
posted by ウォルター at 18:00| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 鑑賞映画について(外国映画) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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