2009年07月25日

「あぁ、結婚生活/MARRIED LIFE」

「あぁ、結婚生活/MARRIED LIFE」
2007年製作 米国
監督/製作/脚本:アイラ・サックス 製作:スティーヴ・ゴリン、シドニー・キンメル、ジャワル・ガー 製作総指揮:アリックス・マディガン=ヨーキン、ブルース・トール、ジェフ・スタイアー、アダム・シュルマン、マット・リッティン、ウィリアム・ホーバーグ、デヴィッド・ニックセイ 原作:ジョン・ビンガム 脚本:オーレン・ムーヴァーマン 撮影:ピーター・デミング プロダクションデザイン:ヒューゴ・ルジュック=ウィオウスキ 衣装デザイン:マイケル・デニソン 編集:アフォンソン・ゴンサルヴェス 音楽:ディコン・ハインクリウフェ 音楽館集:スーザン・ジェイコブス
出演:クリス・クーパー、ピアース・ブロスナン、パトリシア・クラークソン、レイチェル・マクアダムス、デヴィッド・リッチモンド=ベック、ティモシー・ウェッバー、デヴィッド・ウェンハム、アンナ・ウィリアムス

先日毎度お馴染みの近所のレンタルビデオ店に赴き、何を借りようかと陳列棚を物色していたところ、本作のDVDジャケットをたまたま目にし、私の好きな外国人男優ヒーローの一人にして、人気長寿スパイ・アクション映画「007」シリーズの歴代ボンド役で私が最も好きなピアース・ブロスナンが出演しているということのみで、借りてフラットな気持ちというか気持ちをブランクにして観てみました。ジョン・ビンガムの小説『Five Roundabouts to Heaven』を基に新鋭、アイラ・サックスが監督、製作とトッド・ヘンンズ監督、原案によるポピュラー音楽界の生ける伝説、シンガーソングライターのボブ・ディランの半生をクリスチャン・ベイル、ケイト・ブランシェット、マーカス・カール・フランクリン、リチャード・ギア・ヒース・レジャー、ベン・ウィショーというバラエティーに富んだ6人の俳優がディランのさまざまな顔をフューチャーした6人のディランを演じて描いた音楽伝記ドラマ作品「アイム・ノット・ゼア」でトッド・ヘンンズと共に脚本を手掛けているオーレン・ムーヴァーマン共に脚本を手掛けて映画化した犯罪コメディドラマ作品とのことです。

ビターでシニカルなユーモアと軽妙な緊迫感とでもいうのうなものが感じられて、ズッシリとしたそれではありませんが、マイルド、スムースで素敵な見応をした作品に感じます。これとしってインパクトがある何かはない気もしますが、含蓄あり気で品と落ち着きのある良くできたお話を変に盛上りを煽ることなく、控え目でしっかりとしたそつのない演出と演技で見せてくれている気がします。1948年の時代設定をしていて、クラシカルな雰囲気を漂わせつつ、古臭くはなく、当世風、現代的であり、普遍的なものを感じる気もします。

シリアス、シビアで重厚で濃くのある力作というのでもありませんし、お洒落でスタイリッシュというのでもありませんが、案外スリリングでサスペンスフルだったりして、どっぷりとではないですが、観ているうちに自然と惹き込まれてしまうといった作品です。心を揺さぶられ、涙するというのではないですが、しみじみと切実に心に来るものがあります。

レイチェル・マクアダムス扮する若く美しい戦争未亡人の"ケイ"との恋に溺れてしまい、自分なしでは生きられないとの思い込みから離婚を切り出せないでいるパトリシア・クラークソン演じる妻の"パット"を愛するが故に苦しめるくらいならとの身勝手な理由で狡くて愚かな彼女の毒殺計画を目論むまじめで良き家庭人の中年会社経営者、"ハリー・アレン"に扮する常に苦虫を噛みつぶしたよう悪人面のクリス・クーパーの微妙で豊な表情の変化が素敵で魅力的に感じます。"ハリー"の親友で物語の語部でもある"リチャード"を演じているピアース・ブロスナンは年を重ね、そのハンサムでセクシーな容姿に甘さと深みと肉付きが増した大人の魅力が益々素敵に感じます。"パット"に扮するパトリシア・クラークソンは一見するといわゆる典型的な美人さんではないやにも映りますが、奥目がちな瞳がチャーミングに感じられる、味のある素敵な女優さんと思います。タレント、女優、歌手のYOUさんに似た雰囲気をしている気がしたりもします。

ディコン・ハインクリフェによる優し気で眩惑魅惑的にムーディーな音楽は些か落ち着かない気持ちにもさせられるようで、耳に残るものがあります。

DVDにはさらなる後日談が描かれている3パターンの別エンディングが収録されていますが、それぞれにさりげない味わいが感じられて、余韻が残るものがあります。別エンディングで1966年に22歳で初めて愛した人と結婚式を挙げる"ハリー"と"パット"の孫息子、"リッチー"を演じているのはジュード・ロウかしら...。

因に"ハリー"の若く美しい愛人、"ケイ"を演じているレイチェル・マクアダムスは、来年、2010年の春に日本劇場公開予定のガイ・リッチー監督作品で、アーサー・コナン・ドイルが生み出した世紀の名探偵、史上初の私立・諮問探偵としてヴィクトリア朝後期の英国、繁栄の裏にどんより淀んで横たわる暗部・闇に犯罪はびこるロンドンの街を主な舞台に活躍した”シャーロック・ホームズ”をロバート・ダウニー・Jr.が主演し、相棒で、唯一の親友とされている"ジョン・H・ワトスン"博士"をジュード・ロウが共演するミステリーアドベンチャードラマ映画「シャーロック・ホームズ(原題)」に"ホームズ"が"あの女'(ひと)"と呼ぶ生涯ただ一人の忘れかたき女性、"アイリーン・アドラー"役で出演しているとのことです。トレーラーを観る限り、スピーディー、スリリング、アクティブで期待が持てそうです。レイチェル・マクアダムスは、おでこがキュートで、クラシカルでコケティッシュな雰囲気を醸して感じられる女優さんで、今後更なる魅力の開花が期待できる気がしたりします。

邦題の「あぁ、結婚生活」は、まあ、良しとしたいと思います。

*心覚え(作品中に登場する台詞・人物・言葉・事物等)
『愛とは本当に不思議なものだ』-"It's funny, isn't it?" "What we do for love."

この間、何故かずっと欲しいという誘惑に駆られながら、恥ずかしいという思いが先んじて、なかなか手が出せないでいた佐藤藍子さんの初イメージDVD『佐藤藍子/藍 Love』を遂に購入してしまいました。まだ早送り再生でしか、観ていませんが、結構露出度の高い刺激的なシーンも収録されている模様です。何だか正視するのは恥ずかしい気がします。

allcinema ONLINE 映画データベース

時効事案も含めて未解決事件が一つでも多く早期の解決を見ることを望むものです。
posted by ウォルター at 18:35| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 鑑賞映画について(外国映画) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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