2009年07月27日

「トゥームストーン/TOMBSTONE」

「トゥームストーン/TOMBSTONE」
1993年製作 米国
監督:ジョルジ・パン・コスマトス 製作:ジェームズ・ジャック、ショーン・ダニエル、ボブ・ミシオロウスキー 製作総指揮:アンドリュー・G・ヴァイナ、バズ・フェイトシャンズ 脚本:ケヴィン・ジャール 撮影:ウィリアム・A・フレイカー 音楽:ブルース・プロートン ナレーション:ロバート・ミッチャム

出演:カート・ラッセル、ヴァル・キルマー、サム・エリオット、ビル・バクストン、パワーズ・ブース、マイケル・ビーン、チャールトン・ヘストン、ジェイソン・プリーストリー、スティーヴン・ラング、ダナ・デラニー、ジョアンナ・パクラ、ダナ・ウィーラー=ニコルソン、マイケル・ルーカー、ハリー・ケリー・Jr.、ビリー・ゼイン、クリストファー・ミッチャム、ロバート・ジョン・バーク、ビリー・ボブ・ソーントン、トーマス・ヘイデン・チャーチ、ボーラ・マルコムソン、テリー・オクィン、フランク・スタローン、ワイアット・アープ

公開時に劇場で観たときには"ドク・ホリデイ"を演じているヴァル・キルマーや"ジョニー・リンゴ"役のマイケル・ビーンの演技がうるさくて、鼻につく感じがして、作品としても何となく色が薄く大味な印象で、後半部分なぞは余り覚えてもいなかったりしましたが、今回久しぶりも久しぶりに観てみるとなかなかどうして見応えがあって面白かったです。

やや緩くて締まり切らないところもないではない気もしますし、もうチョッとじっくり見せて欲しいところもありますが、西部劇・活劇と人生ドラマがややもするとどっちつかづで共倒れになりそうなところを、程よく微妙なバランス・アンバランスでブレンドされていて、痛快でワクワクさせられるおもしろみがありながら感動も覚えさせられる、見応えある作品やに感じます。どことなくクラシカルな西部劇のムードの漂いを感じる気がしますが、史実にかなり忠実に描かれているということもあるせいか、作品を通しては何となく外連味に薄い気がして、やや緊迫感にも欠けているところもあるやに見受けられますが、キメるところは見事にキメてくれていますし、魅せるところは見事に魅せてくれていて、その垢抜け切らなさというか、華やかな飾り気の薄さとうかも魅力に感じたりします。

中盤のクライマックスでのO.K.牧場の決闘シーンや終盤のクライマックスでの"アープ"ら自警団による"カウボーイズ"への復讐行のシーンをはじめ、アクションはあっさり目ながら、スピーディで小気味良いテンポと歯切れの展開をしていて飽きさせられることはありません。余韻を残すという閉じ方ではないですが、心地よいものを感じる気がします。

主人公の"ワイアット・アープ"を演じているカート・ラッセル、その兄の"バージル"に扮するサム・エリオットや弟の"モーガン"役のビル・パクストンをはじめ、マイケル・ルーカー、ビリー・ボブ・ソーントンやテリー・オクィンと、男臭く渋目ながら中々豪華な顔ぶれの男優陣を擁したキャストをしていて、その中でも特に歯学博士の称号を持つ肺病やみの早撃ちギャンブラー、"ドク・ホリデイ"を演じているヴァル・キルマーの存在感、演技は見事でとても印象的に映ります。病に常に薄らと汗をかいた蒼白くやつれた顔が何とも...。"ワイアット・アープ"が心惹かれる舞台女優の"ジョセフィーヌ・マーカス"を演じているダナ・デラニーや"ドク"の恋人、"ケイト"に扮するジョアンナ・パクラをはじめとした女優陣のキャストもやや印象薄めながらまずまずと思います。パワーズ・ブース扮する"カーリー・ビル"率いる無法者の"カウボーイズ"の憎々しさ、特にマイケル・ビーン演じる"ジョニー・リンゴ"の残忍なそれは面白くて見応えが感じられます。"ドク"と"リンゴ"の嫌悪とシンパシー相俟った冷たく火花を散らす掛け合いはスリリングで見応えあるやに感じます。

1990年から2000年に米国のフォックス放送で放送され、一世を風靡した青春学園ドラマ作品『ビバリーヒルズ高校白書』シリーズで"ブランドン・ウォルシュ"を演じているジェイソン・プリーストリーが"カウボーイズ"に組する"ビリー・ブリッケンリッジ"副保安官役で出演しています。O.K.牧場の決闘に"カウボーイズ"の知り合いとして参加し、生き残った"ビリー・クレイボーン"を演じているワイアット・アープは、本作の主人公である"ワイアット・アープ"の遠い親戚にあたるとのことです。旅回りの一座の座長、"ファビアン"に扮しているビリー・ゼインは北村一輝さんにチョッと似ている気がします。
晩年ワイアット・ワープは、ロサンゼルスに定住し、映画監督のジョン・フォードらと親交を持ち西部劇製作に影響を与え、1929年に膀胱炎のため80歳でその生涯を閉じたとのことです。

シャロン・ストーンは「トゥームストーン」に出演していないのかしら...。

*心覚え(作品中に登場する台詞・人物・言葉・事物等)
『長年牛の牧場で働いて、一度だけ撃ち合いをした。おれが相手の命を奪った。ひどい気持ちだった。あんな気持ちは二度と味わいたくない』 ー "In all that time workin' those cow towns, I was only ever mixed up in one shootin', just one! But a man lost his life and I took it! You don't know how that feels, and believe me boy, you don't ever want to know. Not ever! "

『リンゴのような男はなぜ悪事を重ねる?』『リンゴみたいな男は ー 体の真ん中にとても大きな空洞がある。いくら殺しても、いくら盗んでも満たされない、良心の痛みも感じないんだ』『必要なものは?』『復讐さ』『何への?』『生まれたた事だ』 ー "What makes a man like Ringo, Doc? What makes him do the things he does?" "A man like Ringo has got a great big hole, right in the middle of him. He can never kill enough, or steal enough, or inflict enough pain to ever fill it." "What does he need?" "Revenge." "For what?" "Bein' born. "

『お前の望みは』『普通の人生を送りたい』『'普通の人生"はない、人生は波乱があるのさ、うまくやれ』『やり方は?』『簡単だよ。おれに別れを言え、そしてあの美しい女優をモノにしろ。あの美女と駆け落ちするんだ。人生の一瞬一瞬を楽しむんだ。生きろ、ワイアット。あれの分も。もしおれの友達なら ー 少しでも俺を思ってるのなら、立ち去れ、行くんだ...頼む』『いつまでも友達だぜ』 ー "What do you want Wyatt?" "Just to live a normal life." "There is no normal life, Wyatt, there's just life, ya live it." "I don't know how." "Sure ya do, say goodbye to me, go grab that spirited actress and make her your own. Take that spirit from her and don't look back. Live every second, live right on through to the end. Live Wyatt, live for me. Wyatt, if you were ever my friend... if ya ever had even the slightest of feelin' for me, leave now, leave now... please." "Thanks for always being there, Doc. "

出典 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

allcinema ONLINE 映画データベース

時効事案も含めて未解決事件が一つでも多く早期の解決を見ることを望むものです。
posted by ウォルター at 00:36| ☀| Comment(2) | TrackBack(1) | 鑑賞映画について(外国映画) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今晩は!

私、これ見たい!DVD借りてきたんですか?

実は私、ヴァル・キルマーがけっこう好きなんですよ。一時、追っかけしてかなり見たつもりだったんですが、これは未見です。しかし、彼の作品おっかけ甲斐ないっていうか、大した作品があんまりないんですよね。(笑)

でも今行ってるレンタルショップで見た事ないな〜。今度、じっくり探してみます!
Posted by ごみつ at 2009年07月28日 23:13
ごみつさんへ

今晩は。

コメントありがとうございました。

ごみつさん、この作品は未見でご興味おありですか。少し前にいずれのレンタルビデオ店だったか、DVDではなく、ビデオテープを借りて観たのですが、今晩帰りがけに近所のお店を覗いてみましたら、DVDもビデオテープも在庫していませんでした。もしかしたら別のお店だったやも知れませんが、DVDは1988年に、ビデオテープは1994にリリースされた後、再リリースされていないようですので、在庫していないお店も少なくないやも知れません。新しめのお店ですと、特に...。

ごみつさんのヴァル・キルマー好きは以前下さったコメントで存じております。私はそもそもヴァル・キルマーは、それ程好きな俳優さんではないこともあってか、投稿記事にも記しました通り、公開時に劇場で観たときには"ドク・ホリデイ"を演じているヴァル・キルマーの演技がうるさくて、鼻につく感じがして、作品としても何となく色が薄く大味な印象で、後半部分なぞは余り覚えてもいなかったりしましたが、今回久しぶりも久しぶりに観てみると彼の存在感、演技は見事でとても印象的に映りますし、作品としても、なかなかどうして見応えがあって面白かったです。以前の返答コメントにも記しましたが、彼の出演作の中で一番のお気に入りはロバート・デ・ニーロら製作、マイケル・アプテッド監督によるサスペンス映画作品「サンダーハート」かしら...。`ロン・ハワード監督、ジョージ・ルーカス製作総指揮/原案、ワーウィック・デイヴィスやヴァル・キルマーら出演のファンタジー・アドベンチャー映画作品「ウィロー」やマイケル・マン監督/製作/脚本、アル・パチーノとロバート・デ・ニーロ共演の犯罪アクションドラマ映画作品「ヒート」も好きです。スティーヴン・ホプキンス監督、マイケル・ダグラスら共演のアドベンチャー映画作品「ゴースト&ダークネス」やアントニー・ホフマン監督、キャリー=アン・モスやトム・サイズモアら共演のSFドラマ映画作品「レッド・プラネット」なぞも結構好きだったりします。

手近なお店で見つけられることを願っています。
Posted by ウォルター at 2009年07月29日 21:27
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Tracked: 2009-08-02 06:49