2006年10月14日

「ブラック・ダリア/THE BLACK DAHLIA」

「ブラック・ダリア/THE BLACK DAHLIA」
2006年製作 米国
監督:ブライアン・デ・パルマ 製作:ルディ・コーエン、モシュ・ディアマント、アート・リンソン 製作総指揮:ロルフ・ディール、ダニー・ティムポート、ジェームズ・B・ハリス、ヘンリク・ヒュイッツ、ジョセフ・ローテンシュレイガー、アヴィ・ラーナー、トレヴァー・ショート、アンドレアス・ティースマイヤー、ジョン・トンプソン 原作:ジェームズ・エルロイ『ブラック・ダリア』(文春文庫刊) 脚本:ジェシュ・フリードマン 撮影:ヴィルモス・ジグモンド 美術:ダンテ・フェレッティ 衣装:ジェニー・ビーヴァン 編集:ビル・パンコウ 音楽:マーク・アイシャム
出演:ジョシュ・ハートネット、アーロン・エッカート、スカーレット・ヨハンソン、ヒラリー・スワンク、ミア・カーシュナー、リチャード・ブレイク、ケヴィン・ダン、マイケル・P・フラニガン、ローズ・マッゴーワン、マイク・スター、フィオナ・ショウ、パトリック・フィスクラー、ジョームズ・オーティス、ジョン・カヴァノー、クローディア・カッツ

本日公開の史上最高の犯罪小説家と謳われるジェームズ・エルロイ入魂の一作「ブラック・ダリア」の映画化作品を地元の映画館へ観に行って来ました。

原作が大好きで、思い入れが強過ぎるだけに、期待外れの作品だったらと、些か不安を抱きつつ、鑑賞しましたが、どうやら杞憂に済んでくれたやに思います。以前の投稿記事『『HAWKES HARBOR』を読んで』の返答コメントでの"脚本のジョシュ・フリードマンはキャリアが浅いのがチョッピリ心配なのと主演のジョシュ・ハートネットも元ボクサーの役ですし、今一つピンと来ないところもなくはないですが..."との危惧も、どうやら杞憂に済んでくれていたやに思います。

原作との比較云々はさて置き、劇映画として中々見応えある作品やに思います。
レトロチックでハードボイルドな雰囲気を醸し出す映像描写のメロディアスでドラマチックな作品やに感じられます。
抱くイメージの映画らしい映画との印象も受けます。
ブライアン・デ・パルマテイスト炸裂とまではいえないやに思いますが、原作を損なうことなく、随所にその妙を発揮・披露してくれているやに見受けられます。ヒッチコックテイストも感じられます。ショッキングなシーンの見せ方やサスペンスフルな、スリリングな描写は巧いやに思います。
傑出した作品ではないやも知れませんが、犯罪・罪の連鎖が多層的的且つ畳み掛けるかのように織り込まれた小気味好く、スリリングでドラマチックなクライム・ミステリー・サスペンス・ハードボイルドに仕上がっているやに思います。
じっくり観るには展開が急ぎ過ぎの嫌いがあり、登場人物の愛憎や苦悩、お話の空虚な深遠さや悲哀が薄らいで感じられてしまうのがやや物足りない気がしなくもないです。
同著者原作の同名クライム・ミステリー小説の映画化作品「L.A.コンフィデンシャル」よりも趣は感じられるやに思います。
"ブラック・ダリア”ことエリザベズ・ショート役のミア・カーシュナーの演技は好かったやに思います。原作を余り意識せねば、上述の通り、主人公の元ボクサーの刑事" バッキー・ブライカート"を演じるジョシュ・ハートネットも意外に違和感ありませんでしたし、脚本を手掛けているジェシュ・フリードマンは、こう申し上げるのもおこがましいやも知れませんが、才能あるやに思います。アーロン・エッカート扮するこちらも元ボクサーで"バッキー"の相棒刑事の" リー・ブランチャード"の同棲相手" ケイ・レイク"を演じるスカーレット・ヨハンソンは作品の雰囲気に合っているやに思います。出演者は総じて良い、もしくは、まずまず無難な演技をしているやに思いますが、ミスマッチなようなそうでもないような気もします。
"バッキー”と“リー”のボクシングシーンは悪くないやに思います。

思わぬ人が、成る程の役で出演しています。

1947年にロサンジェルスを震撼させた実在の "ブラック・ダリア事件" を基に書かれたジェームズ・エルロイのベストセラークライム・サスペンスドラマ『ブラック・ダリア』を"基に"映画化された作品です。

allcinema ONLINE 映画データベース

*追記 アーロン・エッカートは本作では頭の皮を剥がれずに済んで良かったと思います。
posted by ウォルター at 18:52| 🌁| Comment(4) | TrackBack(0) | 鑑賞映画について(外国映画) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今晩は。

おー!早速見に行ってきたのですね。
なかなか良かった様ですね。
私も劇場には行かないと思いますが、DVDになったら必ず見ようと思ってます。

アーロン・エッカートといえば、「サンキュー・スモーキング」は見に行こうかな・・って思ってるんだけど・・。
良かったらまたブログにて。
ペケでもメルマガにて!!

Posted by ごみつ at 2006年10月15日 23:04
ごみつさんへ

コメントありがとうございます。

先日本作を劇場で鑑賞した印象では、投稿記事に記しました通り、"原作との比較云々はさて置き、劇映画として中々見応えある作品やに思います"が、DVDリリースされましたら、是非ともあらためてじっくり観直してみたいと思います。

アーロン・エッカート主演の「サンキュー・スモーキング」は中々興味深そうな作品ですネ。鑑賞されましたら、レビューを楽しみに期待しております。彼はどちらかというと悪人面の男臭さを漂わせる俳優さんで、敵役や一癖ある役を演じているイメージがある一方、意外と幅広い役柄を演じ、味わいある演技を見せてくれているやにも思います。「エリン・ブロコビッチ」や「サスペクト・ゼロ」での彼も好いやにやに思います。

原因は不明ですが、コメント記入にあたり、エラーが表示されてしまい、何度もお手間を取らせてしまい、大変申し訳ありませんでした。
重複したコメントは、お言葉通り、削除させて頂きました。
Posted by ウォルター at 2006年10月16日 01:38
早速、ご鑑賞ですか!
私もこれは映画館で観るかなあと思っていたのですが、忙しい合間をぬってみに行く価値があるのかと躊躇しているんですよね。でもウォルターさんの記事を読んだら再度興味がでてきました!
Posted by J美 at 2006年10月16日 15:43
J美さんへ

コメントありがとうございます。

繰り返しになって恐縮ですが、初見では、投稿記事に記しました通り、"原作との比較云々はさて置き、劇映画として中々見応えある作品"との印象ではあります。
後半特に展開が早く、込み入った向きが感じられるやも知れませんので、じっくり観るには、DVDも良いやに思います。昨今は劇場公開映画作品のDVDリリースも早いですし。
映画館にでにせよ、DVDでにせよ、観ておいて良い作品やに思います。
登場人物を把握しながら観ると、わかり易く、楽しみ易いやに思います。
Posted by ウォルター at 2006年10月16日 17:17
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