2006年11月03日

『ナッソーの夜』

このブログの投稿記事でも何度となく触れています最新第21作目「カジノロワイヤル」の公開を目前に控えているスパイ・アクション映画「007」シリーズは全て観ていますが、原作は全ては読めていません。読んだ中で一番好きなのはイアン・フレミング原作、井上一夫さん訳の映画化されている『バラと拳銃/From a View To
a Kill』や同じく映画化されている表題作の『読後消却すべし/FOR YOUR EYES ONLY』も含む短編5編が収録されている短編集『007号の冒険/FOR YOUR EYES ONLY』(現邦題は『007/バラと拳銃』)の最後の一編『ナッソーの夜/Quantum of Solac』が最も好きです。ナッソーのイギリスバハマ総督官邸のディナーに招待されたジェームズ・ボンドに総督が差し向かいで酒を酌み交わしながら、ある夫婦のはげしくておもしろい人生ドラマ(ボンド曰く"人間の情熱がなまに出ている本物の人間喜劇、どこの政府が作ったどんな秘密情報部の謀略よりも、もっと正当なゲームをやる運命の主役の人間喜劇だった")について淡々切々と語る模様が描き綴られている素敵な作品です。総督が人間関係の基本的条件(人情の死は人間関係の死)に発明した本人曰くちょっと大げさな呼び名"慰藉(いしゃ)の量の法則"は大変興味深いやに思います。

【慰藉(いしゃ)】(スル)なぐさめいたわること。
posted by ウォルター at 00:24| ☔| Comment(2) | TrackBack(1) | 読んだ本について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ウォルターさん、おはようございますm(--)m
何だか、「カジノロワイヤル」を見たくなった・・・というか、見に行かなければならないような気がしてきました(笑)
ウォルターさんの期待の大きさを感じます。
主役を演じる俳優が変わっても人々をこれだけ魅了し続ける作品の良さを、ウォルターさんの記事で再確認しました。
あとは、「外れでないこと」を祈るだけですね。
ドキドキを忘れないウォルターさんは、素敵です(笑)☆
Posted by クマ・ブルース at 2006年11月03日 05:23
クマ・ブルースさんへ

コメントありがとうございます。

まだ未見ですので、是非にとお薦めするわけにはいきませんが、投稿記事を読まれて、少しでも興味を持って頂き、機会がありましたら、劇場でにせよ、ビデオ(DVD)でにせよ、観てみられたらと思います。

映画「007」シリーズは物心ついた頃から良く映画に連れて行ってくれた父親が好きなもので、私も好きになり、そのころから毎作欠かすことなく観続けて今日までに至りいますが、ここまで来ると、腐れ縁になってしまっているのやも知れません。原作小説もイアン・フレミングの著作については、殆ど読んでいるやに思います。

本作で主役の第6代目のジェームズ・ボンドを演ずるダニエル・クレイグは、これまで観た出演作の限りでは、正直華は然程感じられる俳優さんではないですが、演技力は確かと思いますし、歴代ボンド役の中でも若い方ですし、妙にビルドアップされった肉体をしていますので、アクションはかなり期待出来るやに思います。原作は1967年に本家「007」シリーズを配給していたユナイテッド・アーティスト(現在はMGMに所属していて、MGMはソニーを中心としたコンソーシアムによって買収されているため、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントの関連会社とのことです)と版権を所有している製作会社イオン・プロダクションとは別に、唯一本作の版権を取得することが出来たコロンビア映画(現ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントの一部とのことです)が巨匠ジョン・ヒューストン監督、「ピンク・パンサー」シリーズでお馴染みのピーター・セラーズ主演、共演にデヴィッド・ニーヴン、デボラ・カー、ウィリアム・ホールデン、ウディ・アレンや本家シリーズの記念すべき第1作「007/ドクター・ノオ」のボンドガールにしてジェームズ・ディーンと浮き名を流したこともあるウルスラ・アンドレスをはじめとしたオールスター・キャストで製作したSFコメディ・パロディ作品として映画化されていますが、本リメイク作は、それとは打って変わって原作に忠実であるとともに、以前の記事『もしかしたら6代目ボンドだった、ユアン・マクレガー(返答コメント 第二弾)』でも触れていますが、ボンドの誕生秘話が描かれており、ボンドはダークなイメージで描かれているとのことで、全く新しいボンド映画となっているとのことですので、その意味でも楽しみに期待したいです。特典付き前売り鑑賞券も買ったことですし。

世界最長の映画シリーズとしてギネスブック国際版にも認定されているコメディ・ドラマ「男はつらいよ」シリーズの主人公、寅さんの役は渥美清さんでなければと思いますが、「007」シリーズについては、主役であるジェームズ・ボンド役が代々それぞれの個性、持ち味と魅力を持ち、発揮し、活かした俳優さんに引き継がれて来たのはよかったやに思います。何れにせよ、これだけ長きに渡って人々(観客、視聴者やファン)に話題を振りまき、魅了し、楽しませ、人気を得続ける作品も珍しいやに思います。スパイでありながら世界で最も有名な007/ジェームズ・ボンドが活躍する世界で最も有名な冒険娯楽活劇映画シリーズというところでしょうか。

"外れでないこと”との思いは、本作に限らずのことながら、特別祈りたいと思います。

私に当てはまり、その上、素敵かどうかは、甚だ疑わしくもありますが、"ドキドキをわすれない"ということは(心臓に悪い類いなのは遠慮したいですが...)素敵なことやに思います。私は人間が安直、単純で些か浮世離れというか、変なところに興味やこだわりを抱き、現実生活の実感に乏しい傾向と現実逃避の癖が強い、要は幼稚な大人なのやに思います(笑)。
Posted by ウォルター at 2006年11月03日 13:33
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