2007年03月15日

『地獄で仏』

先日ふとテレビのチャンネルを廻したらNHK教育テレビで民俗学者の大月隆寛さんが『芸術劇場へようこそ』という番組内の『若手演劇人、大いに語る』という情報コーナーでトーク司会をされていました(ゲストは本谷有希子さん、倉持裕さんと長塚圭史さん〔長塚京三さんの息子さん〕でした)。最近めっきりBS2の『BSマンガ夜話』の放送もなく(3月27日〜31日の5日間、BS2にて『BSアニメ夜話スペシャル とことん!あしたのジョー』の放送があります)、目にすることがなかったので、久しぶりにその姿を見れて嬉しい気がして、演劇のことは良く知らないし、わからないのですが、トークコーナーは最後まで観ました。世界の劇場『ペーパー・ミル・プレーハウス』の紹介と現代舞踏家の勅使河原三郎さん振付、美術、照明、衣装、音楽構成、出演の現代舞踏公演「ガラスノ牙』の劇場中継は観ませんでした。

これを期に随分以前に購入して未読のまま棚に眠らせていた(積ん読本)大月さんと消しゴム版画家・エッセイストの故ナンシー関さんの共著対談集『地獄で仏』を読みました。私にはかなり辛辣な物言いに感じられ、些か戸惑いながらも、語り口調のせいもあってか、ぴりりとした読み触りが新鮮で惹き込まれてしまいました。同感するところも少なくないのですが、なにせアクセルの踏み込みが急で強く、その上ブレーキは弱めで、危なっかしい気もしますので、今だから余裕を持って読めるというところもあるのやも知れません。"大月さんも御自愛ください"のナンシーさんの言葉が印象的です。
メディア表現・報道評やメディアに於ける人物評についてのスタンスには読むべきところが少なくないやに思ったりもします。

ナンシー関さんについては、良く知りませんが、現在の私よりも若くして亡くなられた希代の消しゴム版画家である彼女の冥福を心よりお祈りします。彼女に似顔絵を彫ってもらえず、斬られなかった著名人は何となく残念な気もします。

大月さんではないですが、何だか具合が悪い気がします...。
posted by ウォルター at 12:25| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読んだ本について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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