2007年05月26日

『ダウンタウンの通り雨』

『ハンニバル・ライジング』も読まねばと思いつつ、先日に引き続き随分以前に購入して未読のまま棚に眠らせていた(積ん読本)都筑道夫さんの短編推理小説『退職刑事 3』を読もうと本棚を探していましたら、これまた懐かしや都筑道夫さんの元ボクサーの私立探偵"西蓮寺剛”を主人公とした短編集『ダウンタウンの通り雨』が目に止まり、表題の一遍『ダウンタウンの通り雨』を久しぶりも久しぶりに読んでしまいました。
この本を読んでいた中学生から専門学校生の頃は大藪春彦さんの"伊達邦彦"に"西城秀夫"シリーズ、泡坂妻夫さんの"亜愛一郎"シリーズ、仁木悦子さんの"仁木兄妹”に"三影潤"シリーズなぞを良く読んでいました。本作しかり、"西蓮寺剛"シリーズの『くわえ煙草で死にたい』『苦くて甘い心臓』、"伊達邦彦"シリーズの『日銀ダイヤ作戦』『マンハッタン核作戦』、"仁木兄妹"シリーズの『刺のある樹』や"三影潤"シリーズの『冷えきった街』など内容も然ることながら、タイトルに妙を感じる気がします。きちんと探してみたわけではないですが、書棚には見当たらないタイトルが随分ある気がします...。
本作はシリーズとしては、三作目ですが、読んだのはこの作品が初めてでした。当時も今もハワイには行ったことがないので、実感としてはわからないのですが、日差しの強いハワイの空、情景がまざまざと思い描け、雰囲気や空気感が感じられる気がします。そしてその海を渡った異国の地にも何かドメスティックな懐かしさのようなものが漂って感じられる気もします。本作も主人公の"西蓮寺剛”も、カート・キャノンの『酔いどれ探偵街を行く』と主人公の酔いどれ私立探偵、"おれ"と比べると(比べなくても...と言っても『酔いどれ探偵街を行く』は印象ばかりで、内容は良くは覚えていないのですが...)ハードボイルドさは大人しめな気もしますが、かといってソフトボイルドというでもない気もしますし、ライトボイルドとでも言った感じやに思います。匂い立つといった感じではないですが、確かに醸し出されているハードボイルドさが、魅力に感じられたりします。はたしてダウンタウンの通り雨は、事件の嘘を - 罪を - 過ちを覆い隠す白い雲を洗い流し、真実を明かしたのかしら...。
因に『退職刑事 3』はまだ見つかっていません。 何時読めるのかしら...『ハンニバル・ライジング』も...。逃避癖の表れでしょうか、こちらも以前に購入して未読のまま棚に眠らせていた(積ん読本)の一冊でシャーロット・アームストロングの『毒薬の小壜』なるサスペンス小説を読み始めてしまっています。何かふやけてしまっていました。


お陰様で体調の方は大分良くなりました。本日午前中に先日受けた血液検査の結果を訊きに病院へ行って来ました。結果は必ずしも問題ないというものではありませんでしたが、疾患があるとかということではありませんでしたので、一安心であります。ウィルスによる症状とのことでした。まだ少し微熱が残っていますが、このまま経過すれば、じきに治まるだろうとのことでした。
posted by ウォルター at 17:46| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読んだ本について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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