2007年07月15日

『六番目の小夜子』

以前NHK教育テレビの『ドラマ愛の詩』で鈴木杏さん主演によりドラマ化放送された恩田陸さんの学園ファンタジー・サスペンス・ミステリー『六番目の小夜子』を読みました。以前にも一度読もうとしたのですが、ドラマ化作と若干展開、登場人物や設定などが異なることもあってか、何となく序盤で挫折してしまい、久しぶりの試みになりましたが、今回は最後まで読み通せました。面白い!という感じではなく、今一つピンと来ないところもなくはないのですが、丁寧で繊細な人物(心理)描写に謎めいて、不思議な雰囲気の漂いを感じて、中々緊迫感もあったりして、ついつい惹き込まれてしまいました。
怒りなのか、抗いなのか(と共に)他愛ないようで、意地悪もしくは残酷な正体のはっきりしない幻想・妄想(倒錯)的好奇というか、悪意のようなものを感じる気がします。
望むべくは、個性を消されようとすることで、個性(というか性格)を自覚することなのやも知れないと思ったりもします。
私だけかも知れませんが、恩田作品の魅力の一つと思っている空気感や懐かしさが薄く感じられるのには物足りない気がします。
やはり、不思議な雰囲気の漂いが魅力の作品やに思います。
"津村沙世子"の顔は、栗山千明さんの顔がちらつくばかりで、思い描けません...。
posted by ウォルター at 00:38| ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | 読んだ本について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
トラックバックさせていただきました。

トラックバックお待ちしていますね。
Posted by 藍色 at 2009年03月18日 16:42
藍色さんへ

この度も遅ればせながらコメント及びトラックバックありがとうございました。

こちらからもトラックバックさせていただきました。

先日来、恩田陸さんの小説『まひるの月を追いかけて』を読んでいます。白昼夢のような不思議な雰囲気と空気感の漂いを感じる気がします。ROBERT B.PARKERの『DEATH IN PARADISE』のバークレイ版ペーパーバックと並行して読んでいます。
Posted by ウォルター at 2009年03月25日 18:31
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六番目の小夜子 恩田陸
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Tracked: 2009-03-18 16:42