2007年07月27日

『三月は深き紅の淵を』

ずっと探していて、先日せっかくようやく見つけることが出来た購入後未読の都筑道夫さんの短編推理小説『退職刑事 3』は未だに読みはじめてもいないままで、代わりに恩田陸さんの『三月は深き紅の淵を』を読んでしまいました。
作者不詳、発行部数もごく僅かで、持ち主はたった一人だけに、たった一晩だけ貸し出すことを許された幻の稀覯本『三月は深き紅の淵を』にまつわる4編のオムニバス中編ミステリ集です。どう表現したら良いのやら、ストーリー(の面白さ)によってというよりも、登場人物に語らせる言葉やさせる行いによって小説・物語への想いや小説・物語の魅力と魔力をとても興味深く説かれているようで、強く惹き付けられるものがあります。何だか、これという何かは良くわかりませんが、悪戯っぽくユーモラスだったり、意地悪だったり、切なかったり、センチメンタルだったり、遣る瀬なかったり、残酷だったり、ファンタジックだったり、ミステリアスだったりする不思議で興味深い作品やに思います。
因にトマス・ハリスのサイコサスペンス小説<ハンニバル・レクター>シリーズ(※注:『ブラックサンデー』他2作は<ハンニバル・レクター>シリーズではありません。悪しからずご承知おき下さい)の最新刊『ハンニバル・ライジング』もまだ未読(積ん読)のまま棚にささっていますし、逃避癖の表れでしょうか、こちらも以前に購入して未読のまま棚に眠らせていた(積ん読本)の一冊で、以前の投稿記事でも触れていますピーター・ラヴゼイの船上ミステリ小説『偽のデュー警部』を読みはじめてしまっています。
posted by ウォルター at 00:26| ☁| Comment(2) | TrackBack(2) | 読んだ本について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。
トラックバックさせていただきました。

トラックバックいただけたらうれしいです。
お気軽にどうぞ。
Posted by 藍色 at 2009年02月14日 03:22
藍色さんへ

コメント及びトラックバックありがとうございました。

遅ればせながら、こちらからもトラックバック送らせていただきました。

こちらこそ、いつでもお越し下さいませ。
Posted by ウォルター at 2009年02月22日 12:53
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