2007年08月09日

「エンゼル・ハート/ANGEL HEART」

「エンゼル・ハート/ANGEL HEART」
1987年製作 米国
監督/脚本:アラン・パーカー 製作:アラン・マーシャル、エリオット・カストナー、マリオ・カサール 原作:ウィリアム・ヒョーツバーグ『エンゼル・ハート』(ハヤカワ文庫) 撮影:マイケル・セレシン 音楽:トレーヴァー・ジョーンズ
出演:ミッキー・ローク、ロバート・デ・ニーロ、リサ・ボネット、シャーロット・ランプリング、ストッカー・ファウンテリエ、ブラウニー・マッギー、マイケル・ヒギンス、チャールズ・ゴードン、キャスリーン・ウィルホルト

今回は何のためのものか定かではありませんが、確か公開初日に劇場に満を持して観に行った憶えのあるアラン・パーカー監督/脚本、ミッキー・ローク主演のホラー・ミステリー映画作品「エンゼル・ハート」について、当時書いたと思われるメモが見つかりましたので、記事として投稿したいと思います。尚、抜け落ちていたり、明らかな事実誤認があったり、意味をなしていなかったり、不適当やに思われた箇所は、加筆訂正しております。

ー 今回はハリウッド映画界生誕100周年を記念して製作された「エンゼル・ハート」について触れてみたいと思います。
この作品は1977年にアメリカの作家ウィリアム・ヒューツバーグが発表したショッキング・ストーリーで、大センセーションとともに超ベストセラーとなり、以来"悪魔のバイブル"と呼ばれる原作『堕ちる天使』の映画化作品です。
原作は当初から、何度となく映画化が試みられましたが、その度、関係者の不幸や事故などのハプニングによって、ことごとく企画が潰えたといういわくつきの作品で、あのロバート・レッドフォードやダスティン・ホフマンも映画化を試みたものの、断念したとのことです。
しかし何よりも、作品の内容からして映画化が困難とされ、以来10年決して映画化されることのないベストセラーとして認知されて来ましたが、今回ハリウッド映画界生誕100周年を記念して完全映画化に踏み切られました。
ミッキー・ローク扮する私立探偵"ハリー・エンジェル"がある日、ロバート・デ・ニーロ扮する"サイファー”と名乗る紳士から、かつて自分が後援していた人気歌手で10年前から姿を消している"ジョニー・フェイバリット”という男の行方を突き止めて欲しいという調査の依頼を受けます。
"ハリー”は早速捜査に乗り出すも、常に"フェイバリット”の周辺には血の匂いがまとわりついていました。
そして第1の陰惨な殺人事件が起こり、"ハリー”は引き返すことの出来ない恐怖へと引きずり込まれて行き、そしてそこには人知を超える恐るべき結末が"ハリー”を待ち受けていたのでした。
人の心の奥底に潜む何か(自分自身、自分の本質・本性)について多くの人は、忙しい(忙しくなくとも...)日常に身を委ね、考え、見つめ直す暇を持たず、いやもしかした意識無意識の如何に関わらず、なるべくそれに触れることを避けようとしているのやも知れません。そうした試みは時として自らを破壊に追いやる恐れがあるからやも知れません。今までも学芸の幾多がこのことをテーマとし、探求を試みて来たやに思います。本作は無惨にも私達に心の奥底から、それをえぐり出し、目の前に晒し、人にタブーとされている領域をあからさましようとするかのようです。
本作を観て原作を読み、あらためて今まで映画化が断念されて来たのがわかるような気がしました。しかし、本作はテイストこそ原作のそれとは異なるような気もしますが、意図は損なうことなく、監督独特の雰囲気を加味しながら見事に映像化されていると思います。"ハリー”が見る葬り去った筈の過去の幻影のシーン(静かに降下して行く無人のエレベーター、タイムズスクエアの雑踏や黒ずくめの衣をまとい、決して顔を見せぬ女性)や全編に流れ恐怖感を高めるサウンド(心臓の鼓動音が印象的)が効果的やに思います。
監督/脚本は「ミッドナイト・エクスプレス」「バーディ」(公開時、上映していたキネカ大森に何度も足を運んで観ました)でも監督を務めたアラン・パーカーです。上述の主人公の私立探偵"ハリー・エンジェル”を「ランブルフィッシュ」「ナインハーフ」(英国へ初めて語学遊学をしたときに在学していたロンドンから電車で1時間弱の小さな街の寮制の語学学校のエクスカージョンで近接する大学都市ケンブリッジに行った折りに街の劇場で上映されていた本作を一人秘かに観ようと思っていましたら、日本で同じ語学専門学校に通っている同級窓生の女の子たちにの何人かに嗅ぎ付けられてしまい、エロティックで官能的な映画らしきことは知っていましたし、皆でわいのわいのと観るような作品とも思いませんでしたので、余り乗り気ではなかったのですが、無理から一緒に観る羽目になってしまい、上映終了後案の定、いやらしいのなんのとやいのやいのと散々冷やかされました...だから一人で観たかったのに...でも女性はこの作品どう観たのか、率直に聞いてみたかった気もします)や「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」のミッキー・ロークが演じ、依頼人の紳士"サイファー”を「ゴッドファーザー PART II」「タクシードライバー」「ディア・ハンター」「レイジング・ブル」「未来世紀ブラジル」の名優ロバート・デ・ニーロが演じているのをはじめ、キャストは中々豪華です。"フェイバレット”の元恋人役に「愛の嵐」やこの夏公開の「欄の肉体」(デヴィッド・ヘア監督のサスペンス映画作品「パリスbyナイト」のことなのかしら...)のシャーロット・ランプリング、そして、リサ・ボネットという19才の新鋭女優さんが"エピファニー”というミステリアスな女性に扮して出演してしていますが、彼女はこれで大スターに躍り出るか、これきりとなるか、中々注目に値する演技をされているやに思います。全米No.1TVコメディ・ドラマ『コスビー・ショー』に出演されています。しかし、この映画で一番の注目は、やはり主演のミッキー・ロークです。そもそも、本作を観に行こうと思った切っ掛けは、ミッキー・ロークが出演するからというものでした。そして、彼は期待に答えて、今回も素晴らしい演技を見せ、醸し出す危ない・危うい雰囲気を感じさせてくれました。しがない私立探偵役も味があって、様にもなっています。デ・ニーロとの絡みのシーンには、ただならぬ何かを感じました。ミッキー・ロークは現在ハリウッドでハリソン・フォードとならんで最注目の俳優さんです。今後、益々活躍が期待される俳優さんの一人です。今年の10月から、高校生時代ボクサーを目指していた自らの思いを原案にし、主演をする「ホームボーイ」という作品の撮影がクランクインするとのことです。期待大ですし、公開が今から待ち遠しいです。

以前にも何処かで書いたやも知れませんが、音楽を担当している トレヴァー・ジョーンズは大野雄二さんに影響を受けていると勝手に思っています。

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posted by ウォルター at 00:45| ☀| Comment(3) | TrackBack(1) | 鑑賞映画について(外国映画) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今晩は。

「エンゼル・ハート」懐かしい〜。
この頃は最も映画を見ていた時期だし、ホラー大好きなんで、私も劇場に見に行きましたよ。

監督がアラン・パーカーだし、このキャストなんで、かなり期待していたんですが、その割には・・・
っていうのが正直な感想です。

でも、又ひさしぶりで見てみたくなりました。
でも、これレンタルにないよね・・。

Posted by ごみつ at 2007年08月09日 22:02
ごみつさんへ

コメントありがとうございます。

記事にも書いていますように、ひょんなことから、本作公開当時に記したと思われる鑑賞メモを見つけ、懐かしくて、思わず記事として投稿してしまいました。当時は私も最も映画を観ていた時期で、ホラー好きではありませんが、ミッキー・ロークファンなので、勇んで劇場に観に行きました。

投稿記事ではベタ褒めですが、当時は確かにそのように思っていた、もしくは自己暗示をかけていたのやも知れません(笑)。ただ今観ても、悪くないとは思いますし、作品前半のアラン・パーカー監督作品独特の寒々しい映像と醸し出される雰囲気は凄く好きです。

追々あらためて本作についての記事を投稿するやもしれません。

ビデオもDVDもリリースされていますし、DVDはまだ廃盤になっていないようでもありますので、店舗にもよるやに思いますが、TSUTAYAではレンタルしているようですヨ。
機会がありましたら、久しぶりにご覧なっているのも一興やも知れません。

チョッと前に書いた記事の下書きが保存したファイルに見当たらず、難儀しています(泣)。
Posted by ウォルター at 2007年08月09日 22:56
2chで話題のやつです+.(・∀・).+ω http://gffz.biz/index.php
Posted by at 2011年11月09日 07:25
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