2007年09月23日

「銀河鉄道の夜/Night on the Galactic Railroad」

「銀河鉄道の夜/Night on the Galactic Railroad」
1985年製作 Anime 日本
監督:杉井ギサブロー アニメーション監督:前田庸生 プロデューサー:原正人プロデューサー/音響:田代敦巳 企画:伊藤正昭、山下健一郎 原作:宮沢賢治『銀河鉄道の夜』 原案:ますむらひろし『銀河鉄道の夜』 脚本:別所実 撮影:小山信夫 編集:古川雅士 音楽:細野晴臣
声の出演:田中眞弓、坂本千夏、堀絢子、納屋悟郎、金田龍之介、常田富士男、一城みゆき

宮沢賢治さんの名作童話『銀河鉄道の夜』のますむらひろしさんによる漫画化作品を原案に杉井ギサブロー監督の下、アニメーション監督を前田庸生さんが手掛けて劇場アニメ化された作品です。

杉井ギサブロー監督やアニメーション監督を務める前田庸生さんの演出、表現や描写はもとより、ますむらひろしさんにより擬人化された猫のキャラクターデザイン、馬郡美保子さんによる美術(背景)デザインと細野晴臣さんによる美しく儚気な音楽が織りなす暗く寂し気で、不安気で、危う気で、辛くもあるけれど、温かな「銀河鉄道の夜」の幻想的で儚くも普遍性を感じさせる世界(観)に惹き込まれ、心を捉われ揺さぶられるものがあります。静かで、めくるめくといった感じではないと思うのですが、めくるめくといったような印象を受ける気がします。宮沢賢治さんの原作小説は小学生のときに学校の図書館で借りて読んだきりな気がしますし、うろ覚えなところもありますが、とても素敵に(アニメ)映像化されている作品やに思います。"ジョバンニ"が何とも愛おしい気がします。

ただ何となくフランスのSF作家、ステファン・ウルの小説『オム族がいっぱい』をルネ・ラルーと漫画家のローラン・ドポールがアニメ映画化した何とも不気味で、グロテスクで、私は生理的に好きになれないSFファンタジー作品「ファンタスティック・プラネット」を思い起こしそうなのは気にならないではありません。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の本作の解説には『この映画を観て「原作でも登場キャラは猫なのだろう」と勘違いする人が、少なからず存在する』とし、批判もある旨記していますが、原作を読んでいる私でさえそう思ってしまいそうになる程しっくりいっている気がします。

allcinema ONLINE 映画データベース

本作でキャラクターデザイン(と作画監督)を務めているのは江口摩吏介さんですので、正しくはますむらひろしさんはキャラクター原案を手掛けていることになります。
posted by ウォルター at 00:22| ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 鑑賞映画について(アニメ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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