2008年06月06日

「祭りの準備」&「正午なり」

「祭りの準備」
1975年製作 日本
監督:黒木和雄 制作:大塚和、三浦波夫 企画:多賀祥介 原作/脚本:中島丈博撮影:鈴木達夫 美術:木村威夫、丸山裕司 編集:浅井弘 音楽:松村禎三 助監督:石山昭信
出演:江藤潤、馬淵晴子、ハナ肇、浜村純、竹下景子、原田芳雄、石山雄大、杉本美樹、桂木梨江、三戸部スエ、絵沢萌子、原知左子、真山知子、阿藤海、森本レオ、斉藤真、芹明香、犬塚弘

「正午なり」
1978年製作 日本
監督:後藤幸一 製作:西村隆平、合田浩久 製作/脚本:長門弘之 脚本:福地泡介 撮影:西浦清 編集:鈴木昌春 音楽:レイ・デービス 助監督:森清和夫
出演:金田賢一、田村幸司、結城しのぶ、原田芳雄、若杉愛、手塚さとみ、津山登志子、南田洋子、垂水悟郎、長門弘之、萩本欽一、渡辺真由美、いとうめぐみ、水谷美香

先週の土曜日、5月31日の深夜24:30〜26:30にNHK-BS2の『衛星映画劇場』にて放映されていた脚本家の中島丈博さんが自身の同名小説を脚本化し、黒木和雄監督、江藤潤さん主演で映画化されたATG製作の青春ドラマ映画作品「祭りの準備」をビデオにエアチェックして観ました。未見と思っていましたが、随分昔に観たことがあり、江藤潤さん演じる南国土佐は高知県の中村市なのかの信用金庫に勤める主人公の青年、"沖楯男"の祖父、"沖茂義"役の浜村純さんの鬼気迫る熱演にそのときは大層不快したのを思い出しました。生々しい薄汚れた汗臭さにも嫌な感じがしました。今観ると西原理恵子さんの漫画作品『ぼくんち』の舞台となっている水平島を想起したりします。阿藤海さんや森本レオさんも出演しています。それと同じATG製作の映画作品ということと、観て不快な思いをしたということで丸山健二さんの同名小説を黒木和雄監督の助監督を務めた後藤幸一監督が金田賢一さん主演で映画化した(青春)ドラマ作品「正午なり」を思い出しました。この作品が劇場公開された当時私はまだ12才だったこともあり、リアルタイムでは観ておらず、多分後々テレビ放映された際に観たのだと思います。一度きり、それも何というか生々しい不快さを感じたにも関わらず(からか)、金田賢一さん扮する都会の生活に挫け、故郷に帰って来た主人公の青年、"忠夫"の田中幸司さん演じる幼なじみの"哲治"がティッシュペーパーをボックスからひっぱり出し散らすシーンをはじめ結構良く覚えていたりします。南田洋子さん演じる"忠夫"の母親の優しさが何だか恐いようで嫌でした。何とも観後感の悪い作品ながら、ラストシーンは印象的だったような記憶があります。この作品にも原田芳雄さんが出演されていますし、他にもこの映画がスクリーンデビュー作である若かりし手塚さとみ(現在は理美)さんや萩本欽一さんも出演しています。
両作共青春の生と性の葛藤が大きなテーマになっているように見受けられますが、前者は主人公のシナリオライターになる夢を持つ南国土佐の信用金庫勤めの青年、"楯男"が馬淵晴子さん扮する一人息子である彼を溺愛する母、"沖ときよ"の束縛、地縁・血縁のしがらみ、住む町の閉塞感や竹下景子さん演じる幼なじみの"上岡涼子"に秘かに寄せる恋心なぞに苦悩しながらも都会(東京)へ旅立つ夢と希望に清々しさを感じますが、後者は都会生活に挫けた青年、"忠夫"が、故郷の信濃大町に帰り、自分の居場所と生活を見出そうともがくも、思・想い(幻想)と現実と沸き起こる抑え切れない衝動の齟齬の果てに至る破滅に悲劇を見る気がします。

allcinema ONLINE 映画データベース

時効事案も含めて未解決事件が一つでも多く早期の解決を見ることを望むものです。
posted by ウォルター at 00:05| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 鑑賞映画について(邦画) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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