2009年12月22日

「大停電の夜に」{テレビ(BSアナログ)放映情報}

明日、天皇誕生日の祝日、12月23日(水)の21:00〜23:14{午後9:00〜午後11:14}にNHK-BS2の『衛星映画劇場』にて、源孝志監督/共同脚本(カリュアード名義)、相沢友子共同脚本(カリュアード名義)、豊川悦司さん、田口トモロヲさん、原田知世さん、吉川晃司さん、寺島しのぶさん、井川遥さん、阿部力さん、本郷秦多さん、香椎由宇さん、田畑智子さん、淡島千景さんや宇津井健さんら共演の群像ロマンス・ドラマ映画作品 「大停電の夜に」が放映されます。放送日時は念のため番組ホームページ(番組ホームページ(『NHK BSオンライン』))にてお確かめ下さい。

チョッピリダークでファンタジック、SFチックなクリスマス・イブの大都市東京の夜の出来事がスタイリッシュ、ユーモラスでチョッピリシビアでほろ苦く切なくも、キャンドルに灯る仄かな明かりのように優しく温かく、描かれている作品やに思います。

冒頭で流れるビル・エヴァンス・トリオの『MY FOOLISH HEART』と東京の美しい夜景の映像からして惹き込まれてしまいます。チョッと卑怯な気さえします(笑)。

François Dupeyron監督による映画作品「La Chambre des officiers」とオリヴィエ・ダアン監督/共同脚本、マリオン・コティヤール主演の音楽伝記ドラマ映画作品 「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜」の撮影監督を手懸け、それぞれ2002年の第27回と2007年の第33回セザール賞で撮影賞を受賞している 永田鉄男 さんの撮影による美しい映像、和田雄二さんのライティングによる美しい明暗のコントラストや以前の投稿記事で取り上げています川尻善昭監督/脚本/絵コンテのホラー・アクションアニメ映画作品「バンパイアハンターD」の原作者で伝奇小説家の菊地秀行さんの弟さんで、こちも以前の投稿記事で取り上げています、同じく菊池秀行さんによる幻想ホラー短編集『死愁記』に収録されている一遍『雨の町』を田中誠監督が監督/脚本を手掛けて、和田聰宏さんと真木よう子さん主演で映画化した怖くて、切なくて、遣る瀬ない伝奇ミステリー作品「雨の町」で音楽を手がけています 菊地成孔さんの手になる美しい音楽なぞが作品を素敵に彩ってくれています。

かつての恋を待ち続けるバーのマスター、” 木戸晋一”を演じている 豊川悦司さんをはじめ、出演者の皆さんは素敵な演技と存在感で魅せてくれているやに思います。中でもバーの向かいのキャンドル・ショップの女店主、” 叶のぞみ”を演じている田畑智子さんはその可愛らしく、温かく微笑ましい、存在感のある演技がとても素敵に感じます。原田知世さん演じる妻、” 静江”と井川遥さん扮する愛人、“草野美寿々”の間で揺れるサラリーマン、“佐伯遼太郎”に扮する田口トモロヲさんはにはMasterCardのCMが思い出されてならなかったりもします。老夫婦、”国東義一”と”小夜子”を演じる 宇津井健さんと淡島千景さんの掛け合いは素敵で心にしみます。

大停電の夜に照らされて、浮かび上がる…それは…素敵な…クリスマスプレゼントかしら…。

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時効事案も含めて未解決事件が一つでも多く早期の解決を見ることを望むものです。

先月よりパソコンの調子が絶不調続きで、遂には電源が入らなくなってしまい、現在修理中ですし、先日はまたしても駅の階段で転倒して、右膝を強打してしまい、そう大したことないと思ったのですが、靭帯・半月板を損傷し、ギブスをして松葉杖状態と、今年もあと残りわずかだというのに、つくづくついていません….(涙)。
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2009年10月27日

「The Expendables」(ポストプロダクション情報)

シルヴェスター・スタローン監督/主演、デイヴ・キャラハム(デヴィッド・キャラハム)原案/脚本による「The Expendables」なるアクション・スリラー・アドベンチャー映画作品が現在ポストプロダクション中で来年の8月に本国米国での公開を控えているとのことで、お話は南米の独裁者を倒すために雇われた、シルベスター・スタローン演じる"バーニー・ロス"をはじめとした最強の兵士たち(The Expendables/消耗用兵力)の戦いを描くといったありきたりにも聞えるものですが、共演に元水泳高飛び込みの選手で、英国代表として世界選手権にも出場した経歴を持つジェイソン・ステイサム、中国全国武術大会において、5大会連続総合優勝を成し遂げた経歴を持つジェット・リー、極真空手参段を修得し、1979年にスウェーデン代表として第2回世界大会に出場、1980年と1981年にはヨーロッパの、1982年にはオーストラリアにおけるキックボクシングの大会を制覇した経歴を持つドルフ・ラングレン、米国最大の総合格闘技大会UFC(Ultimate Fighting Championship)においてヘビー級とライトへビー級の2階級で通算6度の王座に輝いた経歴を持つランディ・クートゥア、米国のプロレス団体、WCW(World Championship Wrestling)・ユナイテッドステイツ王座に2回、WWE(World Wrestling Entertainment)王座に6回、WWF世界タッグ王座 に4回輝いた経歴を持つストーン・コールド・スティーブ・オースチン、アメリカンフットボール最大のプロリーグ、NFL(National Football League)元選手の経歴を持つテリー・クルーズ、かつて俳優として人気絶頂期にライトヘビー級のプロボクサーに転身、日本では必殺の猫パンチで一世を風靡し、8戦6勝2分の戦績を残した経歴を持つミッキー・ローク、米国の老舗空手団体兼、キックボクシング団体、プロ空手協会{PKA (Professional Karate Association)}の元世界ライトヘビー級王座の経歴を持つゲイリー・ダニエルズに加え、エリック・ロバーツ、ブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツェネガー、ダニー・トレホやブリタニー・マーフィーなぞなぞとこれがなかなか期待に胸躍るキャストをしていて、楽しみなものがあります。因にジャン=クロード・ヴァン・ダムがドルフ・ラングレン演じる"Gunnar Jensen"役を、ウェズリー・スナイプス、フォレスト・ウィテカー、ラッパーの50セントがテリー・クルーズ扮する"Hale Ceasar"役を、スコット・アドキンスがストーン・コールド・スティーブ・オースチン演じる"Dan Paine"役をオファーされたものの、諸事情によりかなわなかったとのことです。また兵士たちを雇う"Mr. Church"役のキャスティングは、当初アーノルド・シュワルツェネガーにオファーされたものの、カリフォルニア州知事としての政治活動との関係でカメオ出演に止まり、次にカート・ラッセルにオファーされたものの、現時点ではアンサンブル演技に興味がないとのことで辞退されるなど難航の末、スタローンの友人でプラネット・ハリウッドの共同出資者でもあったブルース・ウィリスに決まったとのことです。スティーヴン・セガールもこの作品へのカメオ出演を依頼されたものの、プロデューサーの一人であるアヴィ・ラーナーとの関係の悪さにより立ち消えになったとのことです。ベン・キングスレー、ブランドン・ラウスやアクシャイ・クマールらの出演も検討されたとのことです。この上更にジャン=クロード・ヴァン・ダム、ウェズリー・スナイプス、フォレスト・ウィテカー、カート・ラッセル、スティーヴン・セガールやベン・キングスレーの出演がかなっていたらと思うと...。

expendable[形]1 〈物品などが〉消費してよい;消耗する 2 〈兵力・施設・軍需品が〉(軍事目的のために)犠牲にされる, 消耗的な;使い捨て式の
━━[名]((〜s))消耗品;消耗用兵力.

ポストプロダクション【postproduction】放送やパッケージメディアなどの映像作品、映画の製作における撮映後の作業の総称。この作業を担当するスタジオないし制作会社のことを指す場合もある。 俗にポスプロと略される。

出典 『Yahoo!辞書』
   フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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2009年10月05日

パトリック・スウェイジ逝く

遅ればせながらですが、ジェリー・ザッカー監督、ブルース・ジョエル・ルービン脚本、デミ・ムーア共演のファンタジー・ロマンス映画作品「ゴースト/ニューヨークの幻」に主演し一躍スターダムに躍り出た男気を感じる俳優にしてダンサーのパトリック・スウェイジが先月9月14日(月)に約20ヶ月の闘病生活の末、膵臓癌のため57歳の若さで亡くなられたとのことです。
これまで観た彼の出演映画作品では、「ゴースト/ニューヨークの幻」も然ることながら、S・E・ヒントンの原作小説『アウトサイダーズ』をフランシス・コッポラが監督と製作を手掛け、C・トーマス・ハウエル、ラルフ・マッチオ、マット・ディロン、ダイアン・レイン、ロブ・ロウ、エミリオ・エステヴェス、トム・クルーズら当時ブラッド・パックと呼ばれ将来有望とされた若手俳優たち共演で映画化した青春映画の金字塔的作品「アウトサイダー」、ジョン・ミリアス監督/共同脚本、ケヴィン・レイノルズ原案/共同脚本、C・トーマス・ハウエル、チャーリー・シーン、リー・トンプソンやパワーズ・ブースら共演の戦争SF青春映画作品「若き勇者たち」、エミール・アルドリーノ監督、ジェニファー・グレイ共演の青春ダンスロマンス映画作品「ダーティ・ダンシング」、ローディー・ヘリントン監督、ジョエル・シルヴァー製作、サム・エリオット、ケリー・リンチら共演の男臭い犯罪アクション映画作品「ロードハウス/孤独の街」」、キャスリン・ビグロー監督、ジェームズ・キャメロン製作総指揮、W・ピーター・イリフ原案/共同脚本、キアヌ・リーヴス共演のアクションドラマ映画作品「ハートブルー」が思い出されます。
訃報を聞くまで、癌で闘病されていたとは知りませんでした。ここに心よりご冥福をお祈りいたします。

8月の終わりに、F氏ら仲間衆と葉山の大浜海岸に海水浴というか、海辺の宴会に行ったときにSくんとアニメーションやSFについて話をしていて、"宇宙恐怖(コズミック・ホラー)"などと呼ばれるSF的なホラー小説で有名な米国の小説家で詩人のハワード・フィリップス・ラヴクラフトが話題に上り、帰ってからそういえば彼の小説『インスマウスの影』と初期の短編小説『ダゴン/魚神デイコン』を基にスチュアート・ゴードン監督が舞台をマサチュセッツ州のインスマウスからスペインのガリシア州に移して映画化したホラー・サスペンス映画作品「DAGON」を以前に近所のレンタルビデオ店でDVDを借りて観たのを思い出し、もう一度借りて観てみようと早速レンタルビデオ店に足を運びましたが、残念ながら今はもう在庫していませんでした。
「DAGON」は忌まわしく不気味な雰囲気と映像には不安・不快・不穏な魅力を感じますし、構成、構図やマンガチックな気もしなくはないですが、SFXも悪くなく、巧い見せ方に感じられるシーンもあるものの、全編的にどこかとぼけているというか、間が抜けているというか、何となく締まりのない緩さのようなものを感じる気もします。そもそもからして、ホラー、オカルト、ショッカーやスプラッター映画の類いは不得手な私、苦手なグロテスクシーンもありますが、露骨にではなく、さりげなく描写されているので私には救いです。ラストクライマックスは私には衝撃的なものがあり、やるせなく、失望と絶望を感じる気がして、何ともいえない後味の悪さを感じます。

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2009年07月20日

「イノセント・ボイス 12歳の戦場」&「ビッグ」{テレビ(BSアナログ)放映情報}

明晩、7月21日の深夜24:40〜26:32{22日(木)午前0:40〜午前2:32}にNHK-BS2の『衛星映画劇場』にて、1980年代、米国が支援する政府軍と、それに対抗する農民ゲリラにより繰り広げられていた内戦下のエルサルバドルで少年時代を過ごし、14歳で米国に亡命したオスカー・トレスが自らの少年時代の実体験をもとに手掛けた原案・脚本をルイス・マンドーキが監督と製作と、オスカー・トレスと共に脚本をも務めて映画化した戦争ドラマ作品「イノセント・ボイス 12歳の戦場」が、7月25日(土)の深夜25:30〜27:15{26日(日)午前1:30〜午前3:15}には、B・B・ヒラーとニール・ヒラーによる同名小説をペニー・マーシャル監督がゲイリー・ロスとアン・スピルバーグ脚本、ハワード・ショア音楽、トム・ハンクス主演、エリザベス・パーキンスやロバート・ロジア共演で映画化したファンタジック・コメディ作品「ビッグ」が放映されます。
「イノセント・ボイス 12歳の戦場」につきましては、実話をモチーフにしているとはいえ、出演者、特に子役達の演技がリアルで達者で、存在感があって、あたかも実際に起きていることを目の当たりにするようで、それも美しい映像で織りなされるだけに、描かれている過酷な現実も私が日常身近に直面実感している現実も同じ世界の現実であることを思うと、不条理を感じて虚しいやるせない気持になり、幻滅を覚えたりもしてしまいますが、過酷な現実の中にある生活とそこにある喜びや悲しみが生々しく、活き活きと描かれていて、そしてそこにあってもなお、情という力を失うことなく、助け合い、未来を捨て去ってしまうことなく前向きに生きようとする人々、子ども達のバイタリティーに美しさを見、勇気と希望を与えてもらえる気がします。今日本でも世界のどこかでも生きていていくれる子供達に"ありがとう"と感謝したい気持ちになります...そして空はどこにいても晴れていれば青く、そこに美しく輝く星を仰ぎ見ることが出来、曇っていたり雨が降ったりすれば暗く、美しい星の輝きを仰ぎ見ることが出来ないだけであって欲しいと思ったりします。泣き声、特に子どものそれはシグナル...怯えおののき泣くことも出来ずにいる人々、子ども達...痛みがわからねは...戦争ではせめて子供を殺さないようにせねば...人は生と死の狭間に生き、死からは逃れられないのに死を急かし、急ぐようなことをする...狂気ではない現実...なぞということを感じたりもします。
「ビッグ」につきましては、ファンタジック、ロマンティック、ハートウォーミングにコミカルで、そして切ない、素敵な作品と思います。早く大人になりたいという夢を魔法により叶え35歳の大人になってしまう12才の少年、"ジョシュ"を演じる若きトム・ハンクスの初々しいキュートさが素敵です。"マクミラン玩具会社"の重役、"スーザン"役のエリザベス・パーキンスがとても綺麗でチャーミングです。"ジョシュ"と"スーザン”がリムジンでマンハッタンの街をナイトドライブするシーンで流れるビリー・アイドルの『ホット・イン・ザ・シティ』にはシビレまくります。

以前の「投稿記事でNHK-BS2の『衛星映画劇場 アカデミー賞受賞作品特集』にての放映情報を取り上げましたロバート・ベントン監督/脚本、サリー・フィールド主演、ダニー・グローヴァーやジョン・マルコヴィッチら共演のドラマ映画作品「プレイス・イン・ザ・ハート」のエアチェックしておいたビデオをようやく観ました。もう何度目になるのか、感涙に目頭を熱くするどころか、涙で頬を濡らしっぱなしになってしまいました。
胸を打つ、心温まるシーンが随所に鏤められていますが、ついにある日突然保安官であった夫を不慮の事件・事故で失い、突如として生活の貧困困窮に見舞われながらも、必死になって家族を守ろうと奮闘することとなったサリー・フィールド扮する未亡人、専業主婦で幼い二人の子どもの母親、"エドナ"と、ある日彼女のもとに仕事を求めて現れ、彼女に家の前の畑で綿花の栽培をしては、と助言し彼女に雇われ、共に綿花作りをすることとなったダニー・グローヴァー演じる黒人青年、"モーゼス"をはじめ家族、同居人らが一丸となって夢と生活をかけた綿摘み一番乗りを果たした後のダンスパーティの夜にヤンクトン・ハットン扮する息子の"フランク"が一人前の男として母、"エドナ"にダンスを申し込み、幸せそうに踊る心温まるシーンの後方でかなりふくよかというか、恰幅のいい女性か一人所在なさ気に、淋し気に、かといって愉し気に音楽に合わせて体を揺らしている光景が映されていますが、こうした情景をさり気なく盛り込んで見せてくれているのに気づいてみると作品に更なる奥行きと広がりが感じられますし、想像を喚起させられて、何とも堪らないものがあります。

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2009年07月05日

「傷だらけの栄光」、「キング・アーサー」&「チャンス」{テレビ(BSアナログ)放映情報}

来週の火曜日、7月7日の深夜24:40〜26:35{8日(水)午前0:40〜午前2:35}にNHK-BS2の『衛星映画劇場』にて、実在のプロボクサー、ジェイク・ラモッタの自伝をモチーフにマーティン・スコセッシが監督と脚本を手掛け、ロバート・デ・ニーロ主演で映画化した壮絶・渾身の力作ボクシング・ドラマ作品「レイジング・ブル」より以前に観て既にノック・アウトされていた、元世界ミドル級チャンピオンのロッキー・グラジアノの半生をロバート・ワイズ監督が若き野性味溢れるポール・ニューマン主演でダイナミックに、ドラマチックに見事に映画化した傑作ボクシング・ドラマ作品「傷だらけの栄光」が、7月9日(木)の21:00〜23:08には、ジェリー・ブラッカイマー製作、アントワーン・フークア監督、デヴィッド・フランゾーニ脚本、ハンズ・ジマー音楽で、主演のクライヴ・オーウェンをはじめ、共演のキーラ・ナイトレイやヨアン・グリフィズらも厚みのある、気高さすら感じられる演技と存在感を魅せてくれている、F氏の旧知の友人であるWさんもご覧になられて面白いと申されていた中世騎士伝説として名高い"アーサー王と円卓の騎士"の活躍をモデルではないかとされる古代末期に実在したローマ帝国軍人のルキウス・アルトリウス・カストゥスを、彼がローマ軍のサルマタイ人傭兵であったのではないかという近年提起された歴史学上の仮説を基に大胆な解釈を施して、壮大なスケールで描いた見応えのある歴史スペクタクル・ロマン映画作品「キング・アーサー」が、7月11日(土)の深夜25:00〜27:11{12日(日)午前1:00〜午前3:11}には、イエジー・コジンスキーが自ら脚本化した自身の小説『BEING THERE』をハル・アシュビー監督がピーター・セラーズ主演で映画化した、私が中学生だったか高校生の時だったか、校内での映画鑑賞会で観て感動を覚えるとともに、大富豪夫人の"イブ・ランド"を演じるシャーリー・マクレーンが大胆に披露するマスターベーション・シーンが可笑しくもインパクトがあって痛烈な印象を受けたりしたコメディドラマ「チャンス」が放映されます。放送日時は念のため番組ホームページ(番組ホームページ(『NHK BSオンライン』))にてお確かめ下さい。

森博嗣さんの人気小説『スカイ・クロラシリーズ』の『スカイ・クロラ』押井守監督が、西久保利彦さん演出、伊藤ちひろ脚本、川井憲次さん音楽菊池凛子さん、加瀬亮さん、谷原章介さん、栗山千明さんら声の出演でアニメ映画化した清々しく美しく、哀しく残酷な青春SFアクション作品「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」を先日お馴染みの近所のレンタルビデオ店でDVDを借りて観ました。何なのかしら、心の琴線に触れるものあがあるようで、終始涙で目が霞みっぱなしです。スッキリ綺麗な(CG)映像による淡々とした日常・心情描写とそしてスリリングに描かれるドッグファイトのシーンについつい引き込まれてしまいます。川井憲次さんによる音楽が作品の情感を盛り上げ、絢香さんが歌うところのエンディング・テーマ『今夜も星に抱かれて…』に更なる涙を誘われます。何というか、例えかけがえのない愛しい誰かを失ったときでさえ、この地球(ほし)は常に美しく、そこには人の心を誘ってやまない大いなる空が広がっている...人が撃ち撃たれもするそれとしても...そういったようなことを感じさせる希で、その意味では貴い作品という気もします...儚さが...募らせる...。。押井守さん他監督/脚本、ゆうきまさみさんさん原案のアクション・サスペンス・ロボット・アニメTV・OVA・映画作品「機動警察パトレイバー」シリーズで特車二課 第一小隊の凛々しく美しき隊長、"南雲しのぶ"の声を演じている榊原良子さんが整備士、"笹倉永久"の声を演じているのが何だか嬉しい気がしたりもします。行定勲さんが脚本監修で参加されています。

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2009年07月04日

「溺れる魚」{テレビ(地上波)放映情報}

この後、直ぐ深夜27:15から29:10にテレビ朝日の『シネマエキスプレス』にて戸梶圭太さんの同名小説を基に堤幸彦監督が、横谷昌宏さんによる脚色、椎名桔平さんと窪塚洋介さん主演、仲間由紀恵さん、渡辺謙さんやIZAMさんら共演で映画化した犯罪アクションドラマ映画作品「溺れる魚」が放映されます。堤幸彦監督流の遊びやおふざけがふんだんにちりばめられていて、堤幸彦監督のテイストが色濃く感じられる気がする作品で、初見では結構楽しめました...初見では...。

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2009年05月26日

「許されざる者」{テレビ(BSアナログ)放映情報}の放映作品誤りの訂正とお詫び

先日投稿しました「許されざる者」、「タクシードライバー」、「レッド・サン」、「荒野の七人」、「老人と海」&「埋もれ木」{テレビ(BSアナログ)放映情報}の記事で、NHK-BS2の『衛星映画劇場』にて、来月6月4日(木)の21:00〜23:03に放映される「許されざる者」をクリント・イーストウッド監督・製作・主演の西部劇ドラマ映画作品「許されざる者」と記しましたが、正しくはアラン・ルメイの同名原作小説をジョン・ヒューストン監督がバート・ランカスター、オードリー・ヘップバーン主演、オーディ・マーフィ、リリアン・ギッシュ、ジョン・サクソンら共演の西部劇人間ドラマ映画作品「許されざる者」でした。
因に私は原作未読、映画未見です。
巨匠ジョン・ヒューストン最初の西部劇監督作品にして、オードリー・ヘップバーン最初で最後の西部劇出演作品とのことです。
誤った情報を掲載していまい、大変申訳ありませんでした。訂正の上、謹んでお詫び申し上げます。
放映作品及び日時につきましては、念のため番組ホームページ(『NHK BSオンライン』)にてお確かめ下さい。

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2009年05月18日

「許されざる者」、「タクシードライバー」、「レッド・サン」、「荒野の七人」、「老人と海」&「埋もれ木」{テレビ(BSアナログ)放映情報}

NHK-BS2の『衛星映画劇場』では、来月6月4日(木)の21:00〜23:03には以前の投稿記事にそのワンシーンを描いた絵を掲載しました1992年・第65回米アカデミー賞で作品賞をはじめ4部門を受賞したクリント・イーストウッド監督・製作・主演の西部劇ドラマ映画作品「許されざる者」が、6月6日(土)の深夜25:00〜26:55{7日(日)午前1:00〜午前2:55}にはマーティン・スコセッシ監督、ポール・シュレイダー脚本、バーナード・ハーマン音楽、ロバート・デ・ニーロ主演、米国ABCで製作された主演TVミステリー・サスペンス・コメディ『こちらブルームーン探偵社』のNHKで放送されていた日本語吹替え版で声を当てていた浅茅陽子さんとイメージピッタリなシビル・シェパードや13歳で娼婦、"アイリス"を演じて1976年・第49回米アカデミー賞で作品賞、デ・ニーロの主演男優賞とハーマンの作曲賞と並んで助演女優賞にノミネートされたジョディ・フォスターら共演のアメリカン・ニュー・シネマの代表作の一つとされるサスペンスドラマ映画作品「タクシードライバー」が、6月10日(水)の21:00〜22:47にはテレンス・ヤング監督、アラン・ドロン、チャールズ・ブロンソン、三船敏郎さんという胸躍る三代スター共演の奇想天外な娯楽西部劇映画作品「レッド・サン」が、6月11日(木)の21:00〜23:10には黒澤明監督/共同脚本、三船敏郎さんや志村喬さんら主演の一大傑作時代劇アクションドラマ映画作品「七人の侍」をジョン・スタージェス監督が製作をも務め、西部劇に翻案して、エルマー・バーンスタイン音楽、私と誕生日が同じなユル・ブリンナー、スティーヴ・マックィーン、チャールズ・ブロンソン、ロバート・ヴォーン、ホルスト・ブッフホルツにブラッド・デクスターという後になってみると、胸躍る夢の共演でリメイク映画化したF氏も大好きな傑作品「荒野の七人」が、6月17日(水)の13:00〜14:28にはアーネスト・ヘミングウェイ晩年の作品で、1953年にピューリッツァー賞を受賞した同名有名短編小説を「荒野の七人」と同じジョン・スタージェス監督が映画化したカジキと息詰る死闘を繰り広げる孤高の老漁師"サンチャゴ"を演じる名優スペンサー・トレイシーの実に風合いのある妙演が冴え渡る名作ドラマ作品「老人と海」が、6月25日(木)の深夜24:40〜26:14{26日(金)午前0:40〜午前2:14}には小栗康平監督/共同製作/共同脚本、夏蓮さん主演の優しく温かいテンポとリズムをしていて、仄かに危う気さやエロチックさが感じられる気がしたりもするファンタジードラマ映画作品「埋もれ木」が放映されます。放送日時は念のため番組ホームページ(『NHK BSオンライン』)にてお確かめ下さい。
「埋もれ木」につきましては、人は自然(野生)環境が苦手でもある生き物故、覚悟と妥協なしにむやみに自然(野生)環境に足を踏み入れることなく、自然(野生)を尊ぶべきなのではないかと感じたりします。自然(野生)との距離感をいかにして保つかも大切な気がします。自然(野生)を破壊することは、理想・夢想・幻想・想像の崩壊、そして現実の破局に繋がるやに思ったりもします。不便なところは"ある意味"良いところやも知れません...。主人公の女子高生、"まち"を演じている全国7000人のオーディションで選ばれたとの夏蓮さんは若き日の富田靖子さんのように映る気がしたりもします。脇を固めているのは浅野忠信さん、坂田明さん、田中裕子さん、平田満さん、岸部一徳さん、草薙幸二郎ら良好い役者さん揃いです。山の深さ...曳き家...時間の漂い...何故か涙が滲みます...。

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2009年05月17日

「未来世紀ブラジル」{テレビ(BSアナログ)放映情報}

来月6月3日(水)の深夜24:55〜27:19{4日(木)午前0:55〜午前3:19}にNHK-BS2の『衛星映画劇場』にて、私が今はなき八重洲スター座で鑑賞した奇才テリー・ギリアム監督/共同脚本、ジョナサン・プライス主演、ロバート・デ・ニーロら共演のコンピューターによる徹底した情報統制がなされている近未来の仮想国ブラジルを舞台に、管理社会の悪夢を独特の世界観でバイオレンスにしてコミカル、生々しくもファンタジックに描き、シニカルに風刺したSFブラック・コメディ映画作品「未来世紀ブラジル」が放映されます。放送日時は念のため番組ホームページ(『NHK BSオンライン』)にてお確かめ下さい。
以前の投稿記事で実在の作家フランツ・カフカが、その著書の一つである『変身』を執筆中に、彼の作品で一貫して表現している不安と孤独を漂わせ、独特の不条理感に満ちた非現実的で幻想的な世界観や雰囲気が感じられるかの迷宮の悪夢に陥るというユニークなフィクションで、陰謀ミステリーものとしての要素も備えているやに思えるスティーヴン・ソダーバーグ監督、ジェレミー・アイアン主演によるサスペンス映画作品「KAFKA/迷宮の悪夢」を取り上げた際にも記しましたが、「KAFKA/迷宮の悪夢」終盤クライマックスでのロボトミー(洗脳)手術を施された鉱山事故死者の記録に顔写真が貼ってある笑う男性の脳の表皮が天井裏のレンズの部屋の大きなレンズに顕微鏡を通して大映しになる様が不気味なシーンには、本作を想起させられます。ロバート・デ・ニーロは反政府テロの容疑者にして非合法のダクト修理工の"アーチボルド 'ハリー' タトル"をダンディー、ミステリアスで魅力的に演じて魅せてくれていると思います。

先日投稿しましたウィリアム・シェイクスピアの喜劇戯曲の代表作のひとつ、『夏の夜の夢』を人形劇大国チェコが誇る人形アニメの巨匠、イジー・トルンカが監督と脚本を手掛けて人形アニメ映画化した「真夏の夜の夢(Anime)」{テレビ(BSアナログ)放映情報}の記事で観てみたいと記していました同原作をマイケル・ホフマン監督が製作と脚本をも手掛け、舞台を19世紀初頭のイタリアはモンテ・アテナに翻案して、ケヴィン・クライン、ミシェル・ファイファー、ルパート・エヴェレット、スタンリー・トゥッチ、キャリスタ・フロックハート、ドミニク・ウェスト、アンナ・フリエル、クリスチャン・ベイル、デヴィッド・ストラザーン、ソフィー・マルソー、ロジャー・リース、サム・ロックウェルやバーナード・ヒルら豪華キャストでリメイク映画化したエロチックなファンタジック・ロマンス・コメディ作品「真夏の夜の夢」を近所のレンタルビデオ店でDVDを借りて観みました。
さり気なく粋でウィットと遊び心が見て取れる演出、美しく幻想的な映像、フェリックス・メンデルスゾーンの同名序曲をはじめとした神秘的、幻想的でメルヘンチック、ロマンチックで甘く優美で柔らかな音楽と出演者の粋でスマートでエレガントな演技で彩られたドリーミーでファンタジックな美しく素敵なお伽噺..."真夏の夜の夢"に感じられて、爽快でめでたくハッピーな感動を覚えるやのそつのない仕上りをした作品という気がします。ケヴィン・クライン扮する"ボトム"ら6人の職人たちがデヴィッド・ストラザーン演じる"シーシアス"公爵とソフィー・マルソー扮するその美しき花嫁の"ヒッポリタ"らの婚礼祝いに披露する劇中劇もユーモアとペーソスが感じられて愉快に面白くて中々見応えあるやに思います。おっちょこちょいな妖精"パック"を演じているスタンリー・トゥッチは、そのトリックスター振りはコミカルで愛嬌があるやに感じられるかと思えば、ラストの口上なぞは心に触れるものがあったりして、何やら素敵に映る気がします。オープニングのタイトルバックデザインも素敵に映る気がします。自転車は中々象徴的で印象的なガジェットに感じられます。

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2009年05月07日

「真夏の夜の夢(Anime)」のテレビ放映時間誤りの訂正、お詫びと日時変更のお知らせ

先日投稿しました「真夏の夜の夢(Anime)」{テレビ(BSアナログ)放映情報}の記事で、NHK-BS2の『衛星映画劇場』にての放映時間を本日5月7日(木)の午後2:00〜午後3:39と記しましたが、正しくは午後1:00〜午後2:39 だったようです。誤った情報を掲載してしまったようで、申訳ありませんでした。訂正の上、お詫び申し上げます。
尚、『国会中継』に伴い、放映日時は5月28日(木)の午後2:35〜午後3:51に変更になっているとのことです。
念のため番組ホームページ(『NHK BSオンライン』)にて放映日時をお確かめ下さい。

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2009年04月17日

「真夏の夜の夢(Anime)」{テレビ(BSアナログ)放映情報}

来月5月7日(木)の午後2:00〜午後3:39にNHK-BS2の『衛星映画劇場』にて、人形劇大国チェコが誇る人形アニメの巨匠、イジー・トルンカが監督と脚本を手掛けて、ウィリアム・シェイクスピアの喜劇戯曲の代表作のひとつ、『夏の夜の夢』を人形アニメ映画化した「真夏の夜の夢」が放映されます。未見ですので、是非ビデオにエアチェックして、観てみたいと思います。
『夏の夜の夢』は、私がはじめてまともに読んだシェイクスピアの戯曲です。高校生のとき、当時から泡坂妻夫さん、仁木悦子さん、都筑道夫さん、佐野洋さんや大藪晴彦さんなぞのミステリーやハードボイルド小説ばかりを貪るように読んでいた私は、ある日ふと、名著といわれるような本も読まねばと思い立ち、先ずは、シェイクスピアの四大悲劇のひとつ『マクベス』、アーネスト・ヘミングウェイの代表長編小説のひとつ『日はまた昇る』とヴィクター・フレミング監督、ヴィヴィアン・リー主演による映画化作品を観て感動した、マーガレット・ミッチェルによる時代長編小説『風と共に去りぬ』を今はなき、後にアルバイトとしてお世話になる近所の本屋さんで購入して読んでみました。『日はまた昇る』は何とか最後まで読めたのですが、『風と共に去りぬ』については、何せ映画の印象が強かったですし、その上長かったので、『ハムレット』については、新潮文庫版で、正味100ページ余りと短かったですが、何せ悲劇ですし、当時の私には、正直、面白さがどうも良くわからず、途中で読むのを断念してしまいました。そこで、一冊くらいまともにシェイクスピアの作品を読んでおきたいと思い、購入して読んだのが、幻想喜劇の『夏の夜の夢・あらし』に所収されている『夏の夜の夢』でした。『夏の夜の夢』は、若い時分、英国へ初めて語学遊学をした際に在学していたロンドンから電車で1時間弱、ケンブリッジから車で25分程の小さな街の寮制の語学学校のエクスカージョン(課外授業)でロンドンはリージェンツ・パークのオープン・エア・シアターで上演されていた本作の舞台を観劇したことがあります。いうまでもなく、全編英語な上、原戯曲のままの古典英語、つたない英語力の私には何をいっているのかさっぱりわからず、まるで歌舞伎の舞台を観ているかのようでしたが、本を読んでいたおかげで、ストーリーは知っていましたので、何となくついていくことができましたし、幻想的な世界観、雰囲気と演出に繰り広げられる舞台と夏の夜空の下、劇場に満ちた夢のような不思議で素敵な熱気と雰囲気には落ち着かない気持ちになりつつ、酔わされるものがあり、とても堪能できました。帰りは集合場所のトラファルガー広場・ナショナル・ギャラリー前で待つバスの出発時間に遅れそうで、最寄りのベイカー・ストリート駅までクラスメイトらと共にダッシュした覚えがあります。同書に所収されているもう一作、ロマンス戯曲の『あらし』については、『夏の夜の夢』を読んだことで満足してしまったのと、当時はまだ『あらし』がデレク・ジャーマン監督なぞのによって映像化されていた『テンペスト』だとは知らなかったこともあり、読んだのはずっと後のことです。『夏の夜の夢・あらし』と一緒に購入したのは、サントリーウィスキーローヤルのTVCMで馴染みがあった早熟の詩人アルチュール・ランボーの詩集『ランボー詩集』でした。こちらも読んではみたものの、そもそも詩なぞにさして興味を抱いていなかったこともあり、何だか良くわかりませんでした。その後、シェイクスピアの作品は、四代悲劇の『ハムレット』『リア王』や、喜劇『ヴェニスの商人』に悲劇『タイタス・アンドロニカス』なぞを読んでみましたが、正直今一つピンと来ていませんでした。読みかけの『マクベス』を読み直したのは、ビデオリリースされた黒澤明監督/製作/共同脚本による、人間の業の深さを幻想と恐怖の中に描いている翻案映画化戦国時代劇サスペンスドラマ作品「蜘蛛巣城」を観(直し)た後でしたので、かなり年月が経ってからのことです。おかげでようやくシェイクスピア作品の面白さに気づいた気がしましたが、皮肉にもシェイクスピア作品をきちんと読んだのはそれきりです。
これまで観たシェイクスピア作品の映像化作品では、喜劇『空騒ぎ』を映画化したケネス・ブラナー監督/製作/脚本/主演、ブラナーの奥様だったエマ・トンプソンやデンゼル・ワシントンら豪華キャスト共演の愉快爽快な ヒットコメディ・ロマンスドラマ作品「から騒ぎ」、同じくケネス・ブラナー監督/脚本/主演の見応え十二分な歴史犯罪サスペンス・ロマンスドラマ映画作品「ハムレット」同名悲劇を映画化したフランコ・ゼフィレッリ監督/共同脚本の悲劇のヒロイン、"ジュリエット"を初々しく演じている後に布施明さんの奥様になるオリヴィア・ハッセーの美しさ、可愛らしさも見所なロマンスドラマ作品「ロミオとジュリエット」、『タイタス・アンドロニカス』をジュリー・テイモア監督が製作と脚本をも手掛けて、斬新、奇抜で現代的な演出、設定と脚色をもって、アンソニー・ホプキンス主演で映画化した歴史残酷復讐スペクタクル作品「タイタス」、上述の「蜘蛛巣城」、フランコ・ゼフィレッリ監督/脚本、意外にも"ハムレット"役が様になっているメル・ギブソン主演によるロマンスドラマ映画作品「ハムレット」同名悲劇をオリヴァー・パーカー監督が脚本をも手掛けて、ローレンス・フィッシュバーン主演、ケネス・ブラナーら共演で映画化したロマンスドラマ作品「オセロ」や、マイケル・ラドフォード監督/脚本、アル・パチーノやジェレミー・アイアンズら実力派キャストの迫真の演技も見所な、スリリングで深みがあり、粋に痛快で感動的なヒューマンドラマ映画作品「ヴェニスの商人」が印象に残っています。マイケル・アルメイダが監督と脚本を手掛けて、舞台を現代のニューヨークに翻案して、スタイリッシュな映像と冷たく虚ろでもどかしく堪え難いような世界観をもってして、イーサン・ホーク主演、カイル・マクラクラン、サム・シェパードやビル・マーレイら共演で映画化したロマンス・サスペンスドラマ作品「ハムレット」や、ケネス・ブラナー監督が自らオリジナル脚本を書き下ろし、マイケル・マロニー演じる仕事にあぶれた役者、"ジョー・ハーパー"が、役者生命を賭けて、クリスマスに郷里の片田舎の古い教会でデンマークの〈憂鬱〉な王子『ハムレット』を演じるため、ジョーン・コリンズ扮するエージェントの"マージ"から援助してもらった僅かばかりの資金で寄せ集めたジュリア・ソワルハ演じるヒロインの"オフィーリア"役の近眼の癖に眼鏡もコンタクトも拒否する"ニーナ"をはじめ、それぞれに憂鬱な問題を抱えた、いわば変人の三文役者たちと公演の成功を目指し、ごたごたやトラブルを乗り越え、心を通わせ合いながら、奮闘する様子を描いたハートフルな群像コメディ映画作品「世にも憂鬱なハムレットたち」も好きだったりします。
ローレンス・オリヴィエ監督/製作/脚本/主演による歴史文芸ドラマ映画作品「ハムレット」やスチュアート・バージ監督、ローレンス・オリヴィエ主演のドラマ映画作品「オセロ」なぞも観たことがありますが、尺が長い上、まだシェイクスピア作品に興味を抱く前だったこともあって、それほど好印象は覚えていないのが、正直なところです。
マイケル・ホフマン監督/製作/と脚本、ケヴィン・クライン、ミシェル・ファイファー、ルパート・エヴェレット、キャリスタ・フロックハート、クリスチャン・ベイルやソフィー・マルソーら出演で映画化したエロチックなファンタジック・ロマンス・コメディ作品「真夏の夜の夢」や、『マクベス』を前嶋輝監督が、いのうえひでのり演出、宮藤官九郎脚色、内野聖陽さん、松たか子さんや森山未來さんら出演で、広い空間・大きなスクリーンで演劇の映像を楽しむという【ゲキXシネ】化したSF音楽ドラマ作品「メタルマクベス」は観てみたい気がします。

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2009年04月15日

「ブロークン・フラワーズ」{テレビ(地上波)放映情報}

4月18日(土)の深夜27:30〜29:00{19日(日)午前3:20〜午前5:00}にテレビ東京『バリ・シネ』にて以前の投稿記事で取り上げていますジム・ジャームッシュ監督が脚本を2週間半で書き上げ、ビル・マーレイ主演の哀愁と愛しさとユーモアをたたえたロードムービー・コメディドラマ作品「ブロークン・フラワーズ」が放映されます。
何やらハッキリはわからないですが、心にじわっとしみ入る"何かイイな〜"というような感じのしみじみとした感慨と、余韻が感じられる作品やに思います。ジム・ジャームッシュならではの作品やにも感じます。何でかはいざ知らず、定かにもわかりませんが、ビル・マーレイ扮する主人公のある日届いた一通のピンク色の封筒に入った手紙により、19歳になる息子の存在を知り、まだ見ぬ息子とその母親を探し当てるための旅に出るかつてドン・ファンでならすも、今や寡黙で冴えない孤独な中年男の"ドン・ジョンストン"の心を覆うやるせなさなのか、切なさなのか、喪失の悲しみなのか、不安なのかには何となく共感できる気がします。ビル・マーレイの感情表現を抑え、押し殺して微妙なニュアンスで心模様を感じさせる演技は味わい深く見事やに思います。感情が滲み出るかのように微かな変化を垣間見せる哀し気、落ち沈み、切な気で虚ろな瞳の微妙な演技に惹き付けられます。ジェフリー・ライト扮する"ウィンストン"の俄探偵振りと反駁しつつも、言われるままに従う様が微笑ましく、面白いやに思います。うらびれ加減が何処かカッコイイ中年オヤジに映ります。ウィスキーが似合いそうです..銘柄はもちろんサントリーの『響』かしら...。何気ない所作にも格好良さを感じます。以外に走れるのですネ。

去る4月13日(月)に1970年代、ハードコア映画作品「グリーンドア」に出演し、同じくハードコア映画作品「ディープ・スロート」に主演したリンダ・ラヴレースらと並び一世を風靡した米国のポルノ女優、マリリン・チェンバースが4月12日にカリフォルニア州サンタクラリタの自身のトレーラーハウスで亡くなっているのを娘さんに発見されたとのことです。死因は不明で、検視解剖される予定とのことです。享年56歳、10日後に57歳の誕生日を控えていたとのことです。ここに心よりご冥福をお祈りいたします。子供の頃に彼女主演でデヴィッド・クローネンバーグ監督/脚本のSFホラー映画作品「ラビッド」を観て、その衝撃的怖さに夜、寝床に就いてもなかなか寝付けなかったり、何度その姿を夢に見て恐怖にうなされりしたことか知れません。。

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2009年04月14日

「フロム・ヘル」{テレビ(地上波)放映情報}

明晩、4月15日(水)の21:00〜22:54にテレビ東京『水曜シアター9nine』にて、(上辺では)栄華を極めていたヴィクトリア朝の霧にむせぶロンドンの街を震撼させた希代の殺人鬼、切り裂きジャックによる連続猟奇殺人事件を題材にしたアラン・ムーアのコミックをモチーフに、アルバートとアレン・ヒューズが監督と製作総指揮を手掛け、ジョニー・デップ主演で映画化したダーク・ミステリー・サスペンス作品「フロム・ヘル」が放映されます。
当然ながら私が不得手なグロテスクシーンもあったりしますが、お話はさておき、スタイリッシュな映像美、繁栄の裏で劣悪な環境の中にあった犯行現場であるイーストエンドはホワイトチャペル地区の街並と闇に漂うどんよりと淀んだ暗くじめじめした空気感や全編に漂うゴシカルでダークな雰囲気には惹かれるものがありますし、"切り裂きジャック"による残忍極まりない連続猟奇殺人事件の捜査を担当する妻子を亡くしたことで、阿片に溺れるスコットランドヤードの腕利き警部補、"フレデリック・ジョージ・アバーライン"警部に扮するジョニー・デップの演技と存在感は魅力と雰囲気に溢れていて、見応えを感じます。ヘザー・グレアムは、仲間を次々と"切り裂きジャック"に殺されてしまう赤毛の美しい娼婦、"メアリー・ケリー"を美しく可憐に演じて魅せてくれていると思います。ロビー・コルトレーンやイアン・ホルムをはじめとした脇を固めるキャストも雰囲気のあるしっかりした演技や存在感で作品を支えているやに思います。ラストも私は好きです。映像や雰囲気を味わえたら、楽しめるやに思います。
切り裂きジャックを題材にした映画作品では、ニコラス・メイヤー監督が、カール・アレクサンダーとスティーヴ・ヘイズの原作をスティーヴ・ヘイズと共に脚本を手掛け、マルコム・マクダウェル主演で映画化したロマンチックでスリリングな秀作SF時空冒険サスペンスドラマ「タイム・アフター・タイム」やデヴィッド・ウィックス監督/製作/共同脚本、マイケル・ケイン主演のミステリー・サスペンスドラマTV映画作品『切り裂きジャック』が印象に残っています。特に『切り裂きジャック』は、英国に二度目の英語語学遊学をしていたときにテレビのテムズ・テレビジョン(ITV)で放映されたのを観て、面白さに魅了されて、ペンギンブックのノベライズペーパーバックを購入して読んだりもしました。その後、一度だけ近所のレンタルビデオ店で2本組ビデオを借りて観ましたが、また観てみたいです。ただ残念なことにビデオはとうに廃盤、DVDはリリースされていないようです。ペーパーバックはまだ棚にささっていますが、活字が小さめで余り読み返す気にはなりません。綿密な調査・検証に基づいた推理で世紀の未解決事件の謎の真相に迫った作品とのことで、幾重にも畳み込まれた、畳み掛けるスリリングでサスペンスフルな演出・展開・仕掛けをした見応えある作品だったと記憶しています。この作品では阿片ならぬ酒に溺れる"アバーライン"を演じるマイケル・ケインは流石の演技と存在感で魅せてくれていたと思います。当時のロンドンの街並とその雰囲気、空気感の再現はしかりしていて、見応えあった気がします。
「タイム・アフター・タイム」は、自分が発明したタイムマシンに乗り時空を超えて1979年のサンフランシスコに逃亡したデヴィッド・ワーナー扮する友人の一人で外科医の"ジョン・スチーブンソン"、しかして、そう彼こそが巷を恐怖に陥れている凶悪な犯罪者、"切り裂きジャック"であったを追う文学者で科学者の"H.G.ウェルズ"をチョッピリコミカルでキュートに演じているマルコム・マクダウェルの立役振りも今観ると尚更新鮮に映るのではと思います。この作品を最後に観たのはもう随分前だったころもあり、"スティーブンス"を演じているのはクリストファー・リーだったとばかり記憶違いしていました。因にマルコム・マクダウェルは後にウィリアム・タネン監督、ポール・リス主演、フェイ・ダナウェイら共演による切り裂きジャック事件を題材にしたサスペンスドラマ映画作品「ジャック・ザ・リッパー<未>」に"Malcolm Mead"役で出演しているとのことです。未見ですので、どんな役所を演じているのかはわかりません。

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2009年04月12日

「ブルーサンダー」{テレビ(BSアナログ)放映情報}

今週の木曜日、4月16日の午後3:00〜午後4:50にNHK-BS2の『衛星映画劇場』にて、ジョン・バダム監督、ダン・オバノン、ドン・ジャコビー原案/脚本、ロイ・シャイダー主演のヘリコプターアクション映画作品「ブルーサンダー」が放映されます。

主な見所は、何といってもロサンゼルスオリンピックの開催を間近に控え、対テロ用に開発されたとの最新鋭ハイテク戦術ヘリコプター、"ブルーサンダー"がロサンゼルス市街上空で臨場感たっぷり、迫力満点、スリリングに繰り広げる空中戦と思いますが、幾分説得に弱く感じられるところもありつつも、サスペンスとしても手抜かりなく手堅く結構スリリングなものがありますし、スムースな展開をしていて、観やすくて、見応えある作品と思います。クライマックスでのロイ・シャイダー演じるロス市警航空課のベテランパイロット、"フランク・マーフィー"巡査が操る"ブルーサンダー"とマルコム・マクダウェル扮する"マーフィー"とお互いに遺恨を抱く戦友の"コクラン"大佐が操縦する武装ヘリとで繰り広げられるドッグファイトは見応え十分と思います。劇場の大クリーンでないのが残念です。
初めて観たときは、夜を昼をロス上空を舞う"ブルーサンダー"の黒く厳つい機体のフォルムの斬新さと搭載する最新鋭のハイテク機能に目を見張りました。
"マーフィー"が脳に異常をきたすと時間的な感覚がなくなり、5秒も25秒もわからなくなると、署の駐車場で黒のトランザムを駆ってタイムテストをするシーンがなぜかとても印象的です。
マルコム・マクダウェルは、陰険、陰湿でいけ好かない"コクラン"を個性的でアクの強い存在感と演技でいかにも嫌らしく演じて見せてくれていますし、"マーフィー"の上司、"ブラドック"警部を味のある存在感と老練な演技で演じている本作が遺作となったウォーレン・ウォーツをはじめ、脇を固めるキャストの面々も派手さはなく渋目ではありますが、存在感あるしっかりした演技で作品を支え、引き立たせていると思います。マルコム・マクダウェルの蛇のような目が堪りません。"マーフィー"の別居中の妻、"ケイト"を演じているキャンディ・クラークは中々キュートと思います。
日本の高速列車関連のニュースとは何なのかしら...。
本作が劇場公開された前年に以前の投稿記事で取り上げていますフランツ・カフカの代表小説の一作で未完の同名原作をオーソン・ウェルズが監督/脚本を手掛け、アンソニー・パーキンス主演で映画化したサスペンスドラマ作品「審判」にも出演しているロミー・シュナイダーの訃報に触れ、ロイ・シャイダーとしばらく勘違いして残念に思っていたところ、製作中の本作に出演していて健在であることを知り、ロミー・シュナイダーには申し訳ないながら、安堵した覚えがあります。そんな彼も昨年2月に、約4年にわたる多発性骨髄腫との闘病生活も虚しく、感染症のため帰らぬ人となられました。享年75歳だったとのことです。ここに心よりご冥福をお祈りいたします。

エラン・コリリン監督/脚本の淡く切ない、ユーモラスでハートウォーミングなコメディドラマ映画作品「迷子の警察音楽隊」で、文化交流のためイスラエルに新設されたアラブ文化センターに招待され彼の国に赴いたのの、誤って目的地と一文字違いホテルもない辺境の町に迷い込んで途方に暮れるエジプト警察所属のアレキサンドリア警察音楽隊の謹厳実直な隊長、"トゥフィーク"を演じているサッソン・ガーベイがベン・キングスレーに似て映ってしまって、仕方ありません。
迷子になってしまった音楽隊員たちに親切に手を差し伸べるロニ・エルカベッツ演じる気風のいい美人女将、"ディナ"が営む小さな食堂の女の子の扱いに疎い奥手な従業員の男の子にローラーディスコだかで粋な恋の手ほどきをする音楽隊の若くてハンサムでプレイボーイなトランペットが上手いヴァイオリン担当の隊員、"カーレド"を演じているサーレフ・バクリはスマートでファンキーでクールと思います。もしも渡辺信一郎監督/脚本、信本敬子(他)脚本/シリーズ構成で、音楽を菅野よう子さんが手掛けている私も大好きなTVSFアクションドラマアニメ作品『COWBOY BEBOP』をイスラエルで映画化するとしたら(サーレフ・バクリは、イスラエル在住のパレスティナ人とのことですので)、彼に主人公の賞金稼ぎの一人、"スパイク・スピーゲル"を演じ欲しい気がします。恋愛指南のシーンは可笑しくて温かくて素敵に感じます。"ディナ"役のロニ・エルカベッツは、さっぱりした色気が素敵な気持ちのいい女優さんと思います。
心に抱く、悲しみ、寂しさや優しさ、そして想い出が切なくも清々しく、そして美しく素敵に感じます。(無機質で)空虚な空気感の漂いには何だか堪らないものを感じる気がします。

tvk(テレビ神奈川)で毎週土曜日の朝10:00〜10:15に再放送されているくぼたまことさんによる同名漫画をテレビアニメ化した『天体戦士サンレッド』は面白いですし、ほろりとさせられます。漫才コンビ髭男爵の山田ルイ53世が声を好演している"ヴァンプ"将軍大好きです。

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2009年04月10日

クマった映画

今年の1月21日(木)にウィリアム・ガードナー監督、クリストファー・ジョージ主演のアニマル・パニックホラー映画作品「グリズリー」の『特別版』DVDがリリースされたとのことです。
この作品はまだ小学生の時分に地元の映画館に米国の小説家でターザンの生みの親であるエドガー・ライス・バローズによる『地底世界シリーズ』『地底の世界ペルシダー』をケヴィン・コナー監督がピーター・カッシングら出演で映画化した「地底王国」を観に行ったときに併映されていて観た作品です。
「地底王国」は大いに楽しめたのですが、「グリズリー」の怖さには震撼しました。グリズリー(/ヒグマ/ハイイログマ)は、その凶暴性も然ることながら(実際は凶暴なばかりではないやに思いますが...)、あの巨体で森林をあれだけ速く疾走する姿に驚異と恐怖を覚えましたし、まず遭遇する機会はないとはいえ、陸地に生息している分、スティーヴン・スピルバーグ監督の大ヒット海洋生物サスペンス・パニック・アドベンチャー映画作品「ジョーズ」より怖かったやも知れません。グリズリーが一撃で馬の首をはねる刎ねるシーンもショッキングで恐怖しました。
観た後、しばらくの間は、夜寝ようと部屋の電気を消してはパンフレットの表紙やポスターの前足を大きく左右に広げて、恐ろしい形相で仁王立ちする姿を思い出してなかなか寝付けなかったり、何度その姿を夢に見て恐怖にうなされりしたことか...。
近所のレンタルビデオ店で本作が入荷するようなことがありましたら、是非借りて観直してみたいと思います。

話しは変わりますが、先日近所のレンタルビデオ店で、デヴィッド・クローネンバーグ監督とヴィゴ・モーテンセンがサスペンスドラマ映画作品「ヒストリー・オブ・バイオレンス」に続き再びコンビを組んだクライム・サスペンスドラマ映画作品「イースタン・プロミス」のDVDを借りて観ました。「ヒストリー・オブ・バイオレンス」はもう一つピンと来ないところもあっただけに、一抹の不安を抱きつつ、観たのですが、本作もそれは杞憂に過ぎませんでした。派手さはありませんし、ややこじんまりした印象こそあるものの、シリアス、シビア、ヘビーでアンダーグランドなテーマに、冷たく虚無的な空気感と雰囲気を漂わせた透明で深みと濃くのある映像やスタイリッシュなヴァイオレンス描写と、設定の活かし方、構成や展開の巧さなのかとが相俟ったブレンドが絶妙なバランスを醸して感じられて惹かれます。寡黙でストイックで危険で甘い香りを漂わせたミステリアスなロシアン・マフィアの運転手、"ニコライ"を演じている主演のヴィゴ・モーテンセンは正しく剥き出し(モロ出し)の体当たりな演技を魅せてくれています。哀愁と優しさを瞳にたたえ、クールでニヒルな燃え盛る想いを胸に秘めた男、"ニコライ"のハードボイルドな生き様の中には、ロバート・レッドフォード主演のドラマ映画作品「ブルベイカー」の主人公刑務所長"ブルベイカー"の信条、"作戦では妥協はあるが原則ではだめ"と共通するものがあり続けて欲しい気がします。出産後に命を落としたロシア人少女の家族を少女が残した日記をもとに探そうとするうちにロンドンの裏社会に暗躍するロシアン・マフィア対峙することになる助産婦の"アンナ"を演じているナオミ・ワッツは、本作においては、控え目な演技と存在感がかえって、作品を引き締め、引き立たせているやに感じます。ロシアン・マフィアのボス、"セミオン"を演じているアーミン・ミューラー・スタール、"セミオン"の息子、"キリル"に扮するヴァンサン・カッセルや"アンナ"の叔父、"ステパン"役のイェジー・スコリモフスキーをはじめ脇を固めているキャストの面々も雰囲気、味わいや癖のある演技で作品を支えているやに思います。
家族とは...や、愚かさで覆い隠される恥部...を感じる気がしたりします。
刺青は悪の履歴、そして...の手段・道具にして、決意と誓いの証...。
髪をオールバックに撫で付けたヴィゴ・モーテンセン、渋くてかっこいいです。石橋凌さんとお友達でしたね。 

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2009年04月09日

「萌の朱雀」{テレビ(BSアナログ)放映情報}

来月5月16日(土)の深夜25:00〜26:35{17日(日)午前1:00〜午前2:35}には同じNHK-BS2の『衛星映画劇場』にて、河瀬直美監督/脚本のドラマ映画作品「萌の朱雀」が放映されます。
舞台となる監督の地元緑豊かな自然に抱かれた奈良県は吉野村にある山間地の里の美しさと緩やかに過ぎるかの時と叙情的に描かれるそこに住まう人々の緩やかな心の動きと、彼らに降り掛かる現実の不便さ、厳しさと、全編に漂うミステリアス、サスペンスフル、淫靡にすら感じられる危う気な緊張感と、そして出演者の微妙で危う気な演技と存在感のシビアなコントラストと調和には心揺さぶられて、堪らないものがある気がします。あざとかったり、意地悪だったりもするのかしら...。
劇場長編映画監督デビューとなった河瀬直美監督が1997年・第50回カンヌ映画祭において、日本人初、史上最年少で新人監督賞にあたるカメラ・ドール賞を受賞した作品です。河瀬監督は、本作の十年後に監督/プロデュース/脚本を手掛けたドラマ映画作品「殯(もがり)の森」で2007年・第60回カンヌ映画祭の審査員特別グランプリを受賞していています。
「殯の森」と本作ですと、本作の方が好きだったりします。

話は変わりますが、Perfumeのニューシングル『ワンルーム・ディスコ』には、ペット・ショップ・ボーイズ『West End girls』を聴いたときとのような衝撃を受けてしまいました。

本日4月9日(木)の深夜26:59〜27:34{10日(金)の午前2:59〜午前3:34}にTBSにて、公認会計士の山田直哉さんの同名小説小出早織さん主演でTVドラマ化された『女子大生会計士の事件簿』の第10話『釣竿屋はなぜ潰れないか』が再放送されます。
犯罪サスペンス・ミステリーTVドラマシリーズ『ケータイ刑事(デカ)』『ケータイ刑事 銭形雷』での銭形四姉妹の従姉、"銭形雷”役から早2年、(チョッピリ)大人びた小出早織さんの魅力が益々素敵に感じられます。

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時効事案も含めて未解決事件が一つでも多く早期の解決を見ることを望むものです。
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2009年04月08日

「シングルス」{テレビ(BSアナログ)放映情報}

来る4月25日(土)の深夜25:00〜26:40{26日(日)午前1:00〜午前2:40}にNHK-BS2の『衛星映画劇場』にて、キャメロン・クロウ監督/製作/脚本/(出演)、ブリジット・フォンダ(ピーター・フォンダの娘さん)、キャンベル・スコット(ジョージ・C・スコットの息子さん)、キーラ・セジウィック(ケヴィン・ベーコンの奥様)やマット・ディロンら共演のロマンス・コメディドラマ映画作品「シングルス」が放映されます。
恋愛ものはやや苦手な私め、ファンであるマット・ディロンやキャンベル・スコットが出演しているということのみで、公開時劇場へ観に行ったときも、ビデオリリース時に近所のレンタルビデオ店でビデオを借りて観直したときも、今一つピンと来ないものがあったのですが、今回久方振りに観直してみてみるとグランジムーブメントに沸き返るシアトルの街で繰り広げられる孤独な独身男女の紆余曲折の恋愛群像事情が小気味良いテンポの展開と飽きさせない構成で描かれていて、切なく、もどかしくも何やら清々しく、ハッピーで心地よく素敵に感じられたりしました。
同じ独身者専用のアパートに住むマット・ディロン扮する売れないグランジロックグループ、"シティズン・ディック"のフロントマンをしている彼氏、"クリフ"につれなくされてもなお、彼の気を惹こうと一所懸命な恋に恋しているといった感じの無垢で幸薄気な23歳のウェイトレスのオンナの子、"ジャネット"をデリケートな演技と存在感で演じているブリジット・フォンダの少年ぽく、涼し気な透明感をしたキュートさには胸をくすぐられるものがあります。一皮むけた凛々しさも素敵に感じます。ブリジット・フォンダといえば、芥川龍之介さんの『薮の中』をモチーフに吉田博昭監督がジェフ・フェイヒーや村上弘明さんら共演で映画化したドラマ作品「アイアン・メイズ/ピッツバーグの幻想」も思い出されたりしますが、この作品、お話はさておき、冷たく静かな白昼夢のような雰囲気や空気感には惹かれるものがあって、嫌いな作品ではないものの、彼女らの演技はインパクトや面白味に欠け、魅力が発揮されていないやに感じられてしまい、残念な気がします。村上弘明さんも素敵な役者さんと思うのですが...。マット・ディロンのややマッチョに過ぎる気もしないでもないグランジミュージシャン振りや長髪真ん中分けのつるんとしたおでこは魅力的に感じます。シーラ・ケリー扮するアパートの住人でKRWEテレビで宣伝ウーマンの仕事をしている"デビー”がティム・バートン演じる第2のスコセッシ、"ブライアン"に20ドルの超過料金で撮ってもらうビデオ・デート用のビデオは中々魅惑的で見応えある出来映えに仕上がっていて面白いと思います。カミロ・ギャラード扮するスペイン人留学生の"ルウィース"に騙されて失恋し、失意にもう恋には懲り懲りして、億劫になってしまう環境保護委員会職員の"リンダ"を演じているキーラ・セジウィックはジュリア・ロバーツにチョッと似て映る気がします。"デソト・クラブ"で見かけて一目惚れして恋に落ちる市の運輸局勤めの"シティーヴ"を演じているキャンベル・スコットは好感の持てるハンサムな演技と存在感を見せてくれていると思います。
ビル・プルマン、エリック・ストルツ(わかったら凄い)、ポール・ジアマッティ、ジェレミー・ピヴェンやトム・スケリットなぞも出演しています。
"デソト・クラブ"のシーンでライブパフォーマンスをしているサウンドガーデン、アリス・イン・チェインズをはじめ、パール・ジャム、マッドハニー、ラヴモンガーズ(ハートのアン/ナンシー姉妹によるプライヴェート・アコースティック・バンド)、スクリーミング・トゥリーズ、マザー・ラヴ・ボーン、ジェーンズ・アディクション、ピクシーズR.E.M.やタッドといった錚々たる顔ぶれのグランジオルタナティブバンドの曲が満載です。

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2009年03月25日

マージ・ヘルゲンバーガー="キャサリン・ウィロウズ"ならば...

先日お馴染みの近所のレンタルビデオ店で、トニー・ギルロイが監督と脚本を務め、主演のジョージ・クルーニーが盟友のスティーヴン・ソダバーグらと共に製作総指揮を手掛けているクライム・サスペンス映画作品「フィクサー」DVDを借りて観ました。ジョージ・クルーニー主演映画作品につきましては、前々作、ロバート・ベアによる告発書『CIAは何をしていた?』をスティーヴン・ソダーバーグらと共に自らが製作総指揮をも手掛け、スティーヴン・ギャガンが監督を務めて映画化したポリティカル・サスペンスドラマ作品「シリアナ」、前作、ジョゼフ・キャノンの同名小説をスティーヴン・ソダーバーグ監督が映画化したノワールミステリー・サスペンスドラマ「さらば、ベルリン」と立て続けに今一つ...な印象を受けていただけに、また本作も...だったらと些か不安と心配な気持ちを抱きつつ、観ましたが、シンプルなお話な上に、派手さのない抑えめの演出や展開をしていながら、ややもすると、うっかりすると何やら良くわからないまま観すすめてしまうというようなころがあって、置き去りにされそうな気もしますが、設定は興味深いものがあって、妙味とまではいえないやも知れませんが、旨味を感じる構成をしていますし、私好みの寒々とした透明で、そして何となく虚ろというか靄っても感じられるような雰囲気や空気感をしていて、スマートで深みがある社会派サスペンスと人間ドラマの要素が面白くブレンドされた見応えのある作品に感じられました。ラスト観終わって、カタルシスを感じるからなのか、何だか感動をして涙さえ流してしまいました。スーツにノーネクタイ姿というのはややもすると貧相に映ったりもするものですが、ジョージ・クルーニーのそれはプレーンながら貧相に映るよりもむしろシックでカッコヨク映ると思います。ジョージ・クルーニー演じる"マイケル・クレイトン"が不祥事の陰での処理を専門とする"フィクサー(もみ消し屋)"の仕事を任されているニューヨーク最大の弁護士事務所、"ケナー・バック&レディーン"の共同設立者で上司の"マーティ・バック"に扮している先頃惜しくも亡くなられた本作の製作も手掛けているシドニー・ポラックや、人体に有害な農薬を売りさばいていた巨大農薬会社U・ノース社に対して被害者たちが起こした3000億円の集団訴訟でU・ノース社の弁護を担当していた"クレイトン"の同僚であり親友の敏腕弁護士で、原告との協議も大詰めを迎える中、U・ノースを裁判で敗北に導く決定的証拠を掴み、良心の呵責から、暴露することを決意する"アーサー・イーデンス"役の トム・ウィルキンソンをはじめ、脇を固めるキャストの面々も派手さはなく渋目ではありますが、存在感ある見応えあるしっかりした演技を見せてくれていると思います。オープニングで「MICHAEL CLAYTON」と原題が映し出されたのを目にしたときは、思わずマイケル・クライトンの原作か監督作品なのかしらと思ったりしてしまいましたが、本作は「マイケル・クレイトン」ですし、マイケル・クライトンの綴りはMichael Crichtonでした...。
観返して、そしてロバート・レッドフォードら製作、スティーヴン・ザイリアン監督/脚本、ジョン・トラヴォルタ主演のドラマ映画「シビル・アクション」や、これまたスティーヴン・ソダーバーグ監督、ジュリア・ロバーツ主演の正式な法律教育を受けていないにも関わらず、1993年にカリフォルニア州の大手企業PG&Eを相手取って訴訟を起こし、3億ドルの和解金を勝ち取った実在の人物、"エリン・ブロコビッチ"の活躍を描いたヒューマン・ドラマ映画「エリン・ブロコビッチ」なぞの環境汚染訴訟がらみの作品を思い出しながら観てみるのも良いやも知れません。

ところで「エリン・ブロコビッチ」といえば、大手企業の工場が垂れ流しにしている有害物質に汚染された工業廃水による病に冒され苦しみ、企業に対して集団訴訟を起こす原告住民の代表的存在で、ジュリア・ロバーツ演じる弁護士事務所のアシスタント、"エリン・ブロコビッチ”に堅い信頼を寄せる主婦、"ドナ"を演じているのがTVクライム・サスペンスドラマ『CSI:科学捜査班』シリーズでラスベガス市警科学捜査班(CSI)夜番捜査官の一人、"キャサリン・ウィロウズ"を演じるマージ・ヘルゲンバーガーというのは、今にして思えば皮肉な綾のようなものを感じる気がして面白かったりもします。マージ・ヘルゲンバーガーは、スティーヴン・セガール製作/主演、フェリックス・エンリケス・アルカラ監督のアクション映画作品「沈黙の断崖」で、セガール扮する米国環境保護庁EPAの捜査官、"ジャック・タガート"がリチャード・メイサー扮する親友の捜査官、"フィル・プラット"の死をきっかけに有毒廃棄物の不法投棄事件を潜入捜査するケンタッキー州東部の町で、"タガート"と親しくなり、捜査に協力する幼い頃に銃が暴発して父親を死なせてしまった悲劇的な過去により、父親殺しの汚名を着せられ、住民達から除け者にされている女性、"サラ・ケロッグ"を演じています。因にフェリックス・エンリケス・アルカラは、この作品の後、『CSI:3 科学捜査班』の監督を務めています。

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今にはじまったことではないながら、どうもまた携帯電話の調子が絶不調に陥っています...どうしたものか...とりあえずドコモショップで見てもらおうかしら...。
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2009年03月17日

ロン・シルヴァー逝く

以前の投稿記事で取り上げています女流監督のキャスリン・ビグロー監督/脚本、オリヴァー・ストーンら製作、ジェイミー・リー・カーティス主演のバイオレンスサイコサスペンス映画作品「ブルースチール」でのとある事件を切っ掛けに強さの象徴と崇め妄信する銃の暴力に魅入られ、ジェイミー・リー・カーティス扮する女性警官、"メーガン・ターナー"に執着し執拗に付きまとう質の悪い倒錯無差別殺人犯のストーカー、"ユージン・ハント"役を何かに取り憑かれたような鬼気迫る迫真の演技で、何とも嫌らしく不気味で不快極まりなく怪演したのも印象的な個性派俳優のロン・シルヴァーが去る3月15日に2年間の闘病の末、食道癌のためニューヨーク市内で亡くなられたとのことです。享年62歳とのことです。ここに心よりご冥福をお祈りいたします。
学生時代にユニークな経歴(学歴)の経歴を持つ彼は、政治活動家としても熱心に活動していたとのことです。

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2009年03月08日

「秒速5センチメートル」のテレビ放映時間誤りの訂正とお詫び

先日投稿しましたの「秒速5センチメートル」{テレビ(BSアナログ)放映情報}の記事で放映時間を誤って午前9時41分〜10時44分と記してしまいましたが、正しくは午後9時41分〜10時44分です。念のため番組ホームページ(『NHK BSオンライン』)にて放映時間をお確かめ下さい。誤った情報を掲載してしまい、大変申し訳ありませんでした。訂正の上、謹んでお詫び申し上げます。

秋原正俊監督が夢野久作さんの同名小説を畑野ひろ子さん主演で映画化したミステリ・サスペンス作品「二重心臓」と、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)さんの小説『伊藤則資の話』をモチーフに、温水洋一さん主演で映画化したファンタジードラマ作品「伊藤の話」にはまた魅せられてしまいました。濃くと深みが増して感じられる秋原監督独特の、透明感があって、淑やかで上品なセンスが感じられる演出、映像とその描写・表現が織りなす不思議で微妙でデリケートな趣、雰囲気やテンションとそして体感しているかのように感じられる空気感をした(魅惑的な)魅力に益々惹かれて飽きません。作品全体にも濃くと深みが増して、そして重厚ささえ加味されて感じられる気がします。落合雪恵さんによる脚本と編集にも妙を感じます。

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