2009年07月20日

「イノセント・ボイス 12歳の戦場」&「ビッグ」{テレビ(BSアナログ)放映情報}

明晩、7月21日の深夜24:40〜26:32{22日(木)午前0:40〜午前2:32}にNHK-BS2の『衛星映画劇場』にて、1980年代、米国が支援する政府軍と、それに対抗する農民ゲリラにより繰り広げられていた内戦下のエルサルバドルで少年時代を過ごし、14歳で米国に亡命したオスカー・トレスが自らの少年時代の実体験をもとに手掛けた原案・脚本をルイス・マンドーキが監督と製作と、オスカー・トレスと共に脚本をも務めて映画化した戦争ドラマ作品「イノセント・ボイス 12歳の戦場」が、7月25日(土)の深夜25:30〜27:15{26日(日)午前1:30〜午前3:15}には、B・B・ヒラーとニール・ヒラーによる同名小説をペニー・マーシャル監督がゲイリー・ロスとアン・スピルバーグ脚本、ハワード・ショア音楽、トム・ハンクス主演、エリザベス・パーキンスやロバート・ロジア共演で映画化したファンタジック・コメディ作品「ビッグ」が放映されます。
「イノセント・ボイス 12歳の戦場」につきましては、実話をモチーフにしているとはいえ、出演者、特に子役達の演技がリアルで達者で、存在感があって、あたかも実際に起きていることを目の当たりにするようで、それも美しい映像で織りなされるだけに、描かれている過酷な現実も私が日常身近に直面実感している現実も同じ世界の現実であることを思うと、不条理を感じて虚しいやるせない気持になり、幻滅を覚えたりもしてしまいますが、過酷な現実の中にある生活とそこにある喜びや悲しみが生々しく、活き活きと描かれていて、そしてそこにあってもなお、情という力を失うことなく、助け合い、未来を捨て去ってしまうことなく前向きに生きようとする人々、子ども達のバイタリティーに美しさを見、勇気と希望を与えてもらえる気がします。今日本でも世界のどこかでも生きていていくれる子供達に"ありがとう"と感謝したい気持ちになります...そして空はどこにいても晴れていれば青く、そこに美しく輝く星を仰ぎ見ることが出来、曇っていたり雨が降ったりすれば暗く、美しい星の輝きを仰ぎ見ることが出来ないだけであって欲しいと思ったりします。泣き声、特に子どものそれはシグナル...怯えおののき泣くことも出来ずにいる人々、子ども達...痛みがわからねは...戦争ではせめて子供を殺さないようにせねば...人は生と死の狭間に生き、死からは逃れられないのに死を急かし、急ぐようなことをする...狂気ではない現実...なぞということを感じたりもします。
「ビッグ」につきましては、ファンタジック、ロマンティック、ハートウォーミングにコミカルで、そして切ない、素敵な作品と思います。早く大人になりたいという夢を魔法により叶え35歳の大人になってしまう12才の少年、"ジョシュ"を演じる若きトム・ハンクスの初々しいキュートさが素敵です。"マクミラン玩具会社"の重役、"スーザン"役のエリザベス・パーキンスがとても綺麗でチャーミングです。"ジョシュ"と"スーザン”がリムジンでマンハッタンの街をナイトドライブするシーンで流れるビリー・アイドルの『ホット・イン・ザ・シティ』にはシビレまくります。

以前の「投稿記事でNHK-BS2の『衛星映画劇場 アカデミー賞受賞作品特集』にての放映情報を取り上げましたロバート・ベントン監督/脚本、サリー・フィールド主演、ダニー・グローヴァーやジョン・マルコヴィッチら共演のドラマ映画作品「プレイス・イン・ザ・ハート」のエアチェックしておいたビデオをようやく観ました。もう何度目になるのか、感涙に目頭を熱くするどころか、涙で頬を濡らしっぱなしになってしまいました。
胸を打つ、心温まるシーンが随所に鏤められていますが、ついにある日突然保安官であった夫を不慮の事件・事故で失い、突如として生活の貧困困窮に見舞われながらも、必死になって家族を守ろうと奮闘することとなったサリー・フィールド扮する未亡人、専業主婦で幼い二人の子どもの母親、"エドナ"と、ある日彼女のもとに仕事を求めて現れ、彼女に家の前の畑で綿花の栽培をしては、と助言し彼女に雇われ、共に綿花作りをすることとなったダニー・グローヴァー演じる黒人青年、"モーゼス"をはじめ家族、同居人らが一丸となって夢と生活をかけた綿摘み一番乗りを果たした後のダンスパーティの夜にヤンクトン・ハットン扮する息子の"フランク"が一人前の男として母、"エドナ"にダンスを申し込み、幸せそうに踊る心温まるシーンの後方でかなりふくよかというか、恰幅のいい女性か一人所在なさ気に、淋し気に、かといって愉し気に音楽に合わせて体を揺らしている光景が映されていますが、こうした情景をさり気なく盛り込んで見せてくれているのに気づいてみると作品に更なる奥行きと広がりが感じられますし、想像を喚起させられて、何とも堪らないものがあります。

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時効事案も含めて未解決事件が一つでも多く早期の解決を見ることを望むものです。


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2009年07月05日

「傷だらけの栄光」、「キング・アーサー」&「チャンス」{テレビ(BSアナログ)放映情報}

来週の火曜日、7月7日の深夜24:40〜26:35{8日(水)午前0:40〜午前2:35}にNHK-BS2の『衛星映画劇場』にて、実在のプロボクサー、ジェイク・ラモッタの自伝をモチーフにマーティン・スコセッシが監督と脚本を手掛け、ロバート・デ・ニーロ主演で映画化した壮絶・渾身の力作ボクシング・ドラマ作品「レイジング・ブル」より以前に観て既にノック・アウトされていた、元世界ミドル級チャンピオンのロッキー・グラジアノの半生をロバート・ワイズ監督が若き野性味溢れるポール・ニューマン主演でダイナミックに、ドラマチックに見事に映画化した傑作ボクシング・ドラマ作品「傷だらけの栄光」が、7月9日(木)の21:00〜23:08には、ジェリー・ブラッカイマー製作、アントワーン・フークア監督、デヴィッド・フランゾーニ脚本、ハンズ・ジマー音楽で、主演のクライヴ・オーウェンをはじめ、共演のキーラ・ナイトレイやヨアン・グリフィズらも厚みのある、気高さすら感じられる演技と存在感を魅せてくれている、F氏の旧知の友人であるWさんもご覧になられて面白いと申されていた中世騎士伝説として名高い"アーサー王と円卓の騎士"の活躍をモデルではないかとされる古代末期に実在したローマ帝国軍人のルキウス・アルトリウス・カストゥスを、彼がローマ軍のサルマタイ人傭兵であったのではないかという近年提起された歴史学上の仮説を基に大胆な解釈を施して、壮大なスケールで描いた見応えのある歴史スペクタクル・ロマン映画作品「キング・アーサー」が、7月11日(土)の深夜25:00〜27:11{12日(日)午前1:00〜午前3:11}には、イエジー・コジンスキーが自ら脚本化した自身の小説『BEING THERE』をハル・アシュビー監督がピーター・セラーズ主演で映画化した、私が中学生だったか高校生の時だったか、校内での映画鑑賞会で観て感動を覚えるとともに、大富豪夫人の"イブ・ランド"を演じるシャーリー・マクレーンが大胆に披露するマスターベーション・シーンが可笑しくもインパクトがあって痛烈な印象を受けたりしたコメディドラマ「チャンス」が放映されます。放送日時は念のため番組ホームページ(番組ホームページ(『NHK BSオンライン』))にてお確かめ下さい。

森博嗣さんの人気小説『スカイ・クロラシリーズ』の『スカイ・クロラ』押井守監督が、西久保利彦さん演出、伊藤ちひろ脚本、川井憲次さん音楽菊池凛子さん、加瀬亮さん、谷原章介さん、栗山千明さんら声の出演でアニメ映画化した清々しく美しく、哀しく残酷な青春SFアクション作品「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」を先日お馴染みの近所のレンタルビデオ店でDVDを借りて観ました。何なのかしら、心の琴線に触れるものあがあるようで、終始涙で目が霞みっぱなしです。スッキリ綺麗な(CG)映像による淡々とした日常・心情描写とそしてスリリングに描かれるドッグファイトのシーンについつい引き込まれてしまいます。川井憲次さんによる音楽が作品の情感を盛り上げ、絢香さんが歌うところのエンディング・テーマ『今夜も星に抱かれて…』に更なる涙を誘われます。何というか、例えかけがえのない愛しい誰かを失ったときでさえ、この地球(ほし)は常に美しく、そこには人の心を誘ってやまない大いなる空が広がっている...人が撃ち撃たれもするそれとしても...そういったようなことを感じさせる希で、その意味では貴い作品という気もします...儚さが...募らせる...。。押井守さん他監督/脚本、ゆうきまさみさんさん原案のアクション・サスペンス・ロボット・アニメTV・OVA・映画作品「機動警察パトレイバー」シリーズで特車二課 第一小隊の凛々しく美しき隊長、"南雲しのぶ"の声を演じている榊原良子さんが整備士、"笹倉永久"の声を演じているのが何だか嬉しい気がしたりもします。行定勲さんが脚本監修で参加されています。

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2009年07月04日

「溺れる魚」{テレビ(地上波)放映情報}

この後、直ぐ深夜27:15から29:10にテレビ朝日の『シネマエキスプレス』にて戸梶圭太さんの同名小説を基に堤幸彦監督が、横谷昌宏さんによる脚色、椎名桔平さんと窪塚洋介さん主演、仲間由紀恵さん、渡辺謙さんやIZAMさんら共演で映画化した犯罪アクションドラマ映画作品「溺れる魚」が放映されます。堤幸彦監督流の遊びやおふざけがふんだんにちりばめられていて、堤幸彦監督のテイストが色濃く感じられる気がする作品で、初見では結構楽しめました...初見では...。

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2009年06月25日

『三遊亭京楽 チャリティー寄席 ミュージカル環境落語「シマミミズ ラッパーの恋」』明後日開催のご案内

予てより投稿記事でご案内しております『三遊亭京楽 チャリティー寄席 ミュージカル環境落語「シマミミズ ラッパーの恋」』が明後日6月27日(土)〔13:00開場 14:00開演 16:45終了予定〕に赤坂区民センター区民ホール〔受付4階〕にて開催されます。環境問題や落語にご興味をお持ちの方は是非、足をお運びになってみてください。

*詳細・前売り予約・お問い合わせにつきましては、以下のホームページをご参照されるか、連絡先へお問い合わせください。

□エスプラナード赤坂商店街振興組合 オフィシャルサイト

◆入場料
 大人(中学生以上)2,000円/子ども(小学生)500円
◆お問い合わせ
 03-5561-9125 エクスプロナード赤坂商店街振興組合
 (電話受付時間 平日午前11時〜午後6時とのことです)

※収益金は、日本赤十字社等を通じて環境保全のために寄付されるとのことです。

真打・三遊亭京楽 プロフィール
平成4年にスピード昇進で真打ちになり、以来古典落語ネタ200席のほか、防災落語、福祉落語、環境ミュージカル落語など新作落語の公演活動にも意欲的。平成10年より毎年米国で公演。平成14年には日本赤十字社に功績が認められ、高円宮妃殿下より「金色有功賞」を授与。平成10年より、米国各地で英語字幕で公演。

三遊亭京楽師匠.gif

尚、演目は、真打による現代の親子・夫婦・家族へ送る古典落語からのメッセージ:「子別れ」、ミュージカル環境落語:「シマミミズ ラッパーの恋」と二つ目三遊亭きつつきさんによるイキでエコな人力車の物語:「反対俥(はんたいぐるま)」とのことです。

「シマミミズ ラッパーの恋」 STORY
さっちゃんはどこへ行くにもシマミミズを連れていく、ぜん息持ちの少女。ある日、友人の久雄たちと川原に行くことに。3年前にはたくさんの魚が暮らす川だったが、今年はその姿を見つけることができなかった。

「エブリバディー・カモーン!」
コンクリートの川原で、突如、踊り出す巨大なヤマミミズ。さっちゃんのシマミミズも、ラップのリズムに乗りながら人間たちに問いかける。「豊かな土はどこ? 大きな木はどこ? きれいな海はどこ? 抜けるような澄みきった青い空はどこ? 取り戻すことはできるの?」

そして久雄は、さっちゃんの手をそっと握りながらこう叫ぶ。

"100年かけて壊した地球を 100年かけて取り戻そう 僕らの未来の天使のために 僕らの未来の天使のために”

ミミズなどの環形動物は、遥か太古の昔からこの地球の生態系・環境形成・維持にとても重要な役割を担ってきているとてもありがたい生き物なのだそうです。

出典 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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「白鯨/MOBY DICK/HERMAN MELVILLE'S MOBY DICK」

「白鯨/MOBY DICK/HERMAN MELVILLE'S MOBY DICK」
1956年製作 米国
監督/製作/脚本:ジョン・ヒューストン 原作:ハーマン・メルヴィル『白鯨』 脚本:レイ・ブラッドベリ 撮影:オズワルド・モリス 音楽:フィリップ・セイントン
出演:グレゴリー・ペック、レオ・ゲン、リチャード・ベースハート、オーソン・ウェルズ、ジェームズ・ロバートソン・ジャスティス、ハリー・アンドリュース、バーナード・マイルズ、マーヴィン・ジョーンズ、ローヤル・ダーノ、フランシス・デ・ウルフ、フレデリック・フレデリック・レデブール、フィリップ・ステイントン

ハーマン・メルヴィルによる同名長編小説を巨匠ジョン・ヒューストンが監督、製作と、フランソワ・トリュフォー監督が共同脚本を兼ね、オスカー・ウェルナー主演で映画化したSFドラマ映画作品「華氏451」の原作小説『華氏451度』なぞの作者であるレイ・ブラッドベリと共に脚本をも手掛け、名優グレゴリー・ペック主演でリメイク映画化した海洋アドベンチャー・ドラマ映画作品です。

幼少の頃、今は亡き母方の祖母の家に行ったときにテレビで放映されていたのを観て、そのクライマックスで、かつて自身の片足を食いちぎった"白鯨/モービー・ディック"と呼ばれ恐れられる白い巨大マッコウクジラへの復讐に燃え、"白鯨"を倒すため、...傷つけられたプライドを取り戻すため...、執念の追跡を繰り広げた末、遂に"白鯨"と対決を果たす、グレゴリー・ペック扮する捕鯨船、"ピークォド号"の船長、"エイハブ"がその死闘の中で怒り狂った"白鯨"の体に決死でよじ登り、その背中に怨念、憎悪、復讐の執念の銛を突き立てるも、打ち込まれた幾本もの銛綱が絡み絶命し、"白鯨"の横腹に磔のように括られるシーンを目の当たりにして、何やら壮絶な恐怖を感じました。こちらも、観た後、しばらくの間は、そのシーンを思い出して夢に見ては、その怖さに寝付きの悪い夜を過ごしたものです...。

本作は興行的には大失敗に終わったとのことですし、グレゴリー・ペックの"エイハブ"船長役はミスキャストであるとの評価もあるようで、グレゴリー・ペック自身本作を気に入っていなかったとのことですが、私としては原作を読んでいないということもあるのやも知れませんし、今観ると捕鯨や"白鯨"との対決シーンでのミニチュアワークスこそちゃちくて可愛らしかったり、雰囲気、空気感や臨場感にはやや薄い気もしたりしますが、凄みのある迫力とスペクタクルをしていて、何というか観ているうちに、何やらそのじわじわとしたスリリング感に次第にハラハラドキドキ、ぐいぐいと惹き込まれ、釘付けになってしまいますし、"ピークォド号"の乗組員の一人で物語の傍観者的な語部である、リチャード・ベースハート演じる風来坊の"イシュメル"、1884年の嵐の夜に海に憧れを抱き、捕鯨港として栄えるマサチューセッツ州はニュー・ベッドフォードにやって来た"イシュメル"が宿泊する宿、"捕鯨館ピーター・コフィーン"の同室で彼と無二の親友となり、彼と共に"ピークォド号"に乗組員として乗船する南の島から来た全身刺青の屈強な巨漢の銛打ちの名人、フレデリック・レデバー扮する"クイークェグ"やハリー・アンドリュース演じる粗野で陽気な二等航海士の"スタッブ"をはじめ、決して多くが語られているわけではないにも関わらず、派手やかさや華やかさこそ感じられないものの、示唆と意義を感じさせるやのバラエティに富んだ濃くと深みある魅力的な登場人物・キャラクターと、それらにマッチした男臭い渋く落ち着いた劇映画としてのリアリティーがたっぷりと感じられる配役と演技をした見応えある作品に感じます。そして何といってもグレゴリー・ペックです。鋭い眼光の威風堂々として鬼気迫る、そして復讐の執念と理性の狭間での葛藤、苦闘の微妙で絶妙なバランスが見て取れる上にペックらしい理知的で紳士的な雰囲気をも醸して感じられる演技らしい演技と存在感は圧倒され、魅了されるものがあります。因にペックは、フランク・ロッダム監督が共同製作と共同脚本を兼ねて、パトリック・スチュワート主演でテレビ映画化した海洋アドベンチャー作品「モビー・ディック」にも本作ではオーソン・ウェルズが演じている"マップル"神父役で出演しているとのことです。私はまだ未見と思われますので、今度機会がありましたら、観てみたいと思っています。

"白鯨"への復讐の執念に取り憑かれ、独断専行の狂行に及び、"ピークォド号"の船員や水夫たちの命を危険にさらす"エイハブ"船長を必死に諫める物静かで勇敢な捕鯨の名人でコーヒー好きの一等運転士、レオ・ゲン扮する(世界規模で展開するコヒーチェーン店、スターバックスの店名の由来の一つとのことの)"スターバック"、最も賢明でまっとうなはずの彼が次第に詰まらなく映りようになり、とどのつまりにはなし崩し的にでも、彼をも追従させてしまう"エイハブ"船長に魅入られるようになってしまうから不思議です。オーソン・ウェルズはその圧倒的な存在感でニュー・ベッドフォード港の"捕鯨者の教会"で示唆めいた説教をたれる"マップル"神父を威圧的で怪し気な威厳を漂わせて演じて見せてくれているやに感じます。宿命に引き寄せられるのか、ひた走るのか、知らぬ間にひたひたと静かな高まりをみせる一種異様なテンションの漂いと宿命が忍び寄る中でのじれったい時間経過の描写が何ともいえなかったりもします。"白鯨"との壮絶な対決シーンも然ることながら、自然との(静かな)格闘や捕鯨のシーンにも中々見応えを感じます。あれだけ大漁の鯨、油を摂るだけというのは何とも勿体ないですし、鯨も浮かばれない気がしてしまったりします...。ある意味牧歌的で、ある種カルト的雰囲気を醸して感じられる気がしたりもします。老若女がニュー・ベッドフォード港から捕鯨漁に出航する"ピークォド号"を寡黙に見送るシーンには何か霊妙なものを感じる気がします。海を舞台に繰り広げられるお話ながら、地に足が着いたしっかりした作品で、見せ方に流石の上手さを感じる気もします。ラストも良く出来ていますし、お腹いっぱい映画を観た感じがします。古さはさして感じません。

大いなる自然...神...偉大なものに対する人の...近代化と宗教(キリスト教)信仰に基づく行い、生き方...大いなる自然への挑戦か...神への冒涜か...セントエルモの火ならぬ...人間の傲慢や愚かさなのか対する自然の...神の...雷なのか...。

"白鯨"にとっては甚だお門違いな、迷惑な話でもありながら、何か心を揺さぶる人間の壮絶で衝撃的で感動的なドラマを感じる気もします。
人生は大いなる暇つぶし...命を捨てて...生きる...。

"ダミアン"をも倒すことが叶わなかったグレゴリー・ペックに心から哀悼の意を捧げたいと思います...。

ウィキペディアの『白鯨』についての記事には、『なお本作の白鯨は全身が白く、アルビノと思われがちだが、……アルビノではなく、全身が白いわけでもないことが分かる』とありますが、アルビノといえば思い出されるのがゆうきまさみさん原案押井守さん脚本、原田奈奈さん演出によるアクション・サスペンス・ロボット(レイバー)・アニメ「機動警察パトレイバー」TVシリーズ第38話『地下迷宮物件』、その続編、同後期OVAシリーズ第13巻『ダンジョン再び』とそしてケヴィン・スペイシー監督、マット・ディロン主演で間の悪いというか、ツキがない三人の強盗犯が、逃げ込んだ出入り口が一つしかないバーの密室で、警察に包囲される中、人質と繰り広げる立てこもり劇の人間・心理模様を描くギリギリくる心理サスペンス映画作品「アルビノ・アリゲーター」です。『機動警察パトレイバー』の『地下迷宮物件』と『ダンジョン再び』は、特車二課棟が建つ埋め立て地に地下に存在する地下水路を探査・捜査する第二小隊一行とそこに生息する白い巨大ワニが繰り広げる追いかけっこが抱腹絶倒だったりしますが、「アルビノ・アリゲーター」は、ケヴィン・スペイシー初監督作品にして、マット・ディロンをはじめ、フェイ・ダナウェイ、ゲイリー・シニーズ、ウィリアム・フィクトナーにヴィゴ・モーテンセンらと渋くて粋なキャストとその作品に見事にマッチした(何というかグレ気味の)演技と雰囲気をしていながら、作品が進むにつれ次第に嫌らしく重苦しく密度を増す危険で険悪な緊迫感、そして何といってもぞっとする程後味の悪い愕然とする結末に、何とも憂鬱で嫌な重たい気持ちにさせられることしきりです...。

全くもって久方振りの投稿だというのに、相変らず支離滅裂なかったるい記事となってしまいました...。

*心覚え(作品中に登場する台詞・人物・言葉・事物等)
『彼は闇の帝王だ』ー"He is a champion of darkness"

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2009年05月26日

「許されざる者」{テレビ(BSアナログ)放映情報}の放映作品誤りの訂正とお詫び

先日投稿しました「許されざる者」、「タクシードライバー」、「レッド・サン」、「荒野の七人」、「老人と海」&「埋もれ木」{テレビ(BSアナログ)放映情報}の記事で、NHK-BS2の『衛星映画劇場』にて、来月6月4日(木)の21:00〜23:03に放映される「許されざる者」をクリント・イーストウッド監督・製作・主演の西部劇ドラマ映画作品「許されざる者」と記しましたが、正しくはアラン・ルメイの同名原作小説をジョン・ヒューストン監督がバート・ランカスター、オードリー・ヘップバーン主演、オーディ・マーフィ、リリアン・ギッシュ、ジョン・サクソンら共演の西部劇人間ドラマ映画作品「許されざる者」でした。
因に私は原作未読、映画未見です。
巨匠ジョン・ヒューストン最初の西部劇監督作品にして、オードリー・ヘップバーン最初で最後の西部劇出演作品とのことです。
誤った情報を掲載していまい、大変申訳ありませんでした。訂正の上、謹んでお詫び申し上げます。
放映作品及び日時につきましては、念のため番組ホームページ(『NHK BSオンライン』)にてお確かめ下さい。

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2009年05月24日

「デイープ・ハザード<未>/Memorial Day」

「デイープ・ハザード<未>/Memorial Day」
1998年製作 米国
監督:ワース・キーター 製作/脚本:ジェフリー・クラーク 撮影:シルヴェイン・ブロールト 音楽:ロジャー・ローク
出演:ジェフ・スピークマン、ステファニー・ニズニック、ブルース・ウェイツ、フレデリック・コフィン、ポール・マンティ、モンゴ・ブラウンリー、ロブ・ラベル、ジョー・エステヴェス

以前の投稿記事で取り上げていますアルバート・マグノーリ監督、マーク・ディザール製作のストリート・クライム・アクション映画作品「ナイト・ハンター<未>」
で主演を務めている、剛柔流空手黒帯7段とアメリカン・ケンポー・カラテ黒帯7段の修得者、ジェフ・スピークマン主演のアクション映画作品です。本作も日本劇場未公開作品です。

ストーリーはそう悪くはないやにも思わなくもないですが、ありがちなものですし、この手の作品にはありがちといえばそうなのやも知れないものの、取って付けたようだったり、おざなりだったり、大雑把だったり、舌足らず気味、強引気味だったりして"説得"や"納得"に欠け、ご都合主義にも感じられる設定やプロット展開には整合性が見て撮り難く、良くわからずに、どうもしっくり来ず、気になってしまうところはありますし、映像の濃淡というか、色合いのせいもあって、よりチープに映る気がします。一つの国の中にある二つの国を描くというようなものでもあるやにも思われて、その意味では深みや含みも感じられなくはないだけに、目新しさもなく、通り一遍な感じがして物足らないのは、勿体なく残念に思います。予算の関係もあるでしょうし、派手な演出なぞは期待すべくもありませんが、その分細かな演出にもうチョッと配慮してくれていたら、もうチョッと締まった見応えのある作品に仕上がっていたのではと些か残念な気もします。

冷戦が終結し、ソ連の脅威は今は昔となり、財政緊縮のやり玉に挙っている軍や諜報機関の重要性を国民に認識させ、財源を確保するため新たな敵・旧共産圏エージェントを集めた"レッド5"なるハイテクテロ組織の存在を捏造し、スターウォーズ計画名残の機密試作レーザー衛星、"イーグル"を使ってテロ活動を偽装して国民の脅威を煽る"エージェンシー"なる米政府の反体制派に属する情報局上層部グループの陰謀に利用されようとする、かつて"イーグル"の情報をマスコミにリークしたことで、"エージェンシー"により精神病患者にされて精神医学リハビリセンターに収容されていた元米国海兵隊大尉にして、"エージェンシー"の優秀な対テロ工作員、タフでデンジャラスでスマートな"エドワード・ダウニー"を演じているジェフ・スピークマンによる殺陣やアクションは派手さは余り感じませんが、流石空手家だけあり魅せられるものがあります。殺陣やアクション自体の見せ方も悪くないと思います。本作では然程フューチャーされている風ではありませんが、十八番の格闘シーンでの強過ぎない感じも好いです。"サンダーハンマーズ"は相変らず小気味良くスピーディでパワフルな見応えを感じます。やや老けて、患っている珍しいリンパ疾患により体重増加したものの、まだ以て中々ハンサムで好感が持てます。脚が遅いのは緊迫感を削いでしまっていて、残念な気がします。
"エージェンシー"の陰謀に利用され、加担する大統領候補、"ジェラルド・ランカスター"上院議員を演じる、ブルース・マルムース監督、スティーヴン・セガール主演のアクション映画作品「ハード・トゥ・キル」ではセガール演じる主人公のロス市警刑事、"メイソン・ストーム"の親友で内務調査課の"オマリー"警部補に扮している、ジョージ・ケネディ擬に映らなくもない気がするフレデリック・コフィン、"エージェンシー"の"代表”にその仕事ぶりを買われてリクルートされ、"代表"の命を受け陰謀を実行する軍人として諜報活動に人生を捧げて来た"ウィラード"大将を演じる、リー・マーヴィン擬に映らなくもない気がするポール・マンティや"ダウニー"の"エージェンシー"時代の頼れる上司にして師である"ジュールズ”を渋い味わいのある悪人面と演技で演じるブルース・ウェイツなぞ、派手さ、華やかさはありませんが、味のある燻し銀気味のキャストが脇を固めています。冒頭湖畔に呼び出された"ウィラード"大将に接触し、仲間に入るようリクルートする"エージェンシー"の一員を演じるマーティン・シーン擬のジョー・エステヴェスはマーティン・シーンの双子の弟です。かつて"ダウニー"が"イーグル"の情報をリークし、テロによる国家の危機を一掃するための自衛強化の必要性と、そのためにも軍や諜報機関の予算の大幅削減反対を訴え、"レッド5"によるとするテロ攻撃による国民の混乱を煽る"ランカスター"上院議員がゲスト出演するロサンゼルスのWWWスタジオのニュース番組のアンカーウーマン、"ロビン・コナーズ"に扮するステファニー・ニズニックはマージ・ヘルゲンバーガー系の個性的な顔立ちをした美人女優さんやに思います。

国家やその行政機構の有り様については、常に状況に合わせた修正と改善に務めるべく監視、注視、評価、検討することが必要なのだというようなことを再認識させられる気がしなくもありません...多少無理からかも知れませんが...権限や予算の縮小・削減こそが何にも増して最大の脅威であり、敵であり、闘う相手としてしまうような状況に陥ることの危うさと詰まらなさかしら...。

*心覚え(作品中に登場する台詞・人物・言葉・事物等)
「ナイト・ハンター<未>」のラストでも何からの引用で、何故かはわかりませんが、ウィリアム・シェイクスピアを引用した『"さらば王子 天使の歌に誘われ安息の床へ”』という台詞がありますが、本作でも何故かはわかりませんが、以下のようなシェイクスピアを引用した台詞があります。
『"人のすべきことは..."』『"すべてやる" "マクベス"だ』
『"未知の国への旅は.."』『"誰も生きて戻れぬ" "ハムレット"です』『"生きて戻る旅人"となるのだ』
『”悪魔も目的のため聖書を引用する" "しかし悪魔が聖書をー" "差し出すのは..."』『"悪党の作り笑いだ" "外は立派だが 芯は腐ったリンゴだ"』

先日ひょんなことから、園子温監督/原作/脚本のbitterで熱い青春ドラマ「HAZARD ハザード」を観直しました。前回初めて観たときは、じっくり観ることができなかったこともあってか、ファンであるオダギリジョーさん主演作品ながら、違和感や釈然としないところもあって、何やらチープで稚拙な印象ばかりが先立ってしまい、あまりピンと来ませんでしたが、今回改めて観て、やはりハッキリとはわかっていないのですが、何というか、bitterにシリアスなようで、bitterで愉しい戯れな...というような、...bitterで愉しい戯れなようで、bitterにシリアスな...というような、不思議な感じがして、結構惹き込まれてしまう中々興味深い作品に感じられました。見当違いやも知れませんが、社会の実現を求めるには、人生の傍観者でいてはならない...人生の実感を感じられず、気づけぬまま、感じず、気づかぬまま、不安や恐怖や、痛みや恐怖を感じられず、気づけぬまま、感じず、気づかぬままでいては、HAZARDを見落としてしまうというようなことを問いかけられ、訴えかけられ、気づかされるような、そして何か...何かに誘われている気もしたりします。以前の投稿記事で取り上げました李相日監督/脚本、加瀬亮さん、オダギリジョーさんと栗山千明さん主演のシニカルである意味幻想的な青春ドラマ映画作品「スクラップ・ヘブン」で感じたものにも似ているような、似て非なるような...漫然・漠然とした満たされぬ思いに突き動かされての無茶、無謀、無軌道な刺激と危険探しがそれまで気づけなかった新たな自分と社会を見出させる......犠牲を代償に...破滅を逃れるために...というようなものものを感じる気もしました。
何やらいつにも増して支離滅裂で見当いな戯言を綴ってしまった気がします...チープで稚拙なのは私の記事の方でした...。

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2009年05月18日

「許されざる者」、「タクシードライバー」、「レッド・サン」、「荒野の七人」、「老人と海」&「埋もれ木」{テレビ(BSアナログ)放映情報}

NHK-BS2の『衛星映画劇場』では、来月6月4日(木)の21:00〜23:03には以前の投稿記事にそのワンシーンを描いた絵を掲載しました1992年・第65回米アカデミー賞で作品賞をはじめ4部門を受賞したクリント・イーストウッド監督・製作・主演の西部劇ドラマ映画作品「許されざる者」が、6月6日(土)の深夜25:00〜26:55{7日(日)午前1:00〜午前2:55}にはマーティン・スコセッシ監督、ポール・シュレイダー脚本、バーナード・ハーマン音楽、ロバート・デ・ニーロ主演、米国ABCで製作された主演TVミステリー・サスペンス・コメディ『こちらブルームーン探偵社』のNHKで放送されていた日本語吹替え版で声を当てていた浅茅陽子さんとイメージピッタリなシビル・シェパードや13歳で娼婦、"アイリス"を演じて1976年・第49回米アカデミー賞で作品賞、デ・ニーロの主演男優賞とハーマンの作曲賞と並んで助演女優賞にノミネートされたジョディ・フォスターら共演のアメリカン・ニュー・シネマの代表作の一つとされるサスペンスドラマ映画作品「タクシードライバー」が、6月10日(水)の21:00〜22:47にはテレンス・ヤング監督、アラン・ドロン、チャールズ・ブロンソン、三船敏郎さんという胸躍る三代スター共演の奇想天外な娯楽西部劇映画作品「レッド・サン」が、6月11日(木)の21:00〜23:10には黒澤明監督/共同脚本、三船敏郎さんや志村喬さんら主演の一大傑作時代劇アクションドラマ映画作品「七人の侍」をジョン・スタージェス監督が製作をも務め、西部劇に翻案して、エルマー・バーンスタイン音楽、私と誕生日が同じなユル・ブリンナー、スティーヴ・マックィーン、チャールズ・ブロンソン、ロバート・ヴォーン、ホルスト・ブッフホルツにブラッド・デクスターという後になってみると、胸躍る夢の共演でリメイク映画化したF氏も大好きな傑作品「荒野の七人」が、6月17日(水)の13:00〜14:28にはアーネスト・ヘミングウェイ晩年の作品で、1953年にピューリッツァー賞を受賞した同名有名短編小説を「荒野の七人」と同じジョン・スタージェス監督が映画化したカジキと息詰る死闘を繰り広げる孤高の老漁師"サンチャゴ"を演じる名優スペンサー・トレイシーの実に風合いのある妙演が冴え渡る名作ドラマ作品「老人と海」が、6月25日(木)の深夜24:40〜26:14{26日(金)午前0:40〜午前2:14}には小栗康平監督/共同製作/共同脚本、夏蓮さん主演の優しく温かいテンポとリズムをしていて、仄かに危う気さやエロチックさが感じられる気がしたりもするファンタジードラマ映画作品「埋もれ木」が放映されます。放送日時は念のため番組ホームページ(『NHK BSオンライン』)にてお確かめ下さい。
「埋もれ木」につきましては、人は自然(野生)環境が苦手でもある生き物故、覚悟と妥協なしにむやみに自然(野生)環境に足を踏み入れることなく、自然(野生)を尊ぶべきなのではないかと感じたりします。自然(野生)との距離感をいかにして保つかも大切な気がします。自然(野生)を破壊することは、理想・夢想・幻想・想像の崩壊、そして現実の破局に繋がるやに思ったりもします。不便なところは"ある意味"良いところやも知れません...。主人公の女子高生、"まち"を演じている全国7000人のオーディションで選ばれたとの夏蓮さんは若き日の富田靖子さんのように映る気がしたりもします。脇を固めているのは浅野忠信さん、坂田明さん、田中裕子さん、平田満さん、岸部一徳さん、草薙幸二郎ら良好い役者さん揃いです。山の深さ...曳き家...時間の漂い...何故か涙が滲みます...。

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2009年05月17日

「未来世紀ブラジル」{テレビ(BSアナログ)放映情報}

来月6月3日(水)の深夜24:55〜27:19{4日(木)午前0:55〜午前3:19}にNHK-BS2の『衛星映画劇場』にて、私が今はなき八重洲スター座で鑑賞した奇才テリー・ギリアム監督/共同脚本、ジョナサン・プライス主演、ロバート・デ・ニーロら共演のコンピューターによる徹底した情報統制がなされている近未来の仮想国ブラジルを舞台に、管理社会の悪夢を独特の世界観でバイオレンスにしてコミカル、生々しくもファンタジックに描き、シニカルに風刺したSFブラック・コメディ映画作品「未来世紀ブラジル」が放映されます。放送日時は念のため番組ホームページ(『NHK BSオンライン』)にてお確かめ下さい。
以前の投稿記事で実在の作家フランツ・カフカが、その著書の一つである『変身』を執筆中に、彼の作品で一貫して表現している不安と孤独を漂わせ、独特の不条理感に満ちた非現実的で幻想的な世界観や雰囲気が感じられるかの迷宮の悪夢に陥るというユニークなフィクションで、陰謀ミステリーものとしての要素も備えているやに思えるスティーヴン・ソダーバーグ監督、ジェレミー・アイアン主演によるサスペンス映画作品「KAFKA/迷宮の悪夢」を取り上げた際にも記しましたが、「KAFKA/迷宮の悪夢」終盤クライマックスでのロボトミー(洗脳)手術を施された鉱山事故死者の記録に顔写真が貼ってある笑う男性の脳の表皮が天井裏のレンズの部屋の大きなレンズに顕微鏡を通して大映しになる様が不気味なシーンには、本作を想起させられます。ロバート・デ・ニーロは反政府テロの容疑者にして非合法のダクト修理工の"アーチボルド 'ハリー' タトル"をダンディー、ミステリアスで魅力的に演じて魅せてくれていると思います。

先日投稿しましたウィリアム・シェイクスピアの喜劇戯曲の代表作のひとつ、『夏の夜の夢』を人形劇大国チェコが誇る人形アニメの巨匠、イジー・トルンカが監督と脚本を手掛けて人形アニメ映画化した「真夏の夜の夢(Anime)」{テレビ(BSアナログ)放映情報}の記事で観てみたいと記していました同原作をマイケル・ホフマン監督が製作と脚本をも手掛け、舞台を19世紀初頭のイタリアはモンテ・アテナに翻案して、ケヴィン・クライン、ミシェル・ファイファー、ルパート・エヴェレット、スタンリー・トゥッチ、キャリスタ・フロックハート、ドミニク・ウェスト、アンナ・フリエル、クリスチャン・ベイル、デヴィッド・ストラザーン、ソフィー・マルソー、ロジャー・リース、サム・ロックウェルやバーナード・ヒルら豪華キャストでリメイク映画化したエロチックなファンタジック・ロマンス・コメディ作品「真夏の夜の夢」を近所のレンタルビデオ店でDVDを借りて観みました。
さり気なく粋でウィットと遊び心が見て取れる演出、美しく幻想的な映像、フェリックス・メンデルスゾーンの同名序曲をはじめとした神秘的、幻想的でメルヘンチック、ロマンチックで甘く優美で柔らかな音楽と出演者の粋でスマートでエレガントな演技で彩られたドリーミーでファンタジックな美しく素敵なお伽噺..."真夏の夜の夢"に感じられて、爽快でめでたくハッピーな感動を覚えるやのそつのない仕上りをした作品という気がします。ケヴィン・クライン扮する"ボトム"ら6人の職人たちがデヴィッド・ストラザーン演じる"シーシアス"公爵とソフィー・マルソー扮するその美しき花嫁の"ヒッポリタ"らの婚礼祝いに披露する劇中劇もユーモアとペーソスが感じられて愉快に面白くて中々見応えあるやに思います。おっちょこちょいな妖精"パック"を演じているスタンリー・トゥッチは、そのトリックスター振りはコミカルで愛嬌があるやに感じられるかと思えば、ラストの口上なぞは心に触れるものがあったりして、何やら素敵に映る気がします。オープニングのタイトルバックデザインも素敵に映る気がします。自転車は中々象徴的で印象的なガジェットに感じられます。

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posted by ウォルター at 19:07| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画にまつわる... | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月10日

『三遊亭京楽 チャリティー寄席 ミュージカル環境落語「シマミミズ ラッパーの恋」』のご案内

ご紹介リンクで紹介しております地球環境のために・・・ 株式会社国際環境デザイン協会の代表取締役が実行委員として携わられている赤坂環境落語実行委員会 エスプラナード赤坂商店街振興組合主催により、来る6月27日(土)〔13:00開場 14:00開演 16:45終了予定〕に赤坂区民センター区民ホール〔受付4階〕にて『三遊亭京楽 チャリティー寄席 ミュージカル環境落語「シマミミズ ラッパーの恋」』{入場料 大人(中学生以上)2,000円 子供(小学生)500円}が開催されます。環境問題や落語にご興味をお持ちの方は是非、足をお運びになってみてください。

*詳細・前売り予約・お問い合わせにつきましては、以下のホームページをご参照されるか、連絡先へお問い合わせください。

□エスプラナード赤坂商店街振興組合 オフィシャルサイト

◆入場料
 大人(中学生以上)2,000円/子ども(小学生)500円
◆お申し込み 
 お名前、ご住所、必要枚数を表記のうえFAXまたはホームページからお願いいた
 しますとのことです。
 郵便振替用紙同封でチケットを郵送いたしますとのこです。
 FAX:03-5561-9128 URL:http://www.e-akasaka.com/
◆お問い合わせ
 03-5561-9125 エクスプロナード赤坂商店街振興組合
 (電話受付時間 平日午前11時〜午後6時とのことです)

※収益金は、日本赤十字社等を通じて環境保全のために寄付されるとのことです。

真打・三遊亭京楽 プロフィール
平成4年にスピード昇進で真打ちになり、以来古典落語ネタ200席のほか、防災落語、福祉落語、環境ミュージカル落語など新作落語の公演活動にも意欲的。平成10年より毎年米国で公演。平成14年には日本赤十字社に功績が認められ、高円宮妃殿下より「金色有功賞」を授与。平成10年より、米国各地で英語字幕で公演。

三遊亭京楽師匠.gif

尚、演目は、真打による現代の親子・夫婦・家族へ送る古典落語からのメッセージ:「子別れ」、ミュージカル環境落語:「シマミミズ ラッパーの恋」と二つ目三遊亭きつつきさんによるイキでエコな人力車の物語:「反対俥(はんたいぐるま)」とのことです。

「シマミミズ ラッパーの恋」 STORY
さっちゃんはどこへ行くにもシマミミズを連れていく、ぜん息持ちの少女。ある日、友人の久雄たちと川原に行くことに。3年前にはたくさんの魚が暮らす川だったが、今年はその姿を見つけることができなかった。

「エブリバディー・カモーン!」
コンクリートの川原で、突如、踊り出す巨大なヤマミミズ。さっちゃんのシマミミズも、ラップのリズムに乗りながら人間たちに問いかける。「豊かな土はどこ? 大きな木はどこ? きれいな海はどこ? 抜けるような澄みきった青い空はどこ? 取り戻すことはできるの?」

そして久雄は、さっちゃんの手をそっと握りながらこう叫ぶ。

"100年かけて壊した地球を 100年かけて取り戻そう 僕らの未来の天使のために 僕らの未来の天使のために”


ミミズなどの環形動物は、遥か太古の昔からこの地球の生態系・環境形成・維持にとても重要な役割を担ってきているとてもありがたい生き物なのだそうです。

出典 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
posted by ウォルター at 12:02| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ご案内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする