2009年04月17日

「真夏の夜の夢(Anime)」{テレビ(BSアナログ)放映情報}

来月5月7日(木)の午後2:00〜午後3:39にNHK-BS2の『衛星映画劇場』にて、人形劇大国チェコが誇る人形アニメの巨匠、イジー・トルンカが監督と脚本を手掛けて、ウィリアム・シェイクスピアの喜劇戯曲の代表作のひとつ、『夏の夜の夢』を人形アニメ映画化した「真夏の夜の夢」が放映されます。未見ですので、是非ビデオにエアチェックして、観てみたいと思います。
『夏の夜の夢』は、私がはじめてまともに読んだシェイクスピアの戯曲です。高校生のとき、当時から泡坂妻夫さん、仁木悦子さん、都筑道夫さん、佐野洋さんや大藪晴彦さんなぞのミステリーやハードボイルド小説ばかりを貪るように読んでいた私は、ある日ふと、名著といわれるような本も読まねばと思い立ち、先ずは、シェイクスピアの四大悲劇のひとつ『マクベス』、アーネスト・ヘミングウェイの代表長編小説のひとつ『日はまた昇る』とヴィクター・フレミング監督、ヴィヴィアン・リー主演による映画化作品を観て感動した、マーガレット・ミッチェルによる時代長編小説『風と共に去りぬ』を今はなき、後にアルバイトとしてお世話になる近所の本屋さんで購入して読んでみました。『日はまた昇る』は何とか最後まで読めたのですが、『風と共に去りぬ』については、何せ映画の印象が強かったですし、その上長かったので、『ハムレット』については、新潮文庫版で、正味100ページ余りと短かったですが、何せ悲劇ですし、当時の私には、正直、面白さがどうも良くわからず、途中で読むのを断念してしまいました。そこで、一冊くらいまともにシェイクスピアの作品を読んでおきたいと思い、購入して読んだのが、幻想喜劇の『夏の夜の夢・あらし』に所収されている『夏の夜の夢』でした。『夏の夜の夢』は、若い時分、英国へ初めて語学遊学をした際に在学していたロンドンから電車で1時間弱、ケンブリッジから車で25分程の小さな街の寮制の語学学校のエクスカージョン(課外授業)でロンドンはリージェンツ・パークのオープン・エア・シアターで上演されていた本作の舞台を観劇したことがあります。いうまでもなく、全編英語な上、原戯曲のままの古典英語、つたない英語力の私には何をいっているのかさっぱりわからず、まるで歌舞伎の舞台を観ているかのようでしたが、本を読んでいたおかげで、ストーリーは知っていましたので、何となくついていくことができましたし、幻想的な世界観、雰囲気と演出に繰り広げられる舞台と夏の夜空の下、劇場に満ちた夢のような不思議で素敵な熱気と雰囲気には落ち着かない気持ちになりつつ、酔わされるものがあり、とても堪能できました。帰りは集合場所のトラファルガー広場・ナショナル・ギャラリー前で待つバスの出発時間に遅れそうで、最寄りのベイカー・ストリート駅までクラスメイトらと共にダッシュした覚えがあります。同書に所収されているもう一作、ロマンス戯曲の『あらし』については、『夏の夜の夢』を読んだことで満足してしまったのと、当時はまだ『あらし』がデレク・ジャーマン監督なぞのによって映像化されていた『テンペスト』だとは知らなかったこともあり、読んだのはずっと後のことです。『夏の夜の夢・あらし』と一緒に購入したのは、サントリーウィスキーローヤルのTVCMで馴染みがあった早熟の詩人アルチュール・ランボーの詩集『ランボー詩集』でした。こちらも読んではみたものの、そもそも詩なぞにさして興味を抱いていなかったこともあり、何だか良くわかりませんでした。その後、シェイクスピアの作品は、四代悲劇の『ハムレット』『リア王』や、喜劇『ヴェニスの商人』に悲劇『タイタス・アンドロニカス』なぞを読んでみましたが、正直今一つピンと来ていませんでした。読みかけの『マクベス』を読み直したのは、ビデオリリースされた黒澤明監督/製作/共同脚本による、人間の業の深さを幻想と恐怖の中に描いている翻案映画化戦国時代劇サスペンスドラマ作品「蜘蛛巣城」を観(直し)た後でしたので、かなり年月が経ってからのことです。おかげでようやくシェイクスピア作品の面白さに気づいた気がしましたが、皮肉にもシェイクスピア作品をきちんと読んだのはそれきりです。
これまで観たシェイクスピア作品の映像化作品では、喜劇『空騒ぎ』を映画化したケネス・ブラナー監督/製作/脚本/主演、ブラナーの奥様だったエマ・トンプソンやデンゼル・ワシントンら豪華キャスト共演の愉快爽快な ヒットコメディ・ロマンスドラマ作品「から騒ぎ」、同じくケネス・ブラナー監督/脚本/主演の見応え十二分な歴史犯罪サスペンス・ロマンスドラマ映画作品「ハムレット」同名悲劇を映画化したフランコ・ゼフィレッリ監督/共同脚本の悲劇のヒロイン、"ジュリエット"を初々しく演じている後に布施明さんの奥様になるオリヴィア・ハッセーの美しさ、可愛らしさも見所なロマンスドラマ作品「ロミオとジュリエット」、『タイタス・アンドロニカス』をジュリー・テイモア監督が製作と脚本をも手掛けて、斬新、奇抜で現代的な演出、設定と脚色をもって、アンソニー・ホプキンス主演で映画化した歴史残酷復讐スペクタクル作品「タイタス」、上述の「蜘蛛巣城」、フランコ・ゼフィレッリ監督/脚本、意外にも"ハムレット"役が様になっているメル・ギブソン主演によるロマンスドラマ映画作品「ハムレット」同名悲劇をオリヴァー・パーカー監督が脚本をも手掛けて、ローレンス・フィッシュバーン主演、ケネス・ブラナーら共演で映画化したロマンスドラマ作品「オセロ」や、マイケル・ラドフォード監督/脚本、アル・パチーノやジェレミー・アイアンズら実力派キャストの迫真の演技も見所な、スリリングで深みがあり、粋に痛快で感動的なヒューマンドラマ映画作品「ヴェニスの商人」が印象に残っています。マイケル・アルメイダが監督と脚本を手掛けて、舞台を現代のニューヨークに翻案して、スタイリッシュな映像と冷たく虚ろでもどかしく堪え難いような世界観をもってして、イーサン・ホーク主演、カイル・マクラクラン、サム・シェパードやビル・マーレイら共演で映画化したロマンス・サスペンスドラマ作品「ハムレット」や、ケネス・ブラナー監督が自らオリジナル脚本を書き下ろし、マイケル・マロニー演じる仕事にあぶれた役者、"ジョー・ハーパー"が、役者生命を賭けて、クリスマスに郷里の片田舎の古い教会でデンマークの〈憂鬱〉な王子『ハムレット』を演じるため、ジョーン・コリンズ扮するエージェントの"マージ"から援助してもらった僅かばかりの資金で寄せ集めたジュリア・ソワルハ演じるヒロインの"オフィーリア"役の近眼の癖に眼鏡もコンタクトも拒否する"ニーナ"をはじめ、それぞれに憂鬱な問題を抱えた、いわば変人の三文役者たちと公演の成功を目指し、ごたごたやトラブルを乗り越え、心を通わせ合いながら、奮闘する様子を描いたハートフルな群像コメディ映画作品「世にも憂鬱なハムレットたち」も好きだったりします。
ローレンス・オリヴィエ監督/製作/脚本/主演による歴史文芸ドラマ映画作品「ハムレット」やスチュアート・バージ監督、ローレンス・オリヴィエ主演のドラマ映画作品「オセロ」なぞも観たことがありますが、尺が長い上、まだシェイクスピア作品に興味を抱く前だったこともあって、それほど好印象は覚えていないのが、正直なところです。
マイケル・ホフマン監督/製作/と脚本、ケヴィン・クライン、ミシェル・ファイファー、ルパート・エヴェレット、キャリスタ・フロックハート、クリスチャン・ベイルやソフィー・マルソーら出演で映画化したエロチックなファンタジック・ロマンス・コメディ作品「真夏の夜の夢」や、『マクベス』を前嶋輝監督が、いのうえひでのり演出、宮藤官九郎脚色、内野聖陽さん、松たか子さんや森山未來さんら出演で、広い空間・大きなスクリーンで演劇の映像を楽しむという【ゲキXシネ】化したSF音楽ドラマ作品「メタルマクベス」は観てみたい気がします。

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時効事案も含めて未解決事件が一つでも多く早期の解決を見ることを望むものです。
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2009年04月15日

「ブロークン・フラワーズ」{テレビ(地上波)放映情報}

4月18日(土)の深夜27:30〜29:00{19日(日)午前3:20〜午前5:00}にテレビ東京『バリ・シネ』にて以前の投稿記事で取り上げていますジム・ジャームッシュ監督が脚本を2週間半で書き上げ、ビル・マーレイ主演の哀愁と愛しさとユーモアをたたえたロードムービー・コメディドラマ作品「ブロークン・フラワーズ」が放映されます。
何やらハッキリはわからないですが、心にじわっとしみ入る"何かイイな〜"というような感じのしみじみとした感慨と、余韻が感じられる作品やに思います。ジム・ジャームッシュならではの作品やにも感じます。何でかはいざ知らず、定かにもわかりませんが、ビル・マーレイ扮する主人公のある日届いた一通のピンク色の封筒に入った手紙により、19歳になる息子の存在を知り、まだ見ぬ息子とその母親を探し当てるための旅に出るかつてドン・ファンでならすも、今や寡黙で冴えない孤独な中年男の"ドン・ジョンストン"の心を覆うやるせなさなのか、切なさなのか、喪失の悲しみなのか、不安なのかには何となく共感できる気がします。ビル・マーレイの感情表現を抑え、押し殺して微妙なニュアンスで心模様を感じさせる演技は味わい深く見事やに思います。感情が滲み出るかのように微かな変化を垣間見せる哀し気、落ち沈み、切な気で虚ろな瞳の微妙な演技に惹き付けられます。ジェフリー・ライト扮する"ウィンストン"の俄探偵振りと反駁しつつも、言われるままに従う様が微笑ましく、面白いやに思います。うらびれ加減が何処かカッコイイ中年オヤジに映ります。ウィスキーが似合いそうです..銘柄はもちろんサントリーの『響』かしら...。何気ない所作にも格好良さを感じます。以外に走れるのですネ。

去る4月13日(月)に1970年代、ハードコア映画作品「グリーンドア」に出演し、同じくハードコア映画作品「ディープ・スロート」に主演したリンダ・ラヴレースらと並び一世を風靡した米国のポルノ女優、マリリン・チェンバースが4月12日にカリフォルニア州サンタクラリタの自身のトレーラーハウスで亡くなっているのを娘さんに発見されたとのことです。死因は不明で、検視解剖される予定とのことです。享年56歳、10日後に57歳の誕生日を控えていたとのことです。ここに心よりご冥福をお祈りいたします。子供の頃に彼女主演でデヴィッド・クローネンバーグ監督/脚本のSFホラー映画作品「ラビッド」を観て、その衝撃的怖さに夜、寝床に就いてもなかなか寝付けなかったり、何度その姿を夢に見て恐怖にうなされりしたことか知れません。。

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2009年04月14日

「フロム・ヘル」{テレビ(地上波)放映情報}

明晩、4月15日(水)の21:00〜22:54にテレビ東京『水曜シアター9nine』にて、(上辺では)栄華を極めていたヴィクトリア朝の霧にむせぶロンドンの街を震撼させた希代の殺人鬼、切り裂きジャックによる連続猟奇殺人事件を題材にしたアラン・ムーアのコミックをモチーフに、アルバートとアレン・ヒューズが監督と製作総指揮を手掛け、ジョニー・デップ主演で映画化したダーク・ミステリー・サスペンス作品「フロム・ヘル」が放映されます。
当然ながら私が不得手なグロテスクシーンもあったりしますが、お話はさておき、スタイリッシュな映像美、繁栄の裏で劣悪な環境の中にあった犯行現場であるイーストエンドはホワイトチャペル地区の街並と闇に漂うどんよりと淀んだ暗くじめじめした空気感や全編に漂うゴシカルでダークな雰囲気には惹かれるものがありますし、"切り裂きジャック"による残忍極まりない連続猟奇殺人事件の捜査を担当する妻子を亡くしたことで、阿片に溺れるスコットランドヤードの腕利き警部補、"フレデリック・ジョージ・アバーライン"警部に扮するジョニー・デップの演技と存在感は魅力と雰囲気に溢れていて、見応えを感じます。ヘザー・グレアムは、仲間を次々と"切り裂きジャック"に殺されてしまう赤毛の美しい娼婦、"メアリー・ケリー"を美しく可憐に演じて魅せてくれていると思います。ロビー・コルトレーンやイアン・ホルムをはじめとした脇を固めるキャストも雰囲気のあるしっかりした演技や存在感で作品を支えているやに思います。ラストも私は好きです。映像や雰囲気を味わえたら、楽しめるやに思います。
切り裂きジャックを題材にした映画作品では、ニコラス・メイヤー監督が、カール・アレクサンダーとスティーヴ・ヘイズの原作をスティーヴ・ヘイズと共に脚本を手掛け、マルコム・マクダウェル主演で映画化したロマンチックでスリリングな秀作SF時空冒険サスペンスドラマ「タイム・アフター・タイム」やデヴィッド・ウィックス監督/製作/共同脚本、マイケル・ケイン主演のミステリー・サスペンスドラマTV映画作品『切り裂きジャック』が印象に残っています。特に『切り裂きジャック』は、英国に二度目の英語語学遊学をしていたときにテレビのテムズ・テレビジョン(ITV)で放映されたのを観て、面白さに魅了されて、ペンギンブックのノベライズペーパーバックを購入して読んだりもしました。その後、一度だけ近所のレンタルビデオ店で2本組ビデオを借りて観ましたが、また観てみたいです。ただ残念なことにビデオはとうに廃盤、DVDはリリースされていないようです。ペーパーバックはまだ棚にささっていますが、活字が小さめで余り読み返す気にはなりません。綿密な調査・検証に基づいた推理で世紀の未解決事件の謎の真相に迫った作品とのことで、幾重にも畳み込まれた、畳み掛けるスリリングでサスペンスフルな演出・展開・仕掛けをした見応えある作品だったと記憶しています。この作品では阿片ならぬ酒に溺れる"アバーライン"を演じるマイケル・ケインは流石の演技と存在感で魅せてくれていたと思います。当時のロンドンの街並とその雰囲気、空気感の再現はしかりしていて、見応えあった気がします。
「タイム・アフター・タイム」は、自分が発明したタイムマシンに乗り時空を超えて1979年のサンフランシスコに逃亡したデヴィッド・ワーナー扮する友人の一人で外科医の"ジョン・スチーブンソン"、しかして、そう彼こそが巷を恐怖に陥れている凶悪な犯罪者、"切り裂きジャック"であったを追う文学者で科学者の"H.G.ウェルズ"をチョッピリコミカルでキュートに演じているマルコム・マクダウェルの立役振りも今観ると尚更新鮮に映るのではと思います。この作品を最後に観たのはもう随分前だったころもあり、"スティーブンス"を演じているのはクリストファー・リーだったとばかり記憶違いしていました。因にマルコム・マクダウェルは後にウィリアム・タネン監督、ポール・リス主演、フェイ・ダナウェイら共演による切り裂きジャック事件を題材にしたサスペンスドラマ映画作品「ジャック・ザ・リッパー<未>」に"Malcolm Mead"役で出演しているとのことです。未見ですので、どんな役所を演じているのかはわかりません。

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2009年04月12日

「ブルーサンダー」{テレビ(BSアナログ)放映情報}

今週の木曜日、4月16日の午後3:00〜午後4:50にNHK-BS2の『衛星映画劇場』にて、ジョン・バダム監督、ダン・オバノン、ドン・ジャコビー原案/脚本、ロイ・シャイダー主演のヘリコプターアクション映画作品「ブルーサンダー」が放映されます。

主な見所は、何といってもロサンゼルスオリンピックの開催を間近に控え、対テロ用に開発されたとの最新鋭ハイテク戦術ヘリコプター、"ブルーサンダー"がロサンゼルス市街上空で臨場感たっぷり、迫力満点、スリリングに繰り広げる空中戦と思いますが、幾分説得に弱く感じられるところもありつつも、サスペンスとしても手抜かりなく手堅く結構スリリングなものがありますし、スムースな展開をしていて、観やすくて、見応えある作品と思います。クライマックスでのロイ・シャイダー演じるロス市警航空課のベテランパイロット、"フランク・マーフィー"巡査が操る"ブルーサンダー"とマルコム・マクダウェル扮する"マーフィー"とお互いに遺恨を抱く戦友の"コクラン"大佐が操縦する武装ヘリとで繰り広げられるドッグファイトは見応え十分と思います。劇場の大クリーンでないのが残念です。
初めて観たときは、夜を昼をロス上空を舞う"ブルーサンダー"の黒く厳つい機体のフォルムの斬新さと搭載する最新鋭のハイテク機能に目を見張りました。
"マーフィー"が脳に異常をきたすと時間的な感覚がなくなり、5秒も25秒もわからなくなると、署の駐車場で黒のトランザムを駆ってタイムテストをするシーンがなぜかとても印象的です。
マルコム・マクダウェルは、陰険、陰湿でいけ好かない"コクラン"を個性的でアクの強い存在感と演技でいかにも嫌らしく演じて見せてくれていますし、"マーフィー"の上司、"ブラドック"警部を味のある存在感と老練な演技で演じている本作が遺作となったウォーレン・ウォーツをはじめ、脇を固めるキャストの面々も派手さはなく渋目ではありますが、存在感あるしっかりした演技で作品を支え、引き立たせていると思います。マルコム・マクダウェルの蛇のような目が堪りません。"マーフィー"の別居中の妻、"ケイト"を演じているキャンディ・クラークは中々キュートと思います。
日本の高速列車関連のニュースとは何なのかしら...。
本作が劇場公開された前年に以前の投稿記事で取り上げていますフランツ・カフカの代表小説の一作で未完の同名原作をオーソン・ウェルズが監督/脚本を手掛け、アンソニー・パーキンス主演で映画化したサスペンスドラマ作品「審判」にも出演しているロミー・シュナイダーの訃報に触れ、ロイ・シャイダーとしばらく勘違いして残念に思っていたところ、製作中の本作に出演していて健在であることを知り、ロミー・シュナイダーには申し訳ないながら、安堵した覚えがあります。そんな彼も昨年2月に、約4年にわたる多発性骨髄腫との闘病生活も虚しく、感染症のため帰らぬ人となられました。享年75歳だったとのことです。ここに心よりご冥福をお祈りいたします。

エラン・コリリン監督/脚本の淡く切ない、ユーモラスでハートウォーミングなコメディドラマ映画作品「迷子の警察音楽隊」で、文化交流のためイスラエルに新設されたアラブ文化センターに招待され彼の国に赴いたのの、誤って目的地と一文字違いホテルもない辺境の町に迷い込んで途方に暮れるエジプト警察所属のアレキサンドリア警察音楽隊の謹厳実直な隊長、"トゥフィーク"を演じているサッソン・ガーベイがベン・キングスレーに似て映ってしまって、仕方ありません。
迷子になってしまった音楽隊員たちに親切に手を差し伸べるロニ・エルカベッツ演じる気風のいい美人女将、"ディナ"が営む小さな食堂の女の子の扱いに疎い奥手な従業員の男の子にローラーディスコだかで粋な恋の手ほどきをする音楽隊の若くてハンサムでプレイボーイなトランペットが上手いヴァイオリン担当の隊員、"カーレド"を演じているサーレフ・バクリはスマートでファンキーでクールと思います。もしも渡辺信一郎監督/脚本、信本敬子(他)脚本/シリーズ構成で、音楽を菅野よう子さんが手掛けている私も大好きなTVSFアクションドラマアニメ作品『COWBOY BEBOP』をイスラエルで映画化するとしたら(サーレフ・バクリは、イスラエル在住のパレスティナ人とのことですので)、彼に主人公の賞金稼ぎの一人、"スパイク・スピーゲル"を演じ欲しい気がします。恋愛指南のシーンは可笑しくて温かくて素敵に感じます。"ディナ"役のロニ・エルカベッツは、さっぱりした色気が素敵な気持ちのいい女優さんと思います。
心に抱く、悲しみ、寂しさや優しさ、そして想い出が切なくも清々しく、そして美しく素敵に感じます。(無機質で)空虚な空気感の漂いには何だか堪らないものを感じる気がします。

tvk(テレビ神奈川)で毎週土曜日の朝10:00〜10:15に再放送されているくぼたまことさんによる同名漫画をテレビアニメ化した『天体戦士サンレッド』は面白いですし、ほろりとさせられます。漫才コンビ髭男爵の山田ルイ53世が声を好演している"ヴァンプ"将軍大好きです。

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2009年04月10日

クマった映画

今年の1月21日(木)にウィリアム・ガードナー監督、クリストファー・ジョージ主演のアニマル・パニックホラー映画作品「グリズリー」の『特別版』DVDがリリースされたとのことです。
この作品はまだ小学生の時分に地元の映画館に米国の小説家でターザンの生みの親であるエドガー・ライス・バローズによる『地底世界シリーズ』『地底の世界ペルシダー』をケヴィン・コナー監督がピーター・カッシングら出演で映画化した「地底王国」を観に行ったときに併映されていて観た作品です。
「地底王国」は大いに楽しめたのですが、「グリズリー」の怖さには震撼しました。グリズリー(/ヒグマ/ハイイログマ)は、その凶暴性も然ることながら(実際は凶暴なばかりではないやに思いますが...)、あの巨体で森林をあれだけ速く疾走する姿に驚異と恐怖を覚えましたし、まず遭遇する機会はないとはいえ、陸地に生息している分、スティーヴン・スピルバーグ監督の大ヒット海洋生物サスペンス・パニック・アドベンチャー映画作品「ジョーズ」より怖かったやも知れません。グリズリーが一撃で馬の首をはねる刎ねるシーンもショッキングで恐怖しました。
観た後、しばらくの間は、夜寝ようと部屋の電気を消してはパンフレットの表紙やポスターの前足を大きく左右に広げて、恐ろしい形相で仁王立ちする姿を思い出してなかなか寝付けなかったり、何度その姿を夢に見て恐怖にうなされりしたことか...。
近所のレンタルビデオ店で本作が入荷するようなことがありましたら、是非借りて観直してみたいと思います。

話しは変わりますが、先日近所のレンタルビデオ店で、デヴィッド・クローネンバーグ監督とヴィゴ・モーテンセンがサスペンスドラマ映画作品「ヒストリー・オブ・バイオレンス」に続き再びコンビを組んだクライム・サスペンスドラマ映画作品「イースタン・プロミス」のDVDを借りて観ました。「ヒストリー・オブ・バイオレンス」はもう一つピンと来ないところもあっただけに、一抹の不安を抱きつつ、観たのですが、本作もそれは杞憂に過ぎませんでした。派手さはありませんし、ややこじんまりした印象こそあるものの、シリアス、シビア、ヘビーでアンダーグランドなテーマに、冷たく虚無的な空気感と雰囲気を漂わせた透明で深みと濃くのある映像やスタイリッシュなヴァイオレンス描写と、設定の活かし方、構成や展開の巧さなのかとが相俟ったブレンドが絶妙なバランスを醸して感じられて惹かれます。寡黙でストイックで危険で甘い香りを漂わせたミステリアスなロシアン・マフィアの運転手、"ニコライ"を演じている主演のヴィゴ・モーテンセンは正しく剥き出し(モロ出し)の体当たりな演技を魅せてくれています。哀愁と優しさを瞳にたたえ、クールでニヒルな燃え盛る想いを胸に秘めた男、"ニコライ"のハードボイルドな生き様の中には、ロバート・レッドフォード主演のドラマ映画作品「ブルベイカー」の主人公刑務所長"ブルベイカー"の信条、"作戦では妥協はあるが原則ではだめ"と共通するものがあり続けて欲しい気がします。出産後に命を落としたロシア人少女の家族を少女が残した日記をもとに探そうとするうちにロンドンの裏社会に暗躍するロシアン・マフィア対峙することになる助産婦の"アンナ"を演じているナオミ・ワッツは、本作においては、控え目な演技と存在感がかえって、作品を引き締め、引き立たせているやに感じます。ロシアン・マフィアのボス、"セミオン"を演じているアーミン・ミューラー・スタール、"セミオン"の息子、"キリル"に扮するヴァンサン・カッセルや"アンナ"の叔父、"ステパン"役のイェジー・スコリモフスキーをはじめ脇を固めているキャストの面々も雰囲気、味わいや癖のある演技で作品を支えているやに思います。
家族とは...や、愚かさで覆い隠される恥部...を感じる気がしたりします。
刺青は悪の履歴、そして...の手段・道具にして、決意と誓いの証...。
髪をオールバックに撫で付けたヴィゴ・モーテンセン、渋くてかっこいいです。石橋凌さんとお友達でしたね。 

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2009年04月09日

「萌の朱雀」{テレビ(BSアナログ)放映情報}

来月5月16日(土)の深夜25:00〜26:35{17日(日)午前1:00〜午前2:35}には同じNHK-BS2の『衛星映画劇場』にて、河瀬直美監督/脚本のドラマ映画作品「萌の朱雀」が放映されます。
舞台となる監督の地元緑豊かな自然に抱かれた奈良県は吉野村にある山間地の里の美しさと緩やかに過ぎるかの時と叙情的に描かれるそこに住まう人々の緩やかな心の動きと、彼らに降り掛かる現実の不便さ、厳しさと、全編に漂うミステリアス、サスペンスフル、淫靡にすら感じられる危う気な緊張感と、そして出演者の微妙で危う気な演技と存在感のシビアなコントラストと調和には心揺さぶられて、堪らないものがある気がします。あざとかったり、意地悪だったりもするのかしら...。
劇場長編映画監督デビューとなった河瀬直美監督が1997年・第50回カンヌ映画祭において、日本人初、史上最年少で新人監督賞にあたるカメラ・ドール賞を受賞した作品です。河瀬監督は、本作の十年後に監督/プロデュース/脚本を手掛けたドラマ映画作品「殯(もがり)の森」で2007年・第60回カンヌ映画祭の審査員特別グランプリを受賞していています。
「殯の森」と本作ですと、本作の方が好きだったりします。

話は変わりますが、Perfumeのニューシングル『ワンルーム・ディスコ』には、ペット・ショップ・ボーイズ『West End girls』を聴いたときとのような衝撃を受けてしまいました。

本日4月9日(木)の深夜26:59〜27:34{10日(金)の午前2:59〜午前3:34}にTBSにて、公認会計士の山田直哉さんの同名小説小出早織さん主演でTVドラマ化された『女子大生会計士の事件簿』の第10話『釣竿屋はなぜ潰れないか』が再放送されます。
犯罪サスペンス・ミステリーTVドラマシリーズ『ケータイ刑事(デカ)』『ケータイ刑事 銭形雷』での銭形四姉妹の従姉、"銭形雷”役から早2年、(チョッピリ)大人びた小出早織さんの魅力が益々素敵に感じられます。

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2009年04月08日

「シングルス」{テレビ(BSアナログ)放映情報}

来る4月25日(土)の深夜25:00〜26:40{26日(日)午前1:00〜午前2:40}にNHK-BS2の『衛星映画劇場』にて、キャメロン・クロウ監督/製作/脚本/(出演)、ブリジット・フォンダ(ピーター・フォンダの娘さん)、キャンベル・スコット(ジョージ・C・スコットの息子さん)、キーラ・セジウィック(ケヴィン・ベーコンの奥様)やマット・ディロンら共演のロマンス・コメディドラマ映画作品「シングルス」が放映されます。
恋愛ものはやや苦手な私め、ファンであるマット・ディロンやキャンベル・スコットが出演しているということのみで、公開時劇場へ観に行ったときも、ビデオリリース時に近所のレンタルビデオ店でビデオを借りて観直したときも、今一つピンと来ないものがあったのですが、今回久方振りに観直してみてみるとグランジムーブメントに沸き返るシアトルの街で繰り広げられる孤独な独身男女の紆余曲折の恋愛群像事情が小気味良いテンポの展開と飽きさせない構成で描かれていて、切なく、もどかしくも何やら清々しく、ハッピーで心地よく素敵に感じられたりしました。
同じ独身者専用のアパートに住むマット・ディロン扮する売れないグランジロックグループ、"シティズン・ディック"のフロントマンをしている彼氏、"クリフ"につれなくされてもなお、彼の気を惹こうと一所懸命な恋に恋しているといった感じの無垢で幸薄気な23歳のウェイトレスのオンナの子、"ジャネット"をデリケートな演技と存在感で演じているブリジット・フォンダの少年ぽく、涼し気な透明感をしたキュートさには胸をくすぐられるものがあります。一皮むけた凛々しさも素敵に感じます。ブリジット・フォンダといえば、芥川龍之介さんの『薮の中』をモチーフに吉田博昭監督がジェフ・フェイヒーや村上弘明さんら共演で映画化したドラマ作品「アイアン・メイズ/ピッツバーグの幻想」も思い出されたりしますが、この作品、お話はさておき、冷たく静かな白昼夢のような雰囲気や空気感には惹かれるものがあって、嫌いな作品ではないものの、彼女らの演技はインパクトや面白味に欠け、魅力が発揮されていないやに感じられてしまい、残念な気がします。村上弘明さんも素敵な役者さんと思うのですが...。マット・ディロンのややマッチョに過ぎる気もしないでもないグランジミュージシャン振りや長髪真ん中分けのつるんとしたおでこは魅力的に感じます。シーラ・ケリー扮するアパートの住人でKRWEテレビで宣伝ウーマンの仕事をしている"デビー”がティム・バートン演じる第2のスコセッシ、"ブライアン"に20ドルの超過料金で撮ってもらうビデオ・デート用のビデオは中々魅惑的で見応えある出来映えに仕上がっていて面白いと思います。カミロ・ギャラード扮するスペイン人留学生の"ルウィース"に騙されて失恋し、失意にもう恋には懲り懲りして、億劫になってしまう環境保護委員会職員の"リンダ"を演じているキーラ・セジウィックはジュリア・ロバーツにチョッと似て映る気がします。"デソト・クラブ"で見かけて一目惚れして恋に落ちる市の運輸局勤めの"シティーヴ"を演じているキャンベル・スコットは好感の持てるハンサムな演技と存在感を見せてくれていると思います。
ビル・プルマン、エリック・ストルツ(わかったら凄い)、ポール・ジアマッティ、ジェレミー・ピヴェンやトム・スケリットなぞも出演しています。
"デソト・クラブ"のシーンでライブパフォーマンスをしているサウンドガーデン、アリス・イン・チェインズをはじめ、パール・ジャム、マッドハニー、ラヴモンガーズ(ハートのアン/ナンシー姉妹によるプライヴェート・アコースティック・バンド)、スクリーミング・トゥリーズ、マザー・ラヴ・ボーン、ジェーンズ・アディクション、ピクシーズR.E.M.やタッドといった錚々たる顔ぶれのグランジオルタナティブバンドの曲が満載です。

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2009年03月30日

「ハプニング/THE HAPPENING」

「ハプニング/THE HAPPENING」
2008年製作 米国
監督/製作/脚本/声の出演:M・ナイト・シャマラン 製作:バリー・メンデル、サム・マーサー 製作総指揮:ロニー・スクリューワーラー、ザリーナ・スクリューワーラー、ロジャー・バーンバウム、ゲイリー・バーバー 撮影:タク・フジモトプロダクションデザイン:ジェニーン・オッペウォール 美術:アンソニー・ダン衣装デザイン:ベッツィ・ハイマン 編集:ベッツィ・ハイマン 音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:マーク・ウォールバーグ、ズーイー・デシャネル、ジョン・レグイザモ、サシュリン・サンチェス、スペンサー・ブレスリン、ベティ・バックリー、ベティ・バックリー、フランク・コリソン、ロバート・ベイリー・Jr、ジェレミー・ストロング、アラン・ラック、アリソン・フォランド、クリステン・コノリー

お馴染みの近所のレンタルビデオ店でM・ナイト・シャマラン監督/共同製作/脚本/出演、マーク・ウォールバーグ主演のパニック・サスペンス映画作品「ハプニング」のDVDを借りて観ました。

着想は面白いと思いますし、お話の展開にもう一押し、一捻り欲しい気もしますが、尺の長さも含めて、これはこれで好いやに思います。何となくコラージュのような構成をしている印象を受ける受けるところがある気がします。タク・フジモトのシンプルな中にデリケートさが感じられるやのカメラワークによる映像には引かれるものがあります。伏線にもなっているオープニングタイトルバックの青い空に白い雲が流れ行くクイックモーションの映像や、エンディングタイトルバックの蠢く雲の蒼暗いモノトーンの映像にも惹かれるものがあります。風に大きくたなびく草木の画には不安な気持ちを掻き立てられる気がします。ジェームズ・ニュートン・ハワードの手による音楽も作品のサスペンスフルなムードを盛り上げていると思います。それも特色・魅力な気もしないではないですが、やや掴みどころがなく危う気で奇異にも感じられたりもする登場人物たちの性格設定や、台詞や態度なぞの端々の思わせ振りだったり、くどかったりするちょっとした(戸惑いや逆撫でを誘うやの)演出描写に違和感を覚えてしまい、まどろっこしく思えたりもしますし、"説得"や"納得"を損なっている気もします。人々が突如として自らの命を絶つシーンには、私が苦手なグロテスクな描写があったりもしますし、作り手側が意図した通りかどうかはわからないものの、緊張感、緊迫感を感じて、ドキドキワクワクしたりもしますが、何故かそうショッキングにも怖くも不快にも感じることなく、さらりと観れてしまいます。趣という程でないやも知れませんが、雰囲気や空気感は体感的で悪くないと思います。

人々が突如として自らの命を絶つという異常現象が米国東海岸に蔓延する中、この正体のわからない脅威からズーイー・デシャネル扮する何となく夫婦関係がギクシャクしている妻の"アルマ"とプリンストンへ逃げ遅れた妻の"ジュリアン"を探すために途中別行動をするジョン・レグイザモ演じる同僚で親友の"ジュリアン"の娘、アシュリン・サンチェス扮する"ジェス"と共に安全な場所への非難を試みるフィラデルフィアの高校教師、"エリオット・ムーア"を演じているマーク・ウォールバーグは理知的でヒロイックでない役をそつなく演じているやに思います。彼の主演作で、カーク・ウォン監督、ウェズリー・スナイプスら製作、ジョン・ウーら製作総指揮、ルー・ダイアモンド・フィリップスら共演の「ビッグ・ヒット」というアクション・コメディ映画がありますが、グロテスクなシーンがあったりして、必ずしも好きな作品ではないのですが、妙なテンションをしていて、何だか後を引く感じがします。ズーイー・デシャネルはニュートラルでキュートな感じが好いと思います。本作ではホリー・ハンターやメグ・ライアンに雰囲気がチョッと似て映る気がします。メグ・ライアンといえば、先だって彼女の主演作で、ジョージ・ギャロ監督/脚本、アントニオ・バンデラスら共演のアクション・ロマンス・コメディ「あいつはママのボーイフレンド<未>」という映画を近所のレンタルビデオ店でDVDを借りて観ました。彼女の主演作を観たのは、それまでの"ロマコメの女王"のイメージから脱却すべく彼女が新境地に挑んだ、スザンナ・ムーアが自ら脚本化した自身の同名小説をジューン・カンピオン監督が映画化したサスペンス・ミステリー作品「イン・ザ・カット」以来だったこともあってか、やや色褪せて映る気がしました。「イン・ザ・カット」は作品の良し悪し好き嫌いはさておき、ややくどい気もしなくはないですが、雰囲気や空気感は嫌いではないですし、メグ・ライアンの演技を含めた痛々しさや息苦しさには魅力と見応えを感じる気がしてしまいます。アシュリン・サンチェスは大人しやかで想いを秘めた感じを漂わせていて、可愛らしいと思います。

終盤で"エリオット"たちがメリーランド州アン・アランデル郡郊外の一軒家に身を寄せるシークエンスは作品と切り離してみると、生々しく不気味で不安な気持ちを掻き立てられる臨場感、緊張感や緊迫感ある雰囲気や空気感の漂いが感じられて、見応えある気がします。そこに外界と隔絶して独り暮らす変な老女、"ジョーンズ"夫人を演じているベティ・バックリーの鬼気迫る迫真の演技は見応えがあります。

あんなに物騒な髪留めをしていたりするものなのですね...。

M・ナイト・シャマランの監督作品は、ジョセフ・クロス主演のファミリードラマ映画「翼のない天使<未>」とポール・ジアマッティ主演のファンタジック・ミステリードラマ映画作品「レディ・イン・ザ・ウォーター」以外一通り観ていて、主演のブルース・ウィリスと二度目のコンビを組んだSFサスペンス映画作品「アンブレイカブル」は結構好きだったりしますし、その次のメル・ギブソン主演のサスペンス・ホラー・ドラマ映画作品「サイン」なぞも嫌いではなかったりします。

風が運ぶ目に見えぬ正体不明の脅威...”アッシェンバッハ”を恍惚の(中の)死へと誘った疫病が如く...。

*心覚え(作品中に登場する台詞・人物・言葉・事物等)
『自然界の出来事は完全にはわからない 科学で理由づけしてもそれは理論でしかない 我々の理解を超えた力の存在を見落としがちだ よい科学者は自然の法則に畏敬の念をいだかなくては』ー"Science will come up with some reason to put in the books, but in the end it'll be just a theory. I mean, we will fail to acknowledge that there are forces at work beyond our understanding. To be a scientist, you must have a respectful awe for the laws of nature"

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2009年03月28日

「スティーヴン・キング/地下室の悪夢/GRAVEYARD SHIFT」

「スティーヴン・キング/地下室の悪夢/GRAVEYARD SHIFT」
1990年製作 米国
監督/製作:ラルフ・S・シングルトン 製作:ウィリアム・J・ダン 製作総指揮:ボニー・シュガー、ラリー・シュガー 原作:スティーヴン・キング『地下室の悪夢』(扶桑社ミステリー文庫刊『ナイトシフト〈1〉深夜勤務 』所収) 脚本:ジョン・エスポジート 撮影:ピーター・スタイン 視覚効果:アルバート・ホイットロック 音楽:アンソニー・マリネン、ブライアン・バンクス
出演:デヴィッド・アンドリュース、ケリー・ウルフ、スティーヴン・マック、ブラッド・ドゥーリフ、アンドリュー・ディヴォフ

スティーヴン・キングの同名短編小説をトーマス・リー監督名義(ウォルター・ヒル、フランシス・フォード・コッポラ、ジャック・ジョルダー監督)、ジェームズ・スペイダーとアンジェラ・バセット共演のSFサスペンス映画作品「スーパーノヴァ」なぞで製作総指揮なぞを手掛けているラルフ・S・シングルトンが監督を務め、映画化したクリーチャーホラー作品です。久方振りに観直してみました。こちらも原作は未読です。

お話はさておき、構成のバランスはどうなのかしらと思いますし、展開もスピーディでテンポがいいというよりも、のべつまくなしという感じがしますが、タイトルバックの映像のどことなく淋し気な雰囲気や空気感にはそそられるものがありますし、工場の作業場、荒れ放題の地下室や鼠と深夜勤務の従業員を次々と餌食にしていく怪物の巣窟(で)のつるっとしたというような暗さ、蒸し暑さや汗の不快さ加減も悪くもなく感じられて、何となく引かれてしまいます。怪物対人間よりも、人間の浅ましさ、強欲さや卑劣さの方がフィーチャーされて描かれているせいもあってか、深夜の地下室の作業場で一人むしり機を操作している従業員がそこにはびこる無数の鼠の群れに取り囲まれるシーンを除いては、登場人物たちの恐怖や衝撃なぞが臨場感、緊迫感や緊張感に満ちては感じられない気がします。不愉快さは感じられる気がします。怪物と人間とのバトルはあっさりめに描かれていますので、期待する向きには少々物足りないやも知れません。怪物が正体不明のままのフェイドアウトする終いは悪くないやに思います。87分と短めの尺ということもあってか、最後まで飽きることなくは観れます。

米国の田舎町にある町の支えであるバックマン紡績社の古い工場の女性従業員で、離婚した途端に、スティーヴン・マック扮する工場長の"ウォーウィック"に職場での好条件・好待遇と引き換えに愛人になるように言い寄られるようになるも、つれなく拒絶し、そのことを訴えたことで、精神病扱いまでされてしまいながら、"ウォーウィック"の"性格"と組合の"お蔭"でクビにならずに、キツい深夜勤務を強いられている中、デヴィッド・アンドリュース扮する流れ者の新従業員、"ジョン・ホール"と親しくなる"ジェーン・ウィスコンスキー"を演じているケリー・ウルフは、典型的な美人さんではないやに映りますが、顎のしゃくれ具合に勝ち気さとそしてチャーミングが感じられたりしますし、役に合っているやに思います。デヴィッド・アンドリュースは印象度は今一つながら、そつのない好感の持てる演技を見せてくれていますし、ヒロイックでも、ハンサム過ぎもせず、役にも合っている気がします。スティーヴン・マックはフレッド・ウォードにチョッと似て映る気がします。工場が休業となる独立記念日の大型連休に、高給を餌に鼠の巣窟と化してしまい、工場の閉鎖に追い込まれてしまう可能性のある地下室の夜間大掃除に"ジョン"や"ジョン"をよそ者扱いして、意地悪くする以前の投稿記事で取り上げています航空アクション映画作品「インターセプター」に主演しているアンドリュー・ディヴォフ演じる仲間の"ダンソン"らと共に駆り出されるヴィク・ポリゾス演じる従業員"ブローガン"は鼠を駆除する際に消火ホースで放水する際の喧しさったらありません。"エクスタミネーター(鼠駆除業者)"を演じているブラッド・ドゥーリフは相変らず病的・怪し気で壊れ気味のインパクトありありの存在感と演技を見せてくれているやに感じます。役回りは面白いような勿体ないような気がします。

"ジョン"がダイエット・ペプシの缶をパチンコで飛ばして鼠をけちらすのは面白いと思います。

チャーリー・ダニエルズ・バンドよるエンディングミュージックの『BAD BOYS』だか『JOANNA』だかは好いと思います。

因にこちらも原作は未読ながら、トビー・フーバー監督がスティーヴン・キングの短編小説『人間圧搾機』をロバート・イングランド主演で映画化したホラー作品「マングラー」もテッド・レヴィンが出演しているのもあって、まずまず好きだったりします。

【graveyard shift】((主に米))1 深夜勤務 2 ((集合的))この交替時間に働く人たち

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2009年03月27日

中村優さん、お疲れ様でした...そしてありがとうございました

tvk(テレビ神奈川)制作・放送の人気音楽情報バラエティ番組『saku saku』で2006年4月3日(月)より、同年3月31日(金)をもって、卒業された木村カエラさんの後を引き継いで3年間に渡りMCを務めてきた中村優さんが、本日、3月27日(金)の放送{tvkでは午前7:30から8:00と再放送が23:30から24:00(尚3月30日(月)からは30分繰り下がって24:00から24:30}をもって、卒業されます。
中村優さんには、"3年間お疲れ様でした"と労いたいですし、そして"ありがとうございました"と感謝したいです。卒業後も更なる活躍に期待して応援したいです。
3月30日(月)から4月3日(金)まで1週間限定で、木村カエラさんが久しぶりに、4月6日(月)から4月10日(金)まで1週間限定で、何と、あかぎあいさんが久しぶりも久しぶりにMCとして復帰されるとのことです。楽しみです。
4月13日(月)からは、2008年3月31日(月)から番組でチャート娘を務めている三原勇希さんが4代目MCに就任するとのことです。

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posted by ウォルター at 00:48| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする