2009年03月25日

マージ・ヘルゲンバーガー="キャサリン・ウィロウズ"ならば...

先日お馴染みの近所のレンタルビデオ店で、トニー・ギルロイが監督と脚本を務め、主演のジョージ・クルーニーが盟友のスティーヴン・ソダバーグらと共に製作総指揮を手掛けているクライム・サスペンス映画作品「フィクサー」DVDを借りて観ました。ジョージ・クルーニー主演映画作品につきましては、前々作、ロバート・ベアによる告発書『CIAは何をしていた?』をスティーヴン・ソダーバーグらと共に自らが製作総指揮をも手掛け、スティーヴン・ギャガンが監督を務めて映画化したポリティカル・サスペンスドラマ作品「シリアナ」、前作、ジョゼフ・キャノンの同名小説をスティーヴン・ソダーバーグ監督が映画化したノワールミステリー・サスペンスドラマ「さらば、ベルリン」と立て続けに今一つ...な印象を受けていただけに、また本作も...だったらと些か不安と心配な気持ちを抱きつつ、観ましたが、シンプルなお話な上に、派手さのない抑えめの演出や展開をしていながら、ややもすると、うっかりすると何やら良くわからないまま観すすめてしまうというようなころがあって、置き去りにされそうな気もしますが、設定は興味深いものがあって、妙味とまではいえないやも知れませんが、旨味を感じる構成をしていますし、私好みの寒々とした透明で、そして何となく虚ろというか靄っても感じられるような雰囲気や空気感をしていて、スマートで深みがある社会派サスペンスと人間ドラマの要素が面白くブレンドされた見応えのある作品に感じられました。ラスト観終わって、カタルシスを感じるからなのか、何だか感動をして涙さえ流してしまいました。スーツにノーネクタイ姿というのはややもすると貧相に映ったりもするものですが、ジョージ・クルーニーのそれはプレーンながら貧相に映るよりもむしろシックでカッコヨク映ると思います。ジョージ・クルーニー演じる"マイケル・クレイトン"が不祥事の陰での処理を専門とする"フィクサー(もみ消し屋)"の仕事を任されているニューヨーク最大の弁護士事務所、"ケナー・バック&レディーン"の共同設立者で上司の"マーティ・バック"に扮している先頃惜しくも亡くなられた本作の製作も手掛けているシドニー・ポラックや、人体に有害な農薬を売りさばいていた巨大農薬会社U・ノース社に対して被害者たちが起こした3000億円の集団訴訟でU・ノース社の弁護を担当していた"クレイトン"の同僚であり親友の敏腕弁護士で、原告との協議も大詰めを迎える中、U・ノースを裁判で敗北に導く決定的証拠を掴み、良心の呵責から、暴露することを決意する"アーサー・イーデンス"役の トム・ウィルキンソンをはじめ、脇を固めるキャストの面々も派手さはなく渋目ではありますが、存在感ある見応えあるしっかりした演技を見せてくれていると思います。オープニングで「MICHAEL CLAYTON」と原題が映し出されたのを目にしたときは、思わずマイケル・クライトンの原作か監督作品なのかしらと思ったりしてしまいましたが、本作は「マイケル・クレイトン」ですし、マイケル・クライトンの綴りはMichael Crichtonでした...。
観返して、そしてロバート・レッドフォードら製作、スティーヴン・ザイリアン監督/脚本、ジョン・トラヴォルタ主演のドラマ映画「シビル・アクション」や、これまたスティーヴン・ソダーバーグ監督、ジュリア・ロバーツ主演の正式な法律教育を受けていないにも関わらず、1993年にカリフォルニア州の大手企業PG&Eを相手取って訴訟を起こし、3億ドルの和解金を勝ち取った実在の人物、"エリン・ブロコビッチ"の活躍を描いたヒューマン・ドラマ映画「エリン・ブロコビッチ」なぞの環境汚染訴訟がらみの作品を思い出しながら観てみるのも良いやも知れません。

ところで「エリン・ブロコビッチ」といえば、大手企業の工場が垂れ流しにしている有害物質に汚染された工業廃水による病に冒され苦しみ、企業に対して集団訴訟を起こす原告住民の代表的存在で、ジュリア・ロバーツ演じる弁護士事務所のアシスタント、"エリン・ブロコビッチ”に堅い信頼を寄せる主婦、"ドナ"を演じているのがTVクライム・サスペンスドラマ『CSI:科学捜査班』シリーズでラスベガス市警科学捜査班(CSI)夜番捜査官の一人、"キャサリン・ウィロウズ"を演じるマージ・ヘルゲンバーガーというのは、今にして思えば皮肉な綾のようなものを感じる気がして面白かったりもします。マージ・ヘルゲンバーガーは、スティーヴン・セガール製作/主演、フェリックス・エンリケス・アルカラ監督のアクション映画作品「沈黙の断崖」で、セガール扮する米国環境保護庁EPAの捜査官、"ジャック・タガート"がリチャード・メイサー扮する親友の捜査官、"フィル・プラット"の死をきっかけに有毒廃棄物の不法投棄事件を潜入捜査するケンタッキー州東部の町で、"タガート"と親しくなり、捜査に協力する幼い頃に銃が暴発して父親を死なせてしまった悲劇的な過去により、父親殺しの汚名を着せられ、住民達から除け者にされている女性、"サラ・ケロッグ"を演じています。因にフェリックス・エンリケス・アルカラは、この作品の後、『CSI:3 科学捜査班』の監督を務めています。

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時効事案も含めて未解決事件が一つでも多く早期の解決を見ることを望むものです。

今にはじまったことではないながら、どうもまた携帯電話の調子が絶不調に陥っています...どうしたものか...とりあえずドコモショップで見てもらおうかしら...。
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2009年03月17日

米議会公聴会(の片隅)の(ある)風景

米議会で開催されている公聴会の模様をテレビのニュース映像なぞで目にすることがあります。最近では世界中を未曾有の経済危機に陥れるきっかけとなったサブプライム住宅ローン問題を背景にした金融危機の問題をはじめ、重要な案件について、意見が聴取されていますが、たまに公述人にカメラを向けている報道関係者たちが、仕事柄なのか、それとも米国らしいといえばそうなのやも知れませんが、これがかなりラフな格好をしていたり、やむを得ないのやも知れませんが、床に脚を投げ出して座っていたりと、かなりリラックスした感じでカメラを構えている姿がチラリと画面に映されるのを目にすると、スーツをビシっと決めるなどして真剣に白熱した質疑応答を繰り広げている議長、委員と公述人や真剣に質疑を傍聴している傍聴人との対比のアンバランスが面白く感じられることがあったりします。
ただそれだけなのですが...。

時効事案も含めて未解決事件が一つでも多く早期の解決を見ることを望むものです。
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ロン・シルヴァー逝く

以前の投稿記事で取り上げています女流監督のキャスリン・ビグロー監督/脚本、オリヴァー・ストーンら製作、ジェイミー・リー・カーティス主演のバイオレンスサイコサスペンス映画作品「ブルースチール」でのとある事件を切っ掛けに強さの象徴と崇め妄信する銃の暴力に魅入られ、ジェイミー・リー・カーティス扮する女性警官、"メーガン・ターナー"に執着し執拗に付きまとう質の悪い倒錯無差別殺人犯のストーカー、"ユージン・ハント"役を何かに取り憑かれたような鬼気迫る迫真の演技で、何とも嫌らしく不気味で不快極まりなく怪演したのも印象的な個性派俳優のロン・シルヴァーが去る3月15日に2年間の闘病の末、食道癌のためニューヨーク市内で亡くなられたとのことです。享年62歳とのことです。ここに心よりご冥福をお祈りいたします。
学生時代にユニークな経歴(学歴)の経歴を持つ彼は、政治活動家としても熱心に活動していたとのことです。

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2009年03月16日

「沈黙の報復/RENEGADE JUSTICE/URBAN JUSTICE」

「沈黙の報復/RENEGADE JUSTICE/URBAN JUSTICE」
2007年製作 米国
監督/撮影:ドン・E・ファンルロイ 製作/出演:スティーヴン・セガール 製作総指揮:フィリップ・B・フォールドファイン、トレイシー・スタンリー=ニューウェル 脚本:ギルマーフォーティス二世 プロダクションデザイン:カーミ・ギャロ 編集:スコット・コンラッド 音楽:ピーター・マイズナー 音楽スーパーバイザー:マイケル・ロイド
出演:ドン・E・ファンルロイ、カーク・B・R・ウォーラー、リーズル・カーステンス、カルメン・セラーノ、カルメン・セラーノ、ダニー・トレホ

スティーヴン・セガールファンとしては。インパクトに薄い気はするものの、最近の彼の主演映画作品では、見応えのある作品に感じます。何というか、ある種趣のようなものを感じる気がします。
お話や設定は、有り体といえば有り体ですし、構成や展開もどうなのかと思わせられるところも見受けられますが、それはそれとして、ともかくスティーヴン・セガール主演作ということからすれば、それらはさして気になるものでもありません。とはいえ、そんなことはいってられないとはいっても、無下な殺生や短兵急に事を運び過ぎるのは流石にどうかと...あの血しぶきの量の多さもどうかと思わなくなかったりもしますし...ラストも哀しく切ない気がしてやや釈然としなくなかったりもしますが...。
スティーヴン・セガール主演作にしては、全体的に派手さやハッタリはなく、抑えめで締まったしっかりめな作りをして感じられますし、真骨頂で魅力の格闘シーンも、キレこそなく、セガール拳(というか蹴り)炸裂とまではいかないやも知れませんが、まずまずの気迫、迫力、凄み、闘気、怒気、威圧感や痛み、そうそして拳骨な感じが感じられます。もう一つの真骨頂で魅力とも感じられる有無を言わさぬ強固なキャラクターの存在感、(極端で無茶な)言動や信条も健在ですが、本作でのそれはやや感情移入し難いところがあります。映像は監督が撮影監督出身ということもあってか、スタイリッシュに洗練されたという風ではないですが、作品に合った中々それっぽい雰囲気や空気感を醸して感じられます。映像描写・表現や映像演出には斬新さは感じられませんが、面白味は感じなくもない気もしたりします。
エディ・グリフィン扮するロサンジェルスのイースト・サイド団なるギャング団のボス、"アーマンド・タッカーの命を受け、コリー・ハート{カナダ人歌手のコリー・ハート/Corey Hartとは全くの別人です。因に歌手のコリー・ハートはロバート・ゼメキス監督/脚本のSFコメディ映画作品「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でマイケル・J・フォックスが演じている主人公の青年、"マーティ・マクフライ"役のオファーを受けるも、辞退しています}扮する息子でロス市警本署風俗課の警察官、"マックス"を射殺した犯人を突き止め復讐せんとするスティーヴン・セガール演じる謎の過去を持つ情念の亡霊とでもいう父親の"サイモン・バリスター"を殺害せんとカーチェイスを繰り広げるT・J・ジョーンズとサム・プリーザント演じるアーマンドの手下、"アイザイア"と"レジー"の車中での会話をはじめ、台詞なぞそこここに遊び心や面白味を感じます。

スティーヴン・セガールは頭髪の剛毛加減は相変らずながら、昨今の主演作ではお馴染みのいつでもどこでもロングの革のコートを身にまとった暑苦しい出で立ちから、Tシャツ姿なぞも披露するなどややラフな出で立ちで、面立ちも心なしか精悍さを取り戻した気がします。
少しでも減量をして、頑張って少しでもまた走る姿を披露して欲しいものです。

"マックス"射殺事件の捜査担当者、メトロポリタン署の"フランク・ショウ"刑事を演じているカーク・B・R・ウォーラーやイースト・サイド団と敵対するメキシカンギャング団、ハイド・パーク団のボス、"エル・チヴォ"に扮するダニー・トレホをはじめ、脇を固めるキャストの面々も味と癖があるしっかりした演技と存在感で作品を支えていると思います。"マックス"を演じているコリー・ハートは冒頭短時間しか出演していませんが、中々の男前で役柄に合って好感の持てる中々見所ある演技と存在感をした俳優さんに見受けられる気がします。

報復は報復を生む...が...果たさずには...何のためでもなく...ただ、報復のため...熱く哀しく切ない...が...虚しいかどうかは...。
何か良くわからない...。

本作もセガール人気が根強い日本でこそ劇場公開されていますが、本国米国をはじめその他各国ではビデオストレート作品とのことで、劇場公開はされていないようです。

本作と同時に近所のビデオレンタル店でDVDを借りて観たスティーヴン・セガール製作/脚本/主演、ミヒャエル・ケウシュ監督によるSFアクション・サスペンス・ホラー映画作品「沈黙の激突」は、スティーヴン・セガールファンの私としても流石におすすめする気には余りなれません...。

またしても取り留めのない記事となってしまいました。

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2009年03月14日

『YOKOSUKA NAVY BURGER/ヨコスカネイビーバーガー』

私の地元横須賀市では1999年から『カレーの街よこすか』をキャッチフレーズに掲げ、旧日本海軍から海上自衛隊へと脈々と受け継がれている伝統的な調理法を用いた『よこすか海軍カレー』をグルメブランドに街おこしをしていますが、その10周年を迎えた昨年11月から、今度は基地を置く米海軍から提供された伝統的なレシピを基にした『YOKOSUKA NAVY BURGER/ヨコスカネイビーバーガー』というローカルバーガーを新たな街おこしのグルメブランドとしてプロデュースして展開しているのをつい先頃知りました...もしかしたら、以前にF氏に話しを聞いていたやも知れませんが...。当初は基地周辺の4店舗のみで販売されていましたが、今月から認定店舗が10店舗に増えて、それぞれの店舗でオリジナルの『ネイビーバーガー』が味わえるとのことです。今度何れかのお店で食してみたいと思います。何れも結構ヴォリュームありそうです。因に私は『よこすか海軍カレー』をお店で食べたのは一度きりで、基地の前ドブ板通り商店街にある『味処 ぼんち』です。(株)調味商事レトルトカレーはたまに口にします。中々イケる味と思います。
ハンバーガーといえば、元ニューヨーク市警刑事ロバート・デイリーの同名小説をマイケル・チミノが監督と脚本を手掛けて映画化した犯罪ドラマ作品「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」で、ミッキー・ローク扮するニューヨークのチャイナタウンに暗躍する裏組織壊滅に執念を燃やす元ベトナム帰還兵の型破りなNY市警刑事、"スタンリー・ホワイト"とレナード・テルモ演じる部下で相棒の"リゾ"が、ジョン・ローン扮するチャイナタウンをえげつない仕方で牛耳る新勢力のチャイニーズマフィアの若きリーダー、"ジョーイ・タイ"の盗聴した客家(ハッカ)語(漢民族から分枝した特徴的な民族の一つである客家人が使用する中国語の方言)による電話通話(会話)内容の翻訳・通訳を依頼している尼僧を表敬訪問した際に"スタン"が矍鑠たる老齢の尼僧がクッキーなのか、質素な食べ物を口にしているのを目にして、もっと栄養のあるものを食ったらと勧めつつ、"リゾ"と二人で口の周りを恐らくマヨネーズまみれにして頬張る差し入れに持参した白い紙包みに包まれたハンバーガーが未だにとても印象に残っています。老尼僧を演じているファビア・ドレイクと連れ合いの尼僧を演じているティサ・チャンの二人とも可愛らしくてイイ味を出していると思います。レナード・テルモの下品で意地汚気なハンバーガーの食べっぷりも印象的だったりします。
白髪まじりの髪を無造作にオールバックにしたミッキー・ロークがとにかくカッコイイです。チャイニーズマフィア壊滅に利用しようと接近して来た"スタンリー"に協力し、...恋仲となるチャイナタウンの(裏)社会の実情を報道しようとしている中国系TVレポーターの"トレーシー"を演じている日系ハーフのアリアンヌは青木さやかさんにチョッピリ似て映る気がしたりします。デヴィッド・マンスフィールドによる哀愁を漂わせた美しい旋律の音楽も素敵に哀しく作品を盛り上げているやに感じます。

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2009年03月08日

「秒速5センチメートル」のテレビ放映時間誤りの訂正とお詫び

先日投稿しましたの「秒速5センチメートル」{テレビ(BSアナログ)放映情報}の記事で放映時間を誤って午前9時41分〜10時44分と記してしまいましたが、正しくは午後9時41分〜10時44分です。念のため番組ホームページ(『NHK BSオンライン』)にて放映時間をお確かめ下さい。誤った情報を掲載してしまい、大変申し訳ありませんでした。訂正の上、謹んでお詫び申し上げます。

秋原正俊監督が夢野久作さんの同名小説を畑野ひろ子さん主演で映画化したミステリ・サスペンス作品「二重心臓」と、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)さんの小説『伊藤則資の話』をモチーフに、温水洋一さん主演で映画化したファンタジードラマ作品「伊藤の話」にはまた魅せられてしまいました。濃くと深みが増して感じられる秋原監督独特の、透明感があって、淑やかで上品なセンスが感じられる演出、映像とその描写・表現が織りなす不思議で微妙でデリケートな趣、雰囲気やテンションとそして体感しているかのように感じられる空気感をした(魅惑的な)魅力に益々惹かれて飽きません。作品全体にも濃くと深みが増して、そして重厚ささえ加味されて感じられる気がします。落合雪恵さんによる脚本と編集にも妙を感じます。

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2009年03月01日

「ジャケット」{テレビ(地上波)放映情報}

来る3月7日(土)の深夜26:10〜28:12{8日(日)午前2:10〜4:12}にTBSの『ダイヤモンドシアター』にて、以前の投稿記事で取り上げていますエンディングで流れるパンク界のゴッドファーザー、イギー・ポップが歌うところの(オリジナルはジャズ界の伝説、ルイ・アームストロングが歌う)私の最も好きな映画作品の一本であるピーター・ハント監督が監督を手掛け、ジョージ・レーゼンビーが2代目ジェームズ・ボンドとして唯一登場したシリーズ第6作の「女王陛下の007」の主題歌(挿入歌)でもある『愛はすべてを越えて/WE HAVE ALL THE TIME IN THE WORLD』は卒倒してしまうくらい素敵で痺れ、堪らず感涙してしまうジョン・メイバリー監督、エイドリアン・ブロディ主演、キーラ・ナイトレイ、クリス・クリストファーソン、ジェニファー・ジェイソン・リー、ケリー・リンチ、ブラッド・レンフローや、そしてダニエル・クレイグと中々豪華なキャスト共演のサスペンス・ロマンス・ドラマ映画作品「ジャケット」が放映されます。
スリリングで寒々としたトーンをした哀しくも温かく、清々しささえ感じるファンタジックで、異色な感じがする作品です。
観た際に風邪気味だったことが感想や評価に多少なりとも影響しているやも知れませんが、私が一昨年に観た映画作品の中で、投稿記事で取り上げている中で特に印象に残ったというか、私にしては珍しく苦心することもなく自然に記事を書くことが出来た作品の一本でもあります。

因に音楽を担当しているのは、"いーの、いーの、ブライアン・イーノ!”のブライアン・イーノです。

生を尊び、讃歌した至極のファンタジーロマンスドラマとの印象ですが(不条理の中に呑み込まれて深まる情、強まる想いと願い)、何かを仄めかされている気もします...。

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「秒速5センチメートル」{テレビ(BSアナログ)放映情報}

来る3月9日(月)の午前9時41分〜10時44分にNHK-BS2の『アニメ映画劇場 』にて、以前の投稿記事で取り上げています新海誠監督/原作/脚本の青春ロマンスドラマアニメ映画作品「秒速5センチメートル」が放映されます。
以前の記事からの抜粋になりますが、忘れてしまいそうで忘れられない、忘れてしまわなそうで忘れてしまったりするというような感覚・感情...人を思・想って涙を流す...、気持ちと気持ちの思い出・記憶、淋しさ、懐かしさ、惨めさ、哀しさ、不安や苛立の先にある安堵のようなものなぞが、山崎まさよしさんが歌う本作のために書き下ろされたかのように、その世界観・作品感にとてもマッチして思える主題歌の『One more time, One more night』と新海監督作品ではお馴染みの天門さんの音楽に乗せて、新海誠監督独特のセンスによる美しい映像とその描写・表現、特に(何でもないような)風景の捉え方、切り取り方、加工の仕方による映像情景描写、そしてそれが織りなす世界観・作品感によって時間、過去と現在との微妙なクロスオーバーと離れ離れの距離による関係・思・想いの変化、不変と喪失・消失なぞによって描き綴られていて、観ているこちらが経験したものとも、抱いている心象とも異なっていたとしても、ノスタルジーとシンパシーを覚えて、どうしようもなく心の琴線に触れ揺さぶられてしまい、涙がポロポロと頬をつたいます。
もどかしいというかいじましくも感じられますが、それだけに切ない美しさを感じるのやも知れません...どうでもいいような、大切な...。
以前の山崎まさよしで取り上げています柊あおいさんの同名漫画宮崎駿さんが製作プロデュース、脚本と絵コンテを手掛けて、近藤喜文監督が映画化した青春アニメ作品「耳をすませば」を観るときと同じような感覚(フィクショナルな、憧憬的な郷愁感のようなものなぞ)を覚える気がします。
マスターピースというのではないやに思いますが、こうした映画作品を(新海誠監督独自の感性と表現をもって)作ってくれて何だか嬉しい気がします。斬新というのでもない気はしますが、興味深いテーマと構成・見せ方をした新鮮さを感じる作品です。大林宣彦監督映画作品に通じるようなテーマをしてるような気がしたりもします。
本作放映前の午前9時〜9時41分には同じNHK-BS2の『アニメ映画劇場 』にて、大友克洋さんの短編漫画『SOS大東京探検隊』を大友克洋監督/原案/脚本のアドベンチャーアニメ映画作品「スチームボーイ STEAMBOY」で演出を手掛けている高木真司監督が、以前の投稿記事で取り上げています今敏監督/原案のサスペンスアニメ映画作品「千年女優」の脚本も手掛けている村井さだゆきさん脚本でアニメ映画化したファミリー・アドベンチャー作品「新SOS大東京探検隊」が放映されます。こちらは未見ですので、ビデオにエアチェックして観てみたいと思います。

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2009年02月24日

「プレイス・イン・ザ・ハート」{テレビ(BSアナログ)放映情報}

来る3月4日(水)の午後9:00〜10:52にNHK-BS2の『衛星映画劇場』にて、『アカデミー賞受賞作品特集』として、ロバート・ベントン監督/脚本、サリー・フィールド主演、ダニー・グローヴァーやジョン・マルコヴィッチら共演のドラマ映画作品「プレイス・イン・ザ・ハート」が放映されます。
今はなき八重洲スター座で本作を初めて観たときは感涙に目頭を熱くし、涙でスクリーンが霞みました。以来何度か観ているのですが、その度に感涙に目頭を熱くしています。ラストのカーテンコールまで素敵で心温まる作品と思います。
1935年の米国はテキサスで、ある日突然レイ・ベイカー扮する保安官である夫、"ロイス・スポルディング"をデヴロー・ホワイト演じる酒によ酔った黒人少年、"ワイリー"に誤って射殺されてしまい、突如一家の主としてヤンクトン・ハットンとジェニー・ジェームズ扮する幼い二人の子供、"フランク"と"ポッサム"と家を守るため、家の借金返済と生活を支えるべく、ある日仕事を求めに現れたダニー・グローヴァー演じる黒人青年の"モーゼス"の助言により、彼を雇って家の前の畑で綿花の栽培に奮闘することとなるか弱くもひたむきで健気で誠実で、優しく芯が強い未亡人、専業主婦で'ザ・母'という風に言っても過言でないやにも感じられる母親の"エドナ"を好演しているサリー・フィールドはもとより、脇を固めるグローヴァーや"スポルディング"家に下宿することとなる頑に心を閉ざした盲目の青年、"ウィル"役のジョン・マルコヴィッチなぞが見応えのある素敵な演技と存在感を魅せてくれていると思います。ジェニー・ジェームズの可憐な愛らしさや冒頭の"スポルディング"家の朝食のシーンで食卓に並べられたビスケット(スコーン)のようなパンやフライドチキンが美味しそうで、印象的だったりします。本作と同年に製作されて、前年に日本で劇場公開された私の青春の一本であるウォルター・ヒル監督/脚本、マイケル・パレ主演の青春アクション映画作品「ストリート・オブ・ファイヤー」で、ウィレム・デフォー演じる"レイヴィン"に率いられたストリートギャング、"ボンバーズ"に連れ去られたダイアン・レイン扮する高架線と路地裏の多い街、リッチモンドのロック・クイーン、"エレン・エイム"を救出すべく街に戻ったマイケル・パレ演じる"エレン"のかつての恋人、"トム・コーディ"と意気投合し、手助けをする元陸軍の車輛係をしていた女兵士、"マッコイ"を演じているエイミー・マディガンが、リンゼイ・クルーズ演じる"エドナ"の姉の"マーガレット・Lomax"の夫、エド・ハリス扮する"ウエイン"の親友、テリー・オクィン演じる"バディー・カーシー."の妻で、不倫相手の"ヴィオラ"を演じているのには、その演技はさておき、どうしても些か違和感を感じてしまいます。
当時の米国南部の厳しい時代背景と、そし過去から現在に至る忌まわしい歴史のバックグランドと共に、母親の、女性の、人間のバイタリティー、家族愛、人間愛、人生の悲喜、苦楽、禍福や機微、そして何というか削ぎ落とされたような懸命で真摯でピュアな心と生をひしひしと感じる気がします。バラック・オバマ上院議員が米国政治史上初のアフリカ系大統領に就任した今日、そしてさらにはその就任演説を聞くに今またあらためて観てみると感じるところ大きい、多い気もしたりします。

祈り...祈りし者の心と生...。

本作は1984年、第57回米アカデミー賞で作品賞を含む計7部門にノミネートされ、サリー・フィールドが主演女優賞をロバート・ベントンが脚本賞を受賞しています。

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2009年02月22日

tarrie woo Ceramics with Beauties of Nature
---参加企画展『ひなあそび展』のご案内---

お気に入りリンクで紹介しております『tarrie woo Ceramics with Beauties of Nature』のご主が来週2月27日の金曜日から来月3月9日の月曜日まで、千葉県は千葉市中央区にある『カフェ&ギャラリー呂久呂 space * kaon (1F)』にて開催されます企画展『ひなあそび展』に染付の器や、アクセサリー作家さんとの初コラボ作品などを出品されるとのことです。
ご興味おありの方は、是非足を運んでみてください。3月4日の水曜日は定休日でお休みとのことです。
先頃、新しいすまいにお引越をされた『tarrie woo Ceramics with Beauties of Nature』も宜しければお立ち寄りになってみてください。店番猫の”つくし”さんとご店主があたたかく迎えてくれると思います。より見やすいレイアウト、よりお買物をしやすい、そしてより楽しめる作りのサイトにリニューアルされています。新たなURLはhttp://tarriewoo.petit.ccに、メールアドレスはtarriewoo@dau.petit.ccとなっています。

+info+
カフェ&ギャラリー呂久呂
陶芸ギャラリー呂久呂(3F)/カフェ呂久呂(1F)/space * kaon(1F)
〒260-0013 千葉現千葉市中央区中央3-4-10
電話:043-224-5251 FAX:043-224-5272
open:10:30-20:00 日祝日 10:30-19:30(定休日 水曜日)
Mail:info@caferokuro.com
acsess:京成千葉中央駅より徒歩3分、JR千葉駅より徒歩10分
posted by ウォルター at 15:07| ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | ご案内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする